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創立140年を超える地域密着型の伝統校/八王子市立第一小学校 校長 金井尚志先生

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八王子市立第一小学校
校長 金井尚志先生

創立140年を超える地域密着型の伝統校。
数々の取り組みのもと、地域で子どもたちを育む。

甲州街道・横山町交差点の北側に位置し、甲州街道と浅川に挟まれた市街地の多くを学区に含む「八王子市立第一小学校」は、2012(平成24)年に140周年の節目を迎えた、八王子市内でもっとも古い小学校のひとつ。地域との関わりが特に深い学校としても知られ、近年は商工会議所と連携したさまざまな取り組が注目を集めている。今回は校長の金井尚志先生を訪ね、お話をうかがった。

まず、学校の概要についてお聞かせください。

八王子市立八王子第一小学校

本校は2013(平成25)年で141周年になる学校でして、八王子市内で最も古い小学校のひとつです。学制が敷かれた後、すぐ開校したということですね。それ以前からも、学校前にある「八幡八雲神社」の寺子屋として「横山学舎」というものがありまして、そこに始まっています。

 

 

2014(平成26)年1月現在で410名の児童が在籍しておりまして、児童数はここ数年、大きく変わっていません。学区は北が浅川、南が甲州街道、西が国道16号、東が駅前通りに囲まれた範囲となります。 児童の中には、親御さんも含めて3世代、4世代にわたって通われているという方も沢山いらっしゃいますので、「地域に根づいた学校」という点が特徴かと思います。

教育目標と、目標に向けた実践例についてお聞かせください。

八王子市立八王子第一小学校

教育目標としては「健康な子」「進んで学ぶ子」「心豊かな子」ということを掲げていまして、それに加えて、「地域で育ち、地域で生きる子の育成」という点も重視しています。

八王子市立第一小学校

「健康」については、朝に体育集会という形で行ったり、縄跳びや持久走についても、積極的に取り組んでおります。運動会ももちろん大きな行事ですが、2月にも、「持久走記録会」というものがありまして、浅川の土手で記録会をしています。

八王子市立第一小学校

ほかには、「さわやかカレンダー」というものがありまして、これは、毎日の手洗い、歯磨き、朝ごはんなどの生活習慣を、期間を決めてチェックしてみようという取り組みでして、子どもたちはもちろん、保護者の方にもご協力をいただいているという状況です。

八王子市立八王子第一小学校

「心豊かな子」という点については、ひとつは、毎週の校長講話の中で、子どもたちの心の成長をうながすような講話を意識してしておりますし、ユニークなものとしては、各教室に「あったかことばの木」というものを作っています。

これは各教室の掲示板等に模造紙を貼って作っているものですが、子どもたちが「あの子が言った言葉が心に響いたな」と思ったら、その言葉を自分で書いて、「木」に貼っていくんですね。

「地域で育つ子」という点では、どのような取り組みがあるのでしょうか。

八王子市立八王子第一小学校

「地域との関わり」というのは、本校の大きな特徴のひとつになっているものですが、「地域と一緒に何かをする」というよりも、「子どもたちが地域に出て行く」ということでやっておりまして、そこに地域の方が関わって下さるという形が多いです。

八王子市立第一小学校

面白いものですと、最近、新聞にも紹介していただいた「キッズショップ」という事業がありまして、これは地域の商工会議所との連携の中で行っているものです。6年生の活動になりますが、子どもたちがどんな「お店」を出したいかを話し合って、それについて、自分たちで事業計画を考えて、商工会議所から実際にお金、現金を借りてくるんですね。

八王子市立第一小学校

これを元手に、地域のお店から商品を仕入れて、販売して、利子と一緒に返却して、利益が出ればその使い道について、子どもたちでまた話し合うというものでして、まさに「商売」そのものを体験するわけです。これは商業がさかんな八王子らしい、ユニークな取り組みかと思います。

八王子市立第一小学校

この「キッズショップ」は2005(平成17)年度からスタートしたもので、本校から商工会議所に話を持ち込んで始まったものなんですが、商工会議所の方にも本校の卒業生が多いものですから、スムーズに話が進んだそうです。

 

 

本当のお金を借りて、利子を付けて返すという体験ができる学校というのは、ほかにはまずないと思います。毎年すぐに完売してしまうお店がほとんどですから、後半に保護者の方が買える時間というのも設けているんですが、「売り切れてしまって買えなかった」という声も沢山聞きます。たまたま通りがかった通行人の方が、お金を払って買ってくださるんです。

街中にある花壇についても、「八王子市立第一小学校」の子どもたちが管理しているそうですね。

八王子市立八王子第一小学校

駅前通りから甲州街道までの間に「シンボルロード」という道がありまして、そこの花壇を、本校の5年生が花を植え、管理をしています。水やりについても、子どもたちが花壇の近くのお店に水をもらいに行って、水をやっています。夏休みなどにはお店の方が代わりにやってくださったりもしていますね。これも、商工会議所の中にある「ファッション都市協議会」との関わりでやっているものです。

八王子市立八王子第一小学校

また、シンボルロードと甲州街道が交わったところに銅像があるんですが、その下の花壇については、4年生が同様に管理をしていまして、こちらは、国道事務所との関わりで行っているものになります。3年生については、学校の前に花の鉢植えを飾りまして、近隣の方に喜んでいただいています。

歴史ある学校ならではの「伝統」があれば教えてください。

八王子市立八王子第一小学校

ひとつとしては、『あかごま』という毎年出している文集がありますね。こちらは2014(平成26)年で63号になる文集なのですが、全員の作文が載りますので、6年間で6回掲載されることになります。毎年、子どもたち全員に配っているものですね。

校長室には第3号からあるんですが、3年に1回、学校行事の「展覧会」の時には歴代の『あかごま』を並べて、手にとってもらえるように展示しますので、子どもと一緒に来た保護者の方が、「これ、お父さんが書いたんだよ」なんて指したりするんですね。これは何とも印象的な光景でした。

八王子市立八王子第一小学校

あとは、「一小音頭」というものがありまして、これは運動会などで、全校の児童はもちろん、保護者も交えて踊るものとなっています。来てくださった保護者の方も、地域の方も、みなさん踊れるんです。それだけ地域に密着している学校なのだと思います。

職員全員で共有しているポリシー、校長先生が目指している将来の学校像について教えてください。

八王子市立八王子第一小学校

学校の経営方針としましては、私がこの学校にいる間は「安心、安全な学校づくり」ということをテーマにしたいと思っています。これはハードな面だけではなくて、ソフトの面でも、という意味でして、子どもたち、教職員、保護者、地域、みんなが「安心・安全な学校だね」と思えるような“学校づくり”をしてほしいと、職員には絶えず言うようにしています。

また、「子どもたちにきちんと学力を身につけさせる」ということが、学校の大きな役割ですから、「そのためには何をすれば良いのか」ということを、教員がそれぞれ考えながらやってほしい、ということも言っています。

最後に、この地域の魅力についてお聞かせください。

陵南公園

本校の学区内というのは、旧くからお住まいの方々と、新しく来られた方々が混在をしている地域でして、昔から地域と学校との関わりが非常に強いですから、「安心して預けられる学校がある」という点は、ひとつ大きな魅力かなと思います。

環境の面では、都心から近い割には自然環境に恵まれていますし、公園も多くありますし、交通の便も良いですし、子育てにはとても向いている場所かと思います。あと、時間の流れがとてもゆったりとしていますよね。都心とは全然違う時間の流れがあります。それが一番の魅力なのかもしれません。

八王子市立八王子第一小学校

今回、話を聞いた人

八王子市立八王子第一小学校
校長 金井尚志 先生

住所:東京都八王子市元横山町2-14-3
電話番号:042-642-0851
URL:http://hachioji-school.ed.jp/dai1e/

※記事内容は2014(平成26)年2月時点の情報です。

創立140年を超える地域密着型の伝統校/八王子市立第一小学校 校長 金井尚志先生
所在地:東京都八王子市元横山町2-14-3
電話番号:042-642-0851
http://hachioji-school.ed.jp/dai1e/


時代に寄り添う商店街を作る 八王子を見守り続けてきた「荒井呉服店」/荒井呉服店 常務取締役 橋本孝さん

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荒井呉服店 常務取締役
橋本孝さん

時代に寄り添う商店街を作る
八王子を見守り続けてきた「荒井呉服店」

八王子市・甲州街道沿いにある老舗の呉服屋「荒井呉服店」は、街道沿いに連なる老舗の中でもひときわ歴史の深い店のひとつ。八王子界隈に住む多くの人々がここで人生の節目に呉服を買い求め、晴れの日に彩りを添えてきた。また、いっぽうでは「ユーミン」こと松任谷由実さんのご実家としても有名な店である。

今回はここ「荒井呉服店」の常務を務めながら、店の入り口で日々お客さんに接し続けている、橋本孝さんにお話をうかがった。

「荒井呉服店」さんは商店街の中でもひときわ歴史の長いお店とお聞きしましたが、商店街の歴史、お店の歴史について教えてください。

荒井呉服店インタビュー

私がこのお店に入ったのはもう60年近くも前のことですが、その頃は駅前に今のような街並みはなくて、街道筋のこの辺りが、街の中心になっていたんですよ。歴史的には大久保長安さん江戸時代に街を開いたということで、400年ほどの歴史があるそうなんですね。

八王子宿の中には横山宿、八日市宿、八幡宿というものがあったそうでして、そのうち横山宿と八日市宿が商店街に成長して、当時から「八王子に来れば何でも揃う」ということで、近在の方々でにぎわっていたということです。荒井呉服店が創業したのは1914(大正3)年ですので、すでに100年以上もこの場所で呉服店を続けております。

荒井呉服店インタビュー

1931(昭和20)年の八王子空襲で、商店街もほとんどが焼けてしまいましたが、戦後はいち早く復興しまして、私もこのすぐそばに住んでいましたが、いちばん最初に「八日町商店街」が復活しましたね。その中でも「荒井呉服店」は最初に営業を再開したそうです。それから、1950(昭和25)~1951(昭和26)年ぐらいからでしょうか、大規模な区画整理が始まりまして。店の前の歩道が5メートルの立派な歩道になったんですよ。工事は1953(昭和28)年に完成して、いまの商店街の原型になっています。

橋本常務は「八日町商店街」の代表理事をされており、市内の数々の商店街のとりまとめもなさっているそうですが、最近の商店街の動向についてお教えください。

荒井呉服店インタビュー

八王子には合計で15の商店街がありますが、やはり、ここ数年はだんだんと元気がなくなってきてしまっているんです。「後継者がいないためにやむなく」と言われる方も多いのですが、私はそれはちょっと違うと思うんですね。商店街に魅力がなくなってきてしまったから、「親のやっている店を継ぎたくない」っていう子どもさんが増えてきたのだと思います。

そこで私どもはこういうのを何とかしなきゃと思いまして、2012(平成24)年の7月に一般社団法人「まちづくり八王子」というものを立ち上げました。これは市内の14の商店街のうち9つの商店街が集まりまして、一緒に商店街を盛り上げていこうというものです。今後は残りの5つの商店街にも参加してもらえればと思っています。

荒井呉服店インタビュー

「まちづくり八王子」では、まず「空き店舗対策」というものをやっています。この中では八王子市の産業政策部の方の協力も得まして、空き店舗への出店店舗に対して、内装工事の補助金を出してもらえることになるなど、成果を上げ始めています。今年の4月には、早速その成果で生まれた1店舗目が開店しました。大正琴の教室ということでしたね。

そもそも商店街というものは、「人が集まる場所」があればいいわけで、必ずしも物販でなければいけない、というわけじゃないんですよ。店舗を空けておくことがもったいないわけですから、とにかく店を開いて、人を集めてもらうことが良いことなんです。「まちづくり八王子」では2013(平成25)年から専従のスタッフを入れましたので、これからより一層活動していきますし、街づくりにもいろんな形で関わっていきたいと思います。

「まちづくり八王子」の活動で、将来的に街はどのように変わっていくのでしょう?

荒井呉服店インタビュー

これからは専従スタッフが活動しますので、個人のお店もいろんなアドバイスをいただきながら、時代に見合ったお店に変わっていけると思います。商店街というのは店の数を減らさないようにしなきゃいけないんですが、立場が近いと、たとえ私が代表理事であっても、人の店の経営には口出ししにくいんですよ。

それが「まちづくり八王子」の立場からであれば、たとえば「ここは改装したほうがいいんじゃないか」とか、「こういう風にすれば負担が少なくなる」などと、的確なアドバイスができるんですね。古い商店街にはそういった外部からの刺激が必要だと思っていまして、八王子はいま、これをやり始めているところです。

商店街に幾つものマンションが建つような時代になりましたが、商店街としてはどのように関わっていきたいと思われますか?

荒井呉服店インタビュー

そうですね、私個人としては、マンションを作ることに反対はしていないんですよ。人がいなければ物は売れませんから、新しいマンションの住人の方も大切なお客様です。まず、この八日町を選んで住んでくださるってことが、何よりも嬉しいですよね。

今後の商店街としては、「女性の方が沢山来てくれる街」を意識していきたいと思っています。商店街は昼間だけじゃないんです。夜も商店街なんです。だから夜、シャッターが閉まっていても、「明日ここの店に来たいな」と思えるようでなければいけないんです。
「八日町商店街」では、すでに防犯灯を設置しましたし、これから防犯カメラも付けようと思っています。女性が安心して通れる街、夜が安全な街にしていきたいですね。

「八日町商店街」のアピール、おすすめの店舗などがあればお教えください。

荒井呉服店インタビュー

八王子の商店街では、買わなくてもいいので、ぜひ気軽に店の中に入ってみてほしいですね。回ってもらえば1日かかってしまうくらいいろんな店がありますし、いろんな出会いがあると思います。歴史が古い店もたくさんありますし、個性的な店もたくさんあります。

食べ物だと、「伊勢屋」さんのお団子、「富士屋」さんのお惣菜なんかはおすすめですね。文具の「ヒノデン」さんもありますし、「イワイ」さんなんかは特殊な額縁屋さんで、オーダーメイドにも対応してくれますしね。そういうのは商店街にしか無いですよ。婦人服の「乙女屋」さんや、帽子屋さん、お茶屋さんなんかでも、百貨店でも扱ってない品を扱っていますし。この八日町ってところには、とにかくいろんな業種があるんです。百年以上の老舗もけっこうありまして、中でもいちばん古いのは「イゲタヤ」さんですかね。創業して200年以上になるかと思います。

荒井呉服店インタビュー

昔はお茶屋なんて世間話をするところでしたし、呉服屋なんてのはいろんな情報が集まってくるから、何でも聞きに来るお店だったらしいですね。「だれかいい嫁さんを紹介してほしい」とか。そういう商店街ならではの「身近さ」「親しみやすさ」も復活させたいですね。入ってくるときには笑顔でお迎えして、お店を出るときにも、買い物をしてもしなくても、笑顔でお送りする。それが次の来店につながりますし、商店街の将来にもつながると思っています。

「荒井呉服店」さんならではの特徴はどんなところでしょうか。どんな人に来てほしいですか?

荒井呉服店インタビュー

うちの場合は「ほかに無いものを置いてある」というのが特徴ですかね。「呉服関係で無いものはありません」というのがキャッチフレーズです。他の呉服屋さんに無いようなものも、うちに来てくれればきっとありますよ。値段も柄も幅広く揃えているので、初めての方でも気軽にいらしてください。

荒井呉服店インタビュー

もちろん接客も大切にしています。今はコンビニもスーパーもお客さんが選んで買う時代ですが、呉服の場合は今でもマンツーマンで接客して、選んで頂くわけですからね。「人」が良くなければ商売にはなりません。あとは、「お客さんに教わる」という姿勢も大事だと思います。お客さんには着物をよく知っている方がたくさんいらっしゃるわけですよ。着物を気軽に着ることができる環境があるのはやはり日本なので、どんどん着てみてほしいですね。

自治会との連携、地域のお祭りとのかかわりなどはありますか?

荒井呉服店インタビュー

地域との連携という意味では、やっぱり「八王子まつり」は大きいですね。関東の3大まつりのひとつですから。八日町にも「山車」(だし)があるんですよ。2001(平成13)年に5千万円を使って再建しましてね。

新しく来られた方にも、お祭りに是非参加してほしいですね。祭りに参加して山車を引くには「花」、つまりお金が必要なんですが、そんなに沢山じゃなくてもいいんです。だから、今より少しでも参加する人が増えてくれれば嬉しいですね。山車を引く人が増えたら、引く縄を伸ばせばいいんだけなんですから。あと、祭りに参加するには浴衣を着るんですが、八日町の浴衣はうちで仕立てたものだからいいものだと思いますよ。原価のままで売ってるから儲けはないんだけどね。

マンションにどんな人が住んでいるか分かることも、商店街の発展には必要なことなんだよね。だからマンションの方にはどんどん商店街を利用してもらって、仲良くなって、一緒に楽しみながら発展していきたいものですね。

最後に、八王子の魅力について教えてください

荒井呉服店インタビュー

私は60年近くこの町で仕事をしているけど、「楽しい町」だなって思いますよ。近くに高尾山もあるし、川も流れているし。電車の便がいいのはもちろん、公共交通がしっかりしている点もいいですね。若い方はもちろん、歳をとってもずっと、安心して暮らせる町だと思います。

荒井呉服店インタビュー

今回、話を聞いた人

荒井呉服店 常務取締役 橋本 孝さん

所在地:東京都八王子市八日町9-8
電話番号:042-625-5291
URL:http://www.araigohukuten.co.jp/

※記事内容は2013(平成25)年4月時点の情報です。

時代に寄り添う商店街を作る 八王子を見守り続けてきた「荒井呉服店」/荒井呉服店 常務取締役 橋本孝さん
所在地:東京都八王子市八日町9-8 
電話番号:042-625-5291
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日
http://www.araigohukuten.co.jp/

憩いの場を提供し続ける/ニコカフェ 店長 小宮継男さん

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ニコカフェ 店長 小宮継男さん

ママ友の癒しの場「ニコカフェ」
憩いの場を提供し続ける

「八王子」駅から徒歩2、3分という立地にあり、一部からは“ママ友の聖地”と言われるほどの評判を集めている「ニコカフェ」。もちろんここがそれほど噂となっているのは、子連れママの利用率が圧倒的に多いためだ。この店は、なぜ、このような人気を誇るまでになったのか。その理由を店主である小宮継男さんに伺った。

コンセプトは「子どもにやさしい八王子の癒しカフェ」ということですが、このような店を立ち上げられたきっかけをお聞かせください。

ニコカフェ

私はもともとサラリーマンを26年間やっていたのですが、その頃に、アメリカの友達が結婚するということで、夫婦でメキシコに招待されたんですね。メキシコには3週間くらい滞在したのですが、どこのレストランに行っても「キッズスペース」がありまして、妻とゆっくり楽しめたんですよ。それで「日本にこういうお店があれば、毎日通うよね」なんて話をしていまして、帰国してからも、「キッズスペースのある何らかのお店を開こう」と思っていたんです。

 

小宮さんはもともと子ども好きでいらっしゃったんですね。

ニコカフェ

はい、私、もともと上の子が産まれた時に、育児休職を取ったんですよ。ですから子どもに対する気持ちというのは強いと思うんです。今から10年くらい前のことですから、男性で育休を取る人は珍しかったんですけれど。いわゆる「イクメン」ってやつですかね。実はちょっと前までは保育園でも働いていまして、昼間に保育園、夜はここで働くという生活をしていました。もちろん店のスタッフもみな、子どもが大好きな人ばかりです。

ニコカフェ

この店をオープンしたのは6年前のことですが、私自身、若い頃からコーヒーもカクテルも好きだったんですね。二十数年前には私の父が渋谷で喫茶店をやっていまして、私は神田の会社から帰る途中でその店に寄って、店を手伝っていたんです。一応育児と喫茶店の経験がありますので、それが店に生かされているという感じですね。

お店の利用実態や、メニューの特長を教えてください。

ニコカフェ

ランチタイムはほぼお子様連れのお母様で埋まります。一方で、ディナータイムは予約のお客様が中心でして、女性同士の利用が多いでしょうか。昼も夜もほぼ女性とお子さんでして、大人の男女比だと9割5分は女性ですね。ベビーカーの方がいらっしゃれば、持ち上げのお手伝をさせていただいています。 メニューについては、パスタとピザがメインで、パスタは乾麺と生パスタの2種類をメニューによって使い分けています。ピザはハート型のものを出していますので、子どもたちにも「かわいい」と好評をいただいています。

ニコカフェ

新商品で「羽つきピザ」も提供する予定です。これは市内にある「GAMバル」というお店が作っていたものなんですが、そこと仲良くさせてもらっていて、「一緒に八王子のご当地メニューにしよう」ということで動いています。今は「GAMバル」「シネマクラブ」の2店舗で出しているんですが、「ニコカフェ」も近日中に市内で3軒目の「羽つきピザを食べられる店」になる予定です。

コーヒーについては、カプチーノやカフェラテなどの、いわゆるアレンジコーヒーに関しては、オリジナルのブレンドを発注して使っています。幾つかあるレギュラーコーヒーのうちでも、「ニコブレンド」ではこのオリジナルブレンドを使っています。アートカプチーノもやっていますよ。

ニコカフェ

お酒はビールとワインも多いですが、売りはカクテルですね。私自身もバーテンダースクールで勉強をして資格を取っていますので。カクテルでメニューにしているのは60種類くらいですが、ほかにも好みに応じて何でもお作りします。 サービスの面では、喜ばれているのはパーティーの「サプライズ」でしょうか。ウインドーメッセージなども書けますし、予算や人数に応じて、色々なパーティーメニューにも対応しております。

子育て世代の方がここに集まる理由は、どんなところにあると思われますか?

ニコカフェ

そうですね、狭いスペースではあるんですが、キッズスペースがあることが好評のようですね。駅から近くではあるんですが、人通りが少ないので、口コミで知ったお客さんばかりなんですね。だから、知り合い同士がまたそこで輪を広げる、という感じになるんだと思います。

あとは、八王子市の「子育て応援企業」というものに登録していまして、そこからの情報で来られる方も多いですね。従業員が子どもに慣れていて、優しく接してくれますので、それも大きいと思います。 八王子はもともと子育て事業に力を入れている街でして、前市長が「子育てしやすい街づくり」を提唱していたんですけれども、私もここに登録していますし、ほかにも子育てに力を入れている企業がすごく多いんです。

小宮さんが中心となって、子育て世代に向けたイベントも企画されているそうですね。

ニコカフェ

自分は「あきんど倶楽部」というちょっとした会を作っていて、年に2回か3回なんですけれど、子どもの日とハロウィンにイベントを企画しています。

私と、みずき通りの「うめ八」の小磯さんと、古本屋さんの「まつおか書房」の松岡さんと、3人を中心に色々と企画していまして、街の皆さんに協力をしていただいています。イベントには毎回お子さんを含めて1,500人以上の方に参加していただいてますし、昨年のハロウィンなどは、地元の100店舗以上のお店に協力していただいて、子どもたちがお店を回って、お菓子をもらったりしました。

小宮さんが八王子にお住まいになったきっかけと、八王子の魅力について教えてください。

ニコカフェ

私は駅前の旭町に住んでいまして、いま13年目くらいになるでしょうか。八王子に住んだのは、妻が三鷹の生まれで、私が大月の生まれですので、その中間地点がいいな、という単純な理由だったんですが。 八王子には、個人レベルで街を住みやすくしたい、子どもに喜ばれることをしたいっていう人は多いですね。八王子って言うと、一般的には“学生の街”っていうイメージが強いと思うんですけど、そこをもっと“大人の街”“グルメの街”のイメージにしたいと思っている人が多くて、最近はワインに関するイベントなども開催されているんですよ。

ニコカフェ

八王子は公園も多いですし、川もあるし、自然の緑も多いし、住む環境としてはとても良いと思います。ちょっと行けば高尾山もありますし。交通の便もとても良いところです。私たちも、今後もっと沢山の方に「八王子」駅で降りてもらえるように、八王子の魅力をアピールしていきたいと思っています。

ニコカフェ

今回、話を聞いた人

ニコカフェ 店長 小宮継男さん

所在地:東京都八王子市三崎町2-3 サンキョウビル2/3F
電話番号:090-3212-0589
URL:http://nicocafe.jp/

※記事内容は2013(平成25)年5月時点の情報です。
※2015年5月現在、完全予約制の貸切のみの営業となっております。

憩いの場を提供し続ける/ニコカフェ 店長 小宮継男さん
所在地:東京都八王子市三崎町2-3  サンキョウビル 2/3F
電話番号:090-3212-0589
2015年5月現在、完全予約制の貸切のみの営業
http://nicocafe.jp/

八王子の夜を彩る“彫り”の山車 地域が作り上げる「八王子まつり」の魅力とは/八王子まつり実行委員会 広報宣伝部会長 青木訓行さん

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八王子まつり実行委員会 広報宣伝部会長 青木訓行さん

八王子の夜を彩る“彫り”の山車
地域が作り上げる「八王子まつり」の魅力とは

毎年8月初旬に開催され、東京でも指折りの大規模な夏祭りとして知られている「八王子まつり」。52回目を数えた2012(平成24)年には、3日間でおよそ70万人もの人が訪れたという。今回はこの「八王子まつり」の運営にあたっている「八王子まつり実行委員会」(八王子市学園都市文化ふれあい財団内)をお尋ねし、広報宣伝部長の青木訓行さんに、祭りの魅力と見どころをうかがった。

「八王子まつり」は今年で53回目の開催を迎えるそうですが、お祭りの歴史的な背景について教えてください。

八王子まつり

そもそも「八王子まつり」は、1961(昭和36)年に「3万人の夕涼み」という形で始まった「市民祭」ですので、「宗教色を出さない」ということが原則になっておりますが、もとをたどれば、八王子では300年くらい前から、それぞれの町にお祭りがあったそうなんですね。氏子のお祭りということです。それらを一つにまとめて行なうことにした時に「八王子まつり」と呼ばれるようになったんです。ですからまだ53回目と、歴史が無いように思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それは「八王子まつり」になってからの回数ですので、歴史的には何百年と繰り返されてきたものです。

「八王子まつり」の見どころについて教えてください。

八王子まつり

「八王子まつり」は「山車(だし)を中心にした祭り」というのがやはり大きな特徴かと思います。2003(平成15)年には、全国でも有数の伝統芸能と認められまして、「地域伝統芸能大賞」を頂いています。

山車は「ぶつけ」というのが一番の見せ所でして、これは山車と山車が向かい合って、お互いのお囃子を披露しあって、自分達のテンポに引き込んでいこうというものです。あとは「辻合わせ」といって、四隅から山車が集まってくる場面があって、それも迫力があります。

それから、八王子の山車というのは「彫り」の山車ですから、夜は立体的に照らされて、照明に映えてきれいなんですね。京都なんかの山車ですと、西陣織のきれいな布が張ってあったりするんですが、これは「昼間の山車」ですよね。「八王子まつり」がどちらかと言えば「夜の祭り」になっているのは、そのためかもしれません。灯火に照らされると、山車がすごく映えて美しいんですよ。写真を撮られる方なども、楽しめるかと思います。

山車は町会に参加している人でないと曳けないのでしょうか?

八王子まつり

「八王子まつり」のいちばん良いところは、「氏子の祭り」ということで始まったものですので、どなたでもその土地に生まれれば、土地の神様に支えられているという風習に基づいますから、「鎮守様にお礼を言う」という意味のお祭りでして、地元の方なら誰でも参加しやすいと思いますよ。

ですが、町会に所属している人でしか担げないということもなく、誰でも参加することができますよ。今はこの「八王子まつり」を契機として、新しく八王子に住まわれた子育て世代の方と古くからお住まいの方との間に、うまく交流の形ができてきています。

八王子の夜を彩る“彫り”の山車 地域が作り上げる「八王子まつり」の魅力とは

ですから新しく引越してきた方も歓迎ですし、どなたでも山車を曳けるとは思いますよ。一応町会にお断りは通していただきますし、小さなお子さんには親御さんが付いたりとか、お年寄りの方で身体が不自由な方は指示に従って曳いていただくだとか、いろんな注意点はありますけれども。その判断は町会によりますが、当日はどこの町会も「會所」という形でテントを張っていますから、そこで一言言っていただければと思います。場合によっては、半被を貸してくれる町会もあるかと思います。ただ、注意点としましては、暑いですから、水分補給などにはご注意いただければと思います。

もちろん見るだけという方も大歓迎ですので、遠方の方もぜひいらしてください。

山車もお祭りも、皆さんの力が合わさって実現できるものなんですね。

八王子まつり

そもそも山車というものは一人で曳けるものでないですから、そこには若い人の手も借りないといけないし、八王子から出ていってしまっているご子息の方なども、お祭りの時には山車を曳きに戻ってきたりしていますよ。

それから、山車を曳くには統率も必要でして、全員が町内頭などの指揮に従って山車を曳きますから、非常に地域のまとまりが良くなりますよね。昔の人はよく考えたもので、お祭りをコミュニケーションツールに使っていたんですね。地域のみんながお祭りに向かって気持ちを一つにして、お囃子を習ったり、山車の飾り付けの準備をしたり、点検をしたりする。そのへんの協力する姿は、本当に素晴らしいものだと思います。

一時的に八王子に住んで、学校などに通われている学生の方々なども、せっかく縁があって八王子にいらっしゃっているわけですから、「八王子まつり」も良い思い出にしていただき、将来、また来るきっかけにしてもらったらありがたいと思います。

山車、神輿以外にも見どころがありましたら教えてください。

八王子の夜を彩る“彫り”の山車 地域が作り上げる「八王子まつり」の魅力とは

「民踊流し」などはユニークだと思いますね。これは踊りの同好会の方が、民踊を踊りながら甲州街道を練り歩くというものです。それから「関東太鼓合戦」や獅子舞なんてのもあります。獅子舞って言うと、多分お正月の金歯の獅子舞を思い出すでしょうけど、「八王子まつり」では由緒正しき、龍の形をした獅子が舞います。

あと、子ども達にとっては夜店でしょうね。甲州街道の国道にお店が出るっていうのは、ほかの街だと事例がないみたいなんですね。「八王子まつり」は歴史があるから、国道にも夜店が出るんです。子どもたちにとって、夜店の思い出ってすごく印象深いじゃないですか。そういった点でも、子どもからお年寄りまで楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

青木さん、ありがとうございました。今年の「八王子まつり」についての最新情報は、公式ホームページをご覧ください。

八王子まつり

今回、話を聞いた人

八王子まつり実行委員会
広報宣伝部会長 青木訓行さん

URL:http://www.hachiojimatsuri.jp/

※記事内容は2013(平成25)年7月時点の情報です。

八王子の夜を彩る“彫り”の山車 地域が作り上げる「八王子まつり」の魅力とは/八王子まつり実行委員会 広報宣伝部会長 青木訓行さん
http://www.hachiojimatsuri.jp/

子どもの持つ可能性は無限大!その子らしさを大切にする保育の秘訣とは/城山みどり幼稚園 副園長 石川明彦先生

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城山みどり幼稚園 副園長 石川明彦先生

子どもの持つ可能性は無限大!
その子らしさを大切にする保育の秘訣とは

地域の方々のご要望で、昭和24年に創立された「城山みどり幼稚園」。約60年余の歴史ある私立幼稚園だ。教育方針として、「YYプロジェクト・ヨコミネ式子育て法」を取り入れ、子どもたちの著しい成長と共に、保護者の方々からの信頼も厚い。今回、「城山みどり幼稚園」の副園長先生に、園内での取り組みについてお話を伺った。

貴園は、昭和24年創立と約60年余の歴史ある幼稚園ですが、地域の方々のご要望で設立された「城山みどり幼稚園」には、地域の方々のどのような願いが込められているのでしょうか。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

約65年前に近隣に住まわれていた方と、現在お住いの方とでは、だいぶ異なりますので、当時の期待が現在どのように反映されているのかは、正直わかりません。 ただ、時代や手法が変わっても、「心づくり 人づくり」という理念の部分は変えていません。当園の子どもたちは、3年間で驚くほど、体操、読み、書き、計算、ピアニカの力をつけますが、こういった力をつけること自体を、当園は目的とはしておりません。その子らしく生きるために必要な「自ら学び、自ら考え、自ら行動できる力」を身につけるための手段であるということを説明会や行事などで、繰り返しお話しさせてもらっています。

貴園で取り入れている「YY プロジェクト・ヨコミネ式子育て法」とはどのような教育なのでしょうか。このような教育を用いて、実際に取り組まれている活動内容について教えてください。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

「読み・書き・計算・ピアニカ・かけっこ・体操」などを通して、「自ら学び、自ら考え、自ら行動する力」を育む教育法です。それぞれの活動を、毎日、10~20分ずつ行います。「読み・書き・計算」は基本的に自学自習で行います。それぞれの学習ができるようになることも大切ですが、学習に対する“自主性”を育てることが一番の目的です。「体操」ができる子を育てるのではなく、“体操で”子どもたちの心(挑戦心・あきらめない心・友達を応援する心)を育てたいという想いで、日々保育に取り組んでいます。

じゃがいも堀りや、神輿かつぎの他にも、城山幼稚園との合同運動会を行う等、行事も沢山開催されていますが、城山みどり幼稚園ならではの行事について教えてください。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

2010(平成22)年度からスタートしたクラス対抗のリレー大会「みどりカップ」を1学期と3学期に開催しています。子どもたちだけではなく、職員・保護者の心が一体となる素晴らしい行事です。

英会話教室や、体操教室といった課外教室にも取り組まれていますが、このような教室を始められたきっかけについて教えてください。またこのような活動について保護者の方々からはどのような声を頂いていますか。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

英会話、ピアノ、パズル、体操など。普段の保育の中では、なかなか担任だけでは教えにくいものを課外教室として行っています。また、私自身が幼少期に、親が働いており、なかなか習い事に通いにくい環境の中で育った経験から、園内で放課後も習い事ができる課外教室を積極的に導入するようにしました。2015(平成27)年度からは地域のフィットネスクラブと連携し、プール教室もオープンしました。安全に習い事に通わせられる上に、送迎の手間が省けますので、保護者の皆様には喜んでいただけていると思います。

先生方の一体感も貴園の魅力だと思います。朝礼の際、「活力朝礼」を取り入れていますが、実際どのような効果がありましたか。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

「挨拶」「笑顔」「ありがとう」が自然とあふれる職場になりました。その影響は子どもたちや保護者の皆様にも広がっているように感じています。また、職員朝礼を通して日々、方針を確認し合うことで、トップから新人職員までが同じ方向を向きながら保育ができています。毎週月曜日と金曜日は、子ども朝礼も行っています。子どもも職員も、とっても元気な幼稚園です。

地域の方々と連携した行事や取り組み等はあるのでしょうか。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

地域の高齢者施設に伺ったり、神社の豆まきに参加したりすることがあります。 当園は、保護者の皆様とのコミュニケーションを大切にしているため、通園バスを使用しておりません。従って、園児のほとんどは地域の子ども達です。他にも、月一回は、日頃お世話になっている地域の公園を清掃に行きますし、毎朝の職員朝礼終了後は職員が、地域清掃に廻ります。

入園前から未就園児のためにイベントを開催されていますが、このようなイベントを通して、入園後の子どもたちにどのような変化があるのでしょうか。また、子どもたちと接する際に大切にされている点についても教えてください。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

2010(平成22)年から「YYプロジェクト・ヨコミネ式子育て法」を採用し、子どもの持つ可能性に驚かされ続けてきました。日々接する中で、どうしたらその子の持つ才能が開花してくれるか、を考えながら保育をしています。 その中で、2歳から準備を進めた方が、脳科学的にも効果的と思われる分野があることを知りました。以来、2歳児イベントには、そういった要素をわずかですが、盛り込むように工夫してあります。これを毎月繰り返すことで、入園後の幼稚園への慣れも早くなりますし、入園前に保護者の方々に幼稚園を正しく理解していただくための、大切な機会にしています。

より深く2歳児教育を行って欲しいとの要望から、2013(平成25)年より、会員制の2歳児教室「ぞうさんクラブ」(週2回クラスor3回クラス)も開室しています。

最後に周辺エリアの子育て環境の魅力について教えてください。

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

これは意外と知られていませんが、板橋区内には幼児教育者を育成する学校(養成校)が沢山あります。従って、この地域は地元出身の幼児教育者が多い地域と言えるのではないでしょうか。その地域が好きな教育者が多いというのは、子育てをする上で、非常に大きな魅力と言えるかと思います。実際に当園の職員の多くが地元出身者です。 しかし、いつかは「城山みどり幼稚園・城山幼稚園があるから、子育てするなら板橋!」と言ってもらえるようになりたいですね。頑張ります!

 

今回お話を聞いた人

SPECIAL INTERVIEW:城山みどり幼稚園

学校法人石川キンダー学園 城山みどり幼稚園
副園長 石川明彦先生

※記事内容は2015(平成27)年6月時点の情報です。

子どもの持つ可能性は無限大!その子らしさを大切にする保育の秘訣とは/城山みどり幼稚園 副園長 石川明彦先生
所在地:東京都板橋区坂下2-22-10 
電話番号:03-3966-4646
http://shiroyamagroup.jp/

緑豊かな環境の中で子どもたちが元気に過ごせる保育園/天王保育園 園長 澤田百合子さん

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社会福祉法人 昭徳会 天王保育園
園長 澤田百合子さん

緑豊かな環境の中で
子どもたちが元気に過ごせる保育園

市の中央部に位置する「三好池」のほど近く、豊かな緑に囲まれた「天王保育園」。2009(平成21)年にみよし市初の民間保育園となり、延長保育や休日保育などの民間運営の利点を生かした取り組みで、働くお母さんの強い味方となっている。
「働くお母さんたちを応援したい」と話す澤田百合子園長に、「天王保育園」の特徴やみよし市の子育て環境についてお話を伺った。

「天王保育園」の概要について教えてください。

天王保育園

2009(平成21)年に、今まであった公立保育園の建て替えを機に、運営が民間に移管されました。「社会福祉法人 昭徳会」が運営を引き受けさせていただき、みよし市初の民間保育園としてスタートしました。 定員は、0歳が6名、1歳が12名、2歳が18名、3歳が40名、4、5歳が42名、計160名です。現在は、生後8か月から就学前までの146名の子どもたちが通っています。

園の保育方針について教えてください。

天王保育園 昇降口

「社会福祉法人 昭徳会」は、保育園が3つ、老人ホームや児童福祉施設を加えると全部で20あまりの施設がある法人です。「昭徳会」の基本理念は「幸福(しあわせ)」。その中で保育園としては、子どもはもちろんのこと、保護者や地域の方など、みんなが幸福になれるようにと考えています。

天王保育園 教室

保育の目標としては、「心身ともにたくましい元気な子」「やさしく、思いやりがあり、友だちと仲良く遊べる子」「豊かな感性を持ち、創意工夫する子」の3つを掲げさせていただいています。保育園は特に働いているお母さんたちの手助けをするところ。子どもたちが安全で楽しく、のびのびと育ってもらえるよう、お母さんたちを応援したいと思っています。

お母さんたちを応援するという意味でも、一時保育、緊急24時間保育(延長保育、宿泊保育)、休日保育、障がい児保育などのサポートは心強いですね。どれくらいの頻度で利用される方がいますか?

天王保育園 サンタ

2009(平成21)年度以前は、公立の保育園が延長保育などを行なっていましたが、それを引き継ぐ形で受けさせていただいています。 利用状況は、お母さんやお父さんの働き方も違いますので、年度によってかなり違いがあります。延長保育については、22時(夜10時)くらいまでお預かりしていた年もありますし、今年は平均19時くらいまで、時折20、21時までお預かりすることがあります。緊急24時間保育は、開園以来現在まで1度も利用はありません。

天王保育園 ボール

休日保育については、みよし市内の保育園に入っている方で就労条件等を満たしていればご利用頂けるため、他の保育園の方も利用されます。自動車関連企業でお仕事をされている保護者の方が多いようで、祝日にご利用になる方が多く、平均10名ほどです。休日の利用者数はそれほど多くはなく、1日あたり1、2人くらいですね。延長保育と同じように年度によって違いがあります。

三好町(現在みよし市)としては、初めての民間保育園だそうですが、公立保育園との違いはどんな部分でしょうか?

天王保育園 給食

公立の子どもたちを引き継いでいるという経緯があるので、あまり違いはありませんが、当園では自園調理で給食を提供させていただいています。その点は、公立との違いかと思います。

天王保育園 遊具

こちらの建物は、みよし市からの無償貸与という形でお借りしています。建物自体も、ゆとりをもって、木をふんだんに使って造っていただいています。他の保育園の先生にもうらやましがられるくらいです。初めて民間に変わったということで、みよし市にも応援していただいていて、市との関係も深いので、そういう意味でも公立とあまり違いはないかもしれません。

自園調理について、もう少し詳しくお聞かせください。

天王保育園 こんだて

給食センターの栄養士さんの献立に添って作らせていただいていますが、自由が効くため、例えば冷凍のものをなるべく使わず手作りにしたり、手作りおやつを多く取り入れたりしています。
色々なアレルギーを持った子どもがいますが、それにも細かく対応しています。アレルギーのあるものを単に除くのではなく、代替できる食品で対応するように工夫しています。

天王保育園 プランター

園庭のプランターで、ナスやピーマン、ミニトマト、ゴーヤ、オクラなどの夏野菜を育てていますが、収穫したものをみんなでちぎってピザを作りました。そういうことができるのも自園調理の良さだと思います。苦いゴーヤも、自分たちが調理のお手伝いをすると不思議と食べられるようになります。

世代間交流にも取り組んでいらっしゃるとのことですが、具体的にはどのような活動になりますか?

天王保育園インタビュー交流会の様子
提供:天王保育園

近くに法人系列の老人ホームがありますので、年6回くらい5歳児が出向いていって、交流をしています。おじいちゃんおばあちゃんにとっても良い影響があると思いますし、核家族の子どもたちが多いので、子どもたちにとっても良い機会になっています。老人ホームには寝たきりや車いすの方もいらっしゃり、最初は戸惑っている子もいるのですが、子どもたちはとても対応力があり、すぐに仲良くなることが出来ます。

隣接する「みよし市立天王小学校」とは交流がありますか?また、地域の方との交流があれば教えてください。

天王保育園 園庭

去年は小学校3年生の子たちと行き来をしながら、一緒に遊んだりしました。天王小学校にはボランティアサークルがあるので、その子たちが来てくれて遊んだりもしています。地域の人との交流としては、「三好公園」で行われる老人クラブ連合会主催の「歩け歩け大会」で、老人クラブの人たちと、少しの区間だけですが一緒に歩かせてもらっています。

最後に、園周辺の子育て環境の魅力について教えてください。

三好公園

保育園の前には天王神社や天王公園があって、少し行くと三好公園もあります。今だとドングリなども拾えますし、遊具がたくさんあるので、子どもたちが遊べる環境が多くあります。園の周りは桜などの緑に囲まれていて、とても良い環境です。春は桜吹雪が本当にきれいですよ。高台なので空気が澄んでいるので、夕焼けもとても美しいです。

天王保育園インタビュー

みよし市は比較的ゆとりのある市なので、子育ての環境も整っているかと思います。園の周辺はフレンドリーな方が多く、子どもや職員が歩いているとよく声をかけていただきます。そのような地域の方の見守りは大きいです。そのような環境は、子育てする方にとっても安心感に繋がっていると思います。

天王保育園 三輪車

今回、話を聞いた人

社会福祉法人 昭徳会 天王保育園

園長 澤田百合子さん

社会福祉法人 昭徳会 天王保育園
住所:みよし市三好町天王51-20
電話番号:0561-32-2346
URL:http://www.syoutokukai.or.jp/tenno/

※記事内容は2014年12月に実施した取材に基づいて作成しています。情報は今後変わる場合がございます。

緑豊かな環境の中で子どもたちが元気に過ごせる保育園/天王保育園 園長 澤田百合子さん
所在地:愛知県みよし市三好町天王51-20
電話番号:0561-32-2346
保育時間:平日 7:30~19:00、土曜日 7:30~17:00、日曜日・祝日 8:00~18:00
※緊急24時間対応保育(延長保育 19:00~22:00、宿泊保育 22:00~翌7:30)
休園日:年末年始(12月29日~1月3日)
http://www.syoutokukai.or.jp/tenno/

閑静な住宅地に佇む、 地域に根ざした憩いのカフェ&レストラン/カフェ&ダイニング 用賀倶楽部 松崎陽平さん

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「カフェ&ダイニング 用賀倶楽部」
松崎陽平さん

閑静な住宅地に佇む、
地域に根ざした憩いのカフェ&レストラン

―まず、用賀の魅力を教えて下さい。

閑静な住宅街で、治安がいいといいます。夜はすごく静かで、静かすぎると逆に怖いと言う部分もあると思うんですけど、事件や事故はないですね。あとアクセスがいいです。渋谷にもすぐ出られますし、二子玉川も盛り上がっています。緑も多いですね。砧公園があったり、多摩川も近いです。

うちのお客様でも、昔から住んでいらっしゃる方が多いですね。とても住みやすい街だと思います。

―世田谷区にお店を構えたのはなぜでしょうか。

うちの親会社が「枻(えい)出版」という出版社で、主に趣味に特化したムック本を出しています。本社がすぐそこにあるんですね。複数の事業を展開していて、その中に店舗プロモーションがあって、うちのようなレストランやインテリアショップ、ゴルフショップなどを運営しています。以前ここには別のお店があったんですが、空き店舗になって声がかかったと聞いています。

―おすすめのメニューを教えて下さい。

お昼はセットメニューになっているのですが、オムライスが開店当初からのメニューで、定番商品になっています。夜は雰囲気が変わって、ワインを中心にお酒を飲みながら、当日シェフが考えるリコメンドメニューがオススメです。

うちはお子様からご年配の方までいらっしゃいますので、あまりターゲットを絞らず、幅広く召し上がれるように品数は用意しています。料理はフレンチをベースに、パスタやピザもあり、創作フレンチイタリアンみたいな形で、両方いいとこどりでやっています。

―どの年代のお客様が多いのでしょうか。また、朝昼晩とお客様の層に変化はありますか。

客層は、住宅地で駅から離れていて、この界隈に飲食店が少ないこともあって、住んでいる住民を対象にすると幅広くなってしまいますね。小さなお子様連れからご年配の方までご利用になっています。

朝は土日祝日のみで、モーニングメニューのご案内になります。お子様連れの家族が多いですね。天然酵母パンビュッフェをやっていますので、それを目当てに、お父さんの家族サービスです。

お昼のランチタイムは主婦、女性の方ですね。多い時は一日通して9割9分女性で、男性がまったくいないということもあります。夜はお子様連れ、カップル、夫婦、年配の方と、幅広い年齢層がいらっしゃいます。

雰囲気がその日その日によってまったく違います。今日は静かな日だなという時もあれば、子どもがワイワイやっている日もありますし。土日の夜は家族で一緒にというのが多いですね。

「ちょっといいファミリーレストラン」という感じで気軽に使って頂けるように、サービスも固くならずに、フレンドリーでアットホームな感じでやっています。

―ペット同伴のお店は珍しいと思うのですが、その意図するところを教えて下さい。

店内の一部スペースとテラス席をペット同伴可能にしています。このあたりだと、ワンちゃん同伴で、ちゃんとした食事を食べられるところはあまりないですね。ファミリー向けと考えると、ワンちゃんも含めてファミリーと思っています。オープン当初からのスタイルなので変えることはないですね。

砧公園が近いので、散歩に来た方が利用されることもあります。うちは地域密着ではあるのですが、駒沢公園から二子玉川あたりの広い範囲で、広く知れ渡っていますし、駐車場もあるので使いやすいみたいです。

―パーティープランがありますが、これまでどのようなパーティーが開催されたのでしょうか。

パーティープランは、4~5名の小規模なプランから、80名くらいの貸切まで、ご要望に応じて対応することはできます。カッチリしたフレンチのコースもできますし、もっとラフな大皿料理でワイワイやりたいというのもできます。

ビジネスや地域の集まりごと、結婚パーティや二次会などがありますが、卒業シーズンの幼稚園や小学校の懇親会は、特に多いですね。大体、うちのお店の事を知っていらっしゃる方が、ぜひやらせてほしいってことで、協力させて頂いています。 あまり固くしたくないという方が利用されるので、にぎやかでアットホームなパーティになりますね。

―販売されている天然酵母のパンについて詳しく教えて下さい。

ちょっと前までは、裏手にファクトリーがあって、特注の溶岩窯で焼いていました。今は二子玉川に「ブレッド&バターファクトリー 二子玉川」という別のお店を構えまして、そこで焼いたパンを持ってきて販売しています。

すべての商品に天然酵母を使用し、特注の溶岩窯で焼いています。あまりハイカラな商品はなく、家族で楽しめるようなパンが多いですね。一番人気なのは「天然酵母のレーズンブレッド」で、多い時で一日に50斤売れます。それだけを買いにいらっしゃる方も多いです。

 

今回、話を聞いた人

カフェ&ダイニング 用賀倶楽部
松崎陽平さん

※記事内容は2015(平成27)1年月時点の情報です。

閑静な住宅地に佇む、 地域に根ざした憩いのカフェ&レストラン/カフェ&ダイニング 用賀倶楽部 松崎陽平さん
所在地:東京都世田谷区玉川台2-17-16 世田谷マイスターハウス1F
電話番号:03-3708-8301
営業時間:11:30~23:00
【モーニング】8:00~10:30(※土曜・日曜・祝日のみ)
【ランチ】11:30~15:00 【カフェ】15:00~18:00
【ディナー】18:00~23:00(L.O. 22:00)
定休日:年中無休
https://www.ei-publishing.co.jp/yoga-clu..

豊かな自然とまちから学ぶ人づくり。 地域から学ぶことで得られるものとは。/横浜市立荏田小学校 澤田有子 先生

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横浜市立荏田小学校 校長
澤田有子 先生

豊かな自然とまちから学ぶ人づくり。
地域から学ぶことで得られるものとは。

その生活利便性からは考えられないほど、のどかな田園風景が広がる都築区荏田南町。この地で40年の伝統を育み続ける「横浜市立荏田小学校」は、「稲作」を学習の軸のひとつとして扱っている、首都圏では珍しい取り組みを行っている公立学校である。今回は、脱穀も終わり晩秋の姿になった学校を訪ね、校長の澤田有子先生に、学校のこと、稲作のこと、地域のことについてお話をうかがった。

まず、学校の概要について教えてください。

もともと、ここは大山街道沿いに発展した地域でしたから、古くからお寺もありまして、そこで寺子として始まり、1873(明治6)年に「荏田学舎」となりました。それが本校の発祥です。その後、1880(明治13)年に「公立小学荏田学校」、1900(明治33)年に「尋常荏田小学校」となり、何度か名前を変えています。

横浜市立荏田小学校インタビュー

昭和に入り荏田小は国道246号線の向こう側にあった「山内小学校」の分校だったのですが、1973(昭和48)年に「荏田小学校」という学校になりました。今年がちょうど創立40周年になります。校舎も40年前のものになりますね。

分校は今の「かたらい宿公園」の場所にありましたが、人数がすごく増えていった当時は、国道を隔てて、3年生までが分校に、4年生からが向こうの山内小に行くようになっていたそうです。それがあまりにも遠いということで、新しい小学校をを作ろう、ということになったそうです。

先生は荏田小学校に今年から着任されたそうですが、学校の第一印象はいかがでしたか?

横浜市立荏田小学校 校長先生インタビュー

まず、「自然がいっぱいあるな」ということに驚きました。そして、子どもたちが自然の中で生き生き生活しているな、ということも感じましたね。キラキラした目の子どもたちがいる、素晴らしい学校だと思ったのが第一印象です。

荏田小学校は各学年2クラスと小さめの学校ですが、「小さいならではの利点」などはありますか?

横浜市立荏田小学校インタビュー

本校は2学級の学年ばかりですけれども、その2学級についても、多くても30名前半の学級なんですね。ですので、少人数での指導ができると思います。子ども一人ひとりに「目配り・気配り」が出来ているかと思います。

スペースがいっぱいあるので、子ども達はのびのびと生活しています。一番多い時には960名の児童がいたこともあります。今が320名ですので、ちょうど3倍ですね。一人のスペースも今は、すごく広いです。

では、学校の大きな特徴になっているという「米づくり」について教えてください。

横浜市立荏田小学校インタビュー

本校の一番の特色は、「米づくりは、人づくり」ということで、田んぼを作っていることでしょうか。創立3年目の年に、当時の校長と地域の方が「地域と学校でなにか一緒になって、子ども達を育てる活動ができないか」ということで始まったものでして、田んぼも発起人の方々が無償で提供してくださいました。

この田んぼ学習は「命をつなぐための食糧を、一からすべて、自分たちの手で生産する」という授業ですから、ものすごく子どもたちのためになっていると思います。米を作るということは、すべての事に通じるのだと思っています。

横浜市立荏田小学校 校長先生インタビュー

泥の田んぼに入る体験というのは、都会ではなかなか出来ないものですね。本校の児童は、みんなハイソックスで、泥の田んぼに入ります。靴で入ると抜けなくなってしまうので。そういった中で、泥に触れて、周りにいる虫、かえるやヤモリなどもにも、実際に触っていくわけです。ですから、都会のほかの小学校ではなかなか出来ない、本物の体験ができると思います。

田んぼは一から全部やっていますから、実は職員も大変なんです。最初は地域の方にもかなり協力していただいていたんですが、40年近くもたったので、皆さんもだんだんご高齢になられたので、今では教職員でほとんど進めています。実際、かなり負担もありますが、「子どもに還るもの」が多いですから、頑張ってやっているところです。保護者の皆さんにもお手伝いをして頂いています。

「田んぼのことを一からすべて」と言いますと、具体的にはどんな作業をされるのでしょうか?

横浜市立荏田小学校インタビュー

まず種もみからです。田とは別に畑も借りているので、畑で種を蒔いて、苗を育てるところからやっています。これは5年生が中心になってやっていますね。

それから、みんなで「苗取り」をしまして、田植えするんですが、実はその前の段階で、教職員であぜ切りをやり、代掻きをやり、田起こしもやって、全部やったところに、子どもたちと保護者が入って、田植えをします。

横浜市立荏田小学校 校長先生インタビュー

その後は、7月ぐらいに草取りをして、秋に稲刈りをするのですが、収穫の前にかかしを作ったりもします。稲刈りについては3年生から6年生までがやります。1年生と2年生は「応援する」ということで参加しています。刈った稲は、田んぼではざ掛けにしまして、乾いたところで、5年生を中心に脱穀をします。

脱穀したお米は保管し、11月の末ごろに「荏田っ子まつり」というイベントがありますので、そこで餅つきをします。子どもや保護者の皆さん、地域の方々などに提供しています。今作っているのはもち米です。

残った「わら」については、毎年しめ縄を作っています。今年はわらじを作ったり、わら飾りを作ったりということも考えています。1月になりますと、どんど焼きで残ったわらを焼いたりしています。

地域の方と関わって授業を行なっている例はありますか?

横浜市立荏田小学校インタビュー

もちろん米づくりもそうですが、社会科、生活科、総合学習それぞれで、地域の方々に「まちの先生」ということで教えに来ていただいています。3年生は、この近くは梨作りが盛んということで、梨園に1年間に何度か行って見学させていただいています。あとは、お寺に行ったり、江田の商店街の方々などに話を聞いたり、時には仕事のお手伝いをさせていただいたりしています。

あとは、もとの分校だった場所にケアプラザがありますので、そこで太鼓クラブが演奏をしたりもしますし、今後はわらぞうり作りについても、地域の方に教えていただく予定です。そういった地域の人々との関わりを通じて、荏田のまちを子どもたちの「心のふるさと」にしていければ良いな、と思っております。

学校の施設面、学習面の特徴について、それぞれ教えてください。

横浜市立荏田小学校インタビュー

エアコンが普通教室に全部入っておりますので、快適に過ごせるかと思います。あとは、人数の割に学校が広いので、のびのびと過ごせることでしょうか。

学習については3年生以上の算数学習は、1学年2クラスを3クラスに分けて、少人数の授業をしています。ですので、算数に関しては20人ぐらいで学んでいます。少人数教育には特に力を入れていますね。人数を減らして、個に応じた指導ができるように、ということですね。

横浜市立荏田小学校 校長先生インタビュー

あとは、「たて割り」の活動がすごく盛んです。6年生をリーダーとしたグループがありまして、ひとつのグループは10人ぐらいです。各学年2名から3名ずつになっているんですが、そのグループを中心とした遊びや、交歓給食、全校遠足、運動会でのたて割りの取り組みなどをやっています。「たて割り班」で活動する回数が多いんです。かかし作りもその一つですね。

特に全校遠足などに行くと、子どもたちは6年生が大好きになるんですよ。遠足の帰り道には、6年生が下級生をおんぶして帰ってくるという光景もありまして、これが伝統になっていたりもします。だから子ども同士もすごく仲が良いと思いますし、名字ではなく名前で呼び合うことが多くて、学校全体がアットホームな雰囲気があると思います。

横浜市立荏田小学校インタビュー

グループの名前もユニークで、今年は電化製品の名前で、「アイロングループ」とか、「せんぷうきグループ」とか、そういう名前でやっているんですよ。この活動は、本校では長く続いていますね。6年生になって、グループのリーダーになるのが「荏田小学校」では子ども達の憧れになっているんです。「あこがれの6年生」なんていう言葉も聞きますよ。

それから、本校は6年生の人数は少ない分、「全員がどこかで必ず前に出なければいけない」というチャンスがありまして、教員はバックアップしながら、子どもたちが役割を果たし、成長できるよう見守るようにしています。

学区内にはこういう雰囲気の方が多く住まわれている、といった印象はありますか?

横浜市立荏田小学校インタビュー

そうですね、代々この地域に住んでおられる方が多いですね。最近はそれに加えて、マンションも増えてきましたし、新荏田の住宅地の方もありますから、新しい方も増えつつあります。みなさん口を揃えておっしゃるのは、「住みやすい場所です」ということですね。

この周りにも、いろいろな新しい住宅地が沢山ありますけれど、荏田は古くからお住まいの方がいる分、ちょっと雰囲気が違う地域だと思いますよ。「地域のつながりが強い」とでも言うんでしょうか。

学校でも稲作をしていますと、作業の中で保護者と地域の方がかかわり合う部分もありますから、地域の方同士ですごく仲良くなれるんですよ。稲作を通して、日本人の気質だとか、いろんなものが生まれてきたのかなあ、と思います。それをこの学校に来て、実感しています。

澤田先生が考えられる「荏田地域の魅力」は、どんな点でしょうか。

横浜市立荏田小学校インタビュー

この地域は、子どもたちを見てくださる目がとても温かいんですね。それが一番だと思います。地域の方が「自分たちのまちの子ども」ということで、叱るべきところは叱ってくださり、すごく大事にもしてくださって、温かく見守っていただいています。子どもたちもきっと、「あったかいまちだな」と思ってくれていると思いますよ。

もちろん、時には厳しいご意見をいただくこともありますが、その時にも、「こうすればもっと良いと思いますよ」という事を必ず言ってくださいますし。この学校を建てる時についても、「自分たちのまちの学校を作ろう」ということで、先祖代々の田んぼを提供してくださったそうです。もちろん、稲作りに関しても地域の方が協力してくださっているからできていることでして、地域が温かい、たいへん素晴らしい地域だと思います。

そして、こうやって地域の方にも愛されていることで、子どもたちも、自分が愛されている、見てもらっている、大切にされている、という気持ちを持つことができていると思います。

最後に、学校のおすすめポイントを一言でお願いします。

横浜市立荏田小学校インタビュー

やっぱり「人づくり」ですよね。米づくりから学ぶ、たて割り活動から学ぶ、豊かな自然とまちから学ぶ。この3つで「人づくり」をしています。

横浜市立荏田小学校 校長先生インタビュー

今回、話を聞いた人

横浜市立荏田小学校
校長 澤田有子 先生

所在地:神奈川県横浜市都築区荏田南町694
電話番号:045-911-0149

※記事内容は2013(平成25)年10月時点の情報です。

豊かな自然とまちから学ぶ人づくり。 地域から学ぶことで得られるものとは。/横浜市立荏田小学校 澤田有子 先生
所在地:神奈川県横浜市都築区荏田南町694 
電話番号:045-911-0149


音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

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武蔵野音楽大学第一幼稚園
園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む
武蔵野音大付属の幼稚園

「武蔵野音楽大学第一幼稚園」では、幼児期にしか身につかないという絶対音感のトレーニングやバイオリンなど、音楽教育に力を入れている。また音楽教育だけではなくみかんの栽培など、自然に触れる活動も活発に行われている。そんな特色ある取組みを、園長の千葉家門さんに伺った。

幼稚園の概要を教えて下さい

1951(昭和26)年に、「学校法人武蔵野音楽学園」に設置認可が下りて幼稚園が作られました。現在は年少さんから年長さんまで188名おります。クラス分けは年少さんが3クラス、年中と年長さんが2クラスです。年中と年長は1クラス30名ですが、年少さんは1クラス20名で全3クラスにしています。私がここに来た8年前は園児は138名でした。ここまで増えたのは、今までの園長さんをはじめ職員のこれまで積み重ねてきた努力が少しずつ認められてきたんだと思います。通っている子ども達は基本的には練馬区からですが、他区に引越しされてからも、自転車で通ってくる方もいます。

教育方針を教えてください

「武蔵野音楽大学」には付属幼稚園が3園ありまして、「心身の発達を助長し豊かな人格を形成する」が全体の教育目標となっています。私は13年間、中央区で小学校の校長をやっていたことがあるのですが、一緒に幼稚園の園長もやっていました。そんな経緯もあって学園全体の目標とは別に、「心身の健全育成に努める意欲的に生活する態度を育む」「豊かな感性を培う」「人とかかわる力を育成する」「家庭や地域に開かれた幼稚園作りを目指す」という、第一幼稚園独自の方針を作っています。

目標実現のためにどのようなことをされていますか?

まずあいさつです。あいさつは人として最小限のマナーですので、子ども達に目と目を合わせてあいさつをすることが大事だよと教えています。私も送り迎えの時は毎日玄関に立って挨拶をしています。

私はここに来て8年目なんですが、朝顔をずっと育てています。あとは梅の木があって梅の実がたくさんなるんです。収穫した梅で梅干しを作ろうかと思ったんですが、なかなか難しいので、梅ジュースならみんなが飲めるだろうと思って作り始めました。年長さんが梅の実を収穫して、アクを取りながら煮て、寝かせて夏にみんなで飲む予定です。

また、みかんやスイカも作っています。自然との関わりをしてあげたいと思っているので、年長さんが苗を植えたり、毎日水やりをしたりと、世話は基本的には園児がやるようにしています。

音楽教育について教えてください

年長になると大学から講師が来て、1回40分から45分で、週に2回バイオリンの授業をやります。バイオリンの弦は4本あるんですが、そのうち2弦使ってできる曲を練習します。11月末に「冬の子供会」という行事があるのですが、それまでにキラキラ星など、2曲ぐらいはできるようになります。3月には「ひな祭り音楽会」というのもあって、11月とは違う曲を演奏します。年中では同じように木琴を習うようにしています。

また、絶対音感を養うトレーニングをしています。この時期に子ども達の絶対音感が育つんだという理事長のご指導の下、毎日5分程度、短時間で積み重ねて絶対音感を身に着けるトレーニングをしています。例えば教員がドとかレとかをピアノでポーンと鳴らして、その音を当てたりしています。年中になると和音、年長ではもっと複雑な和音を当てられるようになるんです。

さらに、「オルフメソード指導」というものも行っています。言葉とリズムと音程を子ども達が作って遊ぶ、言ってみれば音遊びです。大学から「オルフメソード指導」の先生が見えて、その指導を基に職員が子ども達に指導しています。これも全学年で実施しています。

武蔵野音大付属ということで音楽関係のイベントはありますか

保護者会の総会があるんですが、その時に大学で選ばれた学生さんに来てもらって、オペラとかピアノの演奏をしてもらっています。また10月には「子どものための音楽会」、3月には「三園合同音楽鑑賞会」があります。武蔵野音大は第一、第二、武蔵野と付属幼稚園が3園あるんですが、その3園の子ども達が音大のホールに集まって、音楽を聞く会です。保護者会総会は保護者のみ、10月は園児全員、3月は卒園する子ども達を対象に行っています。本物のホールで、本物の音楽に触れられるいい機会になっていると思います。

音楽以外の行事はどうですか?

中央区の日本橋浜町に大相撲の荒汐部屋があって、そのおかみさんが教育委員なんです。それで、おかみさんに餅つきをやってくますかとお願いしたらやってくれることになって、部屋の全員で来てくれました。園児だけでなく、地域の敬老会にお声掛けをしています。毎年やっていて、今年は相撲取りの他に、行事や床山も来てくれました。子ども達と一緒に餅をついて、晴れていれば園庭で相撲ごっごをします。本場所では国技館にのぼりがずらっと立ちますが、私は蒼国来関を幕下の頃から知っているので、のぼりを立てるのを私がやっているんです。

他に特徴的なことはありますか?

うちは送迎バスも給食もないんです。私は公立の幼稚園の園長をやっていたので、園まで歩いてくるのが当り前だと思っています。幼稚園は家庭と一緒に協力して子育てをしていくところだと思うので、幼稚園と家庭の両輪ですよ、と入園の時に話しています。送り迎えをすると、保護者と担任や私も話ができますしね。

3年間子どもを通わせるというのは大事なことだと思います。以前、新聞に「今日はお母さんと幼稚園に行けてうれしいな、だってお母さんと一緒に歌を歌ったり、いろんなお話も出来るもんって言っていた」とお母さんが投稿していました。小学校の子育てと幼稚園の子育ては全く違う次元で、親子としての触れ合いがある今しかできない子育てがあるんです。そういう意味で幼稚園の生活を大事にしてほしいです。

地域との交流はありますか

小学校で地域のいいとこ巡りといって、5、6名の子が幼稚園を見たいとやってきて、園児と遊んだりしています。また中学生が毎年職場体験にやってきます。ほかには、7月の終わりに年長さんが納涼会をやるんですが、子ども達が夕方に来て、お母さん達が作ったカレーを食べて、職員が劇を見せたりして過ごします。そのカレーに入れるジャガイモは、地域の大きな農家の方にお願いして子ども達が掘らせてもらっています。

地域の魅力の教えてください

農協に直売所があるので、新鮮な野菜が手に入ります。商店街もあるし、買い物は便利かもしれませんね。閑静な環境だから子育てはしやすいと思います。いろんなお母さん達がいますので、子育ての情報が得やすいということはありますね。あとは池袋が近くて便利です。

今回、話を聞いた人

SPECIAL INTERVIEW<br />武蔵野音楽大学第一幼稚園

武蔵野音楽大学第一幼稚園

園長 千葉家門さん

※2015(平成27)年5月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

 

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん

音楽の才能を育む/武蔵野音楽大学第一幼稚園 園長 千葉家門さん
所在地:東京都練馬区桜台6-13-3 
電話番号:03-3991-0741
http://www.musashino-music.ac.jp/kinderg..

経験豊かなスタッフが寄り添い相談しやすい居心地の良さを提供/辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場 子育てアドバイザー 清水さん

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辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場
子育てアドバイザー 清水さん

経験豊かなスタッフが寄り添い
相談しやすい居心地の良さを提供

JR東海道本線「辻堂」駅北側の大規模な再開発によって大型商業施設や病院、レジャー施設などが次々と誕生し、注目を集めている辻堂エリア。子育て支援サービスが充実している藤沢市はもともと、子育て世代にも人気のエリア。同市3カ所目の子育て支援センターとして開設4年目を迎えた「辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場」で、子育てアドバイザー清水さんにお話を伺った。

「辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場」の概要を教えてください

辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場

「子育て支援センター」は、乳幼児を持つ子育て中の方なら誰でも無料で利用できる、地域の子育て支援の拠点で、この「辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場」は2011(平成23)年4月にオープンしました。再開発を機に周辺にマンションが建設され、これから子育てをされる若いご夫婦が増えるだろうというのが開設の経緯です。

辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場

お子さんと自由に遊んだり、ママ友・パパ友を見つけたりできるフリースペースとして“子育てひろば”を設けているほか、子育てアドバイザーや保健師・栄養士による子育て相談、子育て情報の提供などを行っています。予約は不要です。開所時間は月曜日~土曜日の9時半~16時(ひろば)・9時~16時半(相談)です。

どんなことを重視して活動されていますか

辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場

当センターには保育士や幼稚園教諭の免許を持ち経験豊富な“子育てアドバイザー”が必ず2~3名常駐しているほか、保健師と栄養士が在籍しているので、お母さんたちが気軽に子育ての悩みを相談できるようになっています。不安な気持ちでいらっしゃったお母さんたちに居心地の良さを提供して、誰かとつながっていただくということに重きをおいています。

辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場

ひとりで子育てしている今のお母さん方には、悩みを抱えていてもなかなか相談できる人がいないという方が増えていると感じています。そんなお母さんが誰かとつながり、隠れていた小さな悩み・大きな悩みが表に出てくることで、そこに寄り添えるようになります。

辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場

今回、話を聞いた人

辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場

子育てアドバイザー清水さん

住所:藤沢市辻堂神台1-3-39 タカギビル2階
電話番号:0466-33-2311
http://angel.city.fujisawa.kanagawa.jp/spot/detail.php?pid=307

※記事内容は2014(平成26)年8月時点の情報です。

経験豊かなスタッフが寄り添い
相談しやすい居心地の良さを提供/辻堂子育て支援センター ぽかぽか広場 子育てアドバイザー 清水さん

所在地:神奈川県藤沢市辻堂神台1-3-39  タカギビル2階 
電話番号:0466-33-2311
営業時間:ひろば 月~土 9:30~16:00
相談  月~土  9:00~16:30
休館日:第4火曜日午後・日曜・祭日・年末年始(12/29~1/3)

地域ぐるみで子どもたちの育成をサポート子育て中のファミリーにも温かい子育て複合施設/一般財団法人藤沢市開発経営公社 管理課 上級主査 齋藤洋介さん

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一般財団法人藤沢市開発経営公社 管理課
上級主査 齋藤 洋介さんインタビュー

地域ぐるみで子どもたちの育成をサポート
子育て中のファミリーにも温かい子育て複合施設

「辻堂」駅北口の再開発エリア「湘南C-X(シークロス)」の一角に建つ「ココテラス湘南」は子育てに関連する施設がまとまっている子育て中のファミリーに便利な施設です。「ココテラス湘南」の管理・運営を担当する一般財団法人藤沢市開発経営公社の齋藤さんに、施設の特徴や魅力についてお話を伺いました。

「ココテラス湘南」の概要を教えてください。

ココテラス湘南

「ココテラス湘南」は子どもと環境をテーマにした施設としてオープンしました。現在、1階から3階には子どもたちの健全育成に関係する施設として、幼児教室や学習塾、ダンススクール、マタニティヨガのスクールなど13施設が入っています。

ココテラス湘南

また、「ココテラス」という施設の名前の由来は、「Cocco(ココ)」はイタリア語で「かわいい子、秘蔵っ子」という意味の言葉を表しています。 「Terrace(テラス)」は「屋外フロア、バルコニー」を表し、4階のバルコニーを象徴しています。「ココテラス」はこれらの言葉を合わせた造語で、 日本語で「此処を照らす」という意味も込め、明るい子どもたちの未来をイメージしています。

環境面や施設内にはどんな設備を備えていますか。

ココテラス湘南

屋上には太陽光パネルを設置していますし、4階のバルコニーには植栽も設けています。さらに、建物のライフサイクル全体で環境負荷をできるだけ少なくする設計がされています。

ココテラス湘南

また、施設内にある会議室は現在はおもにテナントとして入居している施設の方が講演会や学習会などのイベントで使われています。もちろん、地域のサークルや 発表会などでもご利用いただけます。3室の会議室はそれぞれ単独で使うこともできますし、3室つなげるとかなり広い空間が確保できますので、ぜひ利用していただきたいですね。

授乳室もあるそうですね。

ココテラス湘南

3階の「ヨガスタジオ TURQUOIZ・MIND」に授乳室があります。ヨガスタジオにいらした方でなくても、お子さんをお連れの女性であれば、どなたでもご利用になれます。また、3階にはベビーカーにお子さんを乗せたままでも利用できる多目的トイレがあります。

「ココテラス湘南」でイベントなどを企画されることはありますか。

神台公園

毎年、「神台公園」で「辻堂ファイト祭り」というお祭りがありまして、2014(平成26)年は8月の23日と24日に行われます。これは「ココテラス湘南」が主催しているわけではありませんが、目の前で行われるイベントですので、「ココテラス湘南」でもポップコーンや簡単な記念品を配ろうと企画しています。

辻堂の街の特徴について教えてください。

ココテラス湘南

ショッピング施設もあれば、公園もあり、医療施設もあるという、多彩な施設に恵まれた街です。街並みの景観がきれいなことも特徴ですね。

海岸に約2kmと近いのですが、「ココテラス湘南」の辺りは標高が12.5mありますので、暮らしの安全という点でも安心できる街です。

ココテラス湘南

今回、話を聞いた人

ココテラス湘南

一般財団法人藤沢市開発経営公社 管理課 上級主査:齋藤 洋介さん

住所:藤沢市辻堂神台2-2-2
TEL:0466-34-8333

※記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。

地域ぐるみで子どもたちの育成をサポート
子育て中のファミリーにも温かい子育て複合施設/一般財団法人藤沢市開発経営公社 管理課 上級主査 齋藤洋介さん

所在地:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 
電話番号:0466-34-8333
利用時間等は施設により異なる
http://www.cocco-terrace-shonan.com/

レゴブロックを使った独自の方法で豊かな創造性と考える力を育ててゆく/レゴスクール湘南C-X チーフインストラクター 金岡藍さん

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レゴスクール湘南C-X
チーフインストラクター 金岡 藍さん

レゴブロックを使った独自の方法で
豊かな創造性と考える力を育ててゆく

「ココテラス湘南」2Fにある「レゴスクール湘南C-X」では、レゴブロックを使った独自の育成方法を展開している教室で、子どもたちが遊びながら豊かな創造性や考える力を身に付けています。レゴスクールチーフインストラクターの金岡さんに、レッスンの様子や辻堂の魅力についてお話を伺いました。

「レゴスクール湘南C-X」ではどんな体験ができるのでしょうか。

ココテラス湘南

発達段階に合わせて作られたカリキュラムに沿って、レゴブロックを使ったミッションをこなしていきます。このように問題解決を行うことで、遊びながら自発的に学んでいくことができる施設です。学年別にコースも分かれており、年少から受講が可能です。

ココテラス

マイワールド・ディスカバリー、アドベンチャー、インベンションと段階があり、小学3~5年生になると、ワールド・ロボティクスというコースで2年間のプログラムで学ぶことができます。体験学習も行っていますし、エデュケーションでしか手に入らない限定の教材もありますので、興味を持った方にはぜひ一度いらしていただきたいですね。

辻堂の街の魅力を教えて下さい。

湘南T-SITE(建設中)

大きなショッピングセンターをはじめ、新しい施設がいくつもあって利用しやすいのでとても便利な街です。もうすぐ、湘南スマートシティに「T-SITE」ができると聞いています。「蔦屋書店」やカフェができるようですので、期待しています。

レゴスクール湘南C-X

今回、話を聞いた人

株式会社サンマルタ

レゴスクールチーフインストラクター金岡 藍さん

住所:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2ココテラス湘南2F
TEL:0466-30-2305

株式会社サンマルタ
http://www.sanmalta.com/education.php
レゴスクール
http://www.legoschool.jp/locations/shonan/
レゴスクール湘南C-X Facebook
https://www.facebook.com/05fujisawa

※記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。

レゴブロックを使った独自の方法で
豊かな創造性と考える力を育ててゆく/レゴスクール湘南C-X チーフインストラクター 金岡藍さん

所在地:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南2F 
電話番号:0466-30-2305
営業日:10:00~18:50(日によって異なる)
定休日:日・月
http://www.legoschool.jp/locations/shona..

学ぶことの楽しさを第一に! 子育て世代にも頼られる教室の魅力とは/学童クラブアウラ湘南辻堂スクール・フェリシス湘南辻堂スクール湘南地区責任者 渡辺 佳代子さん

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学童クラブアウラ・フェリシス湘南辻堂スクール
湘南地区責任者 渡辺 佳代子さん

学ぶことの楽しさを第一に!
子育て世代にも頼られる教室の魅力とは

放課後に子どもたちが集まる「学童クラブアウラ湘南辻堂スクール」では理科の実験や工作などさまざまな遊びをとおした学びを展開しています。また、「学童クラブアウラ湘南辻堂スクール」の一つ上の階にあるのが有名小学校受験や幼児英才教育を行っている「フェリシス湘南辻堂スクール」。それぞれの教室の魅力や、辻堂の街への期待について二施設の責任者である渡辺さんにお話を伺いました。

「アウラ湘南辻堂」はどんな施設なのですか。

ココテラス湘南

小学校1年生から6年生までの子どもたちが放課後に集まる施設です。「ココテラス」の3階には弊社が運営する塾もありますので、見守り保育を中心に最低1時間の学習時間を設けていることが特徴です。学習時間には宿題のサポートを中心に副教材を活用した国語や算数の学習、週に2回になりますが英語の学習も行っています。

施設は19時30分まで開いており、ご家庭の予定に合せて延長をすることも可能です。また、朝も通常は8時30分からとなりますが、出勤前にお子様を預けたいという方には7時30分からでも対応しています。保護者様の仕事や急な予定に合せても時間の融通が利くと、とても喜ばれてい ます。

「フェリシス湘南学童スクール」で行われているコースについて教えてください。

ココテラス湘南

学校に通う前から、子どもたちが「学ぶことは楽しい!」と思える体験学習を提供しています。幼児英才教育コースと幼稚園受験コースの2コースがあり、幼児英 才教育では0歳から小学校入学前の子どもたちを対象に、子どもたちが遊びをとおして学びの感覚をみにつけていく学習の基礎づくりに取り組んでいます。幼稚園・小学校受験コースは3歳児以上の子どもたちが対象で、オリジナル教材や具体物を使って体得しながら、受験のための学習ではなく、将来に役立てる深い理解につなげる受験指導を行っています。

2015(平成27)年4月には、藤沢市内に新しく私立小学校が開校されるので、これからさらに地域の教育機関のサポートをしていきたいと思っています。

辻堂の街にはどんな魅力がありますか。

ココテラス湘南

辻堂の街はここ数年で開発が進み、子育てしやすい環境が整ってきました。「ココテラス湘南」の前に大きな公園がありますし、周辺にも公園が多く、子どもたちが遊ぶ環境も揃っていると思います。また、街全体が開けていて空が広く、とても明るい印象です。大きな病院もありますし、海も近く、子どもたちがのびのび育てる環境ですね。

学校との連携も良好で、今後、学童クラブや学校を増やそうという動きもあるので、地域ぐるみの活動ができることを、私も楽しみにしています。

今回、話を聞いた人

 

学童クラブアウラ・フェリシス湘南辻堂スクール
湘南地区責任者 渡辺 佳代子さん

学童クラブアウラ湘南辻堂スクール
住所:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2ココテラス湘南2F
TEL:0466-53-7757
http://www.fg-aula.com/

フェリシス湘南辻堂スクール
住所:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2ココテラス湘南3F
TEL:0466-53-7651
http://fg-felicis.com/school/tsujido.html

※記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。

学ぶことの楽しさを第一に!
子育て世代にも頼られる教室の魅力とは/
学童クラブアウラ湘南辻堂スクール・フェリシス湘南辻堂スクール
湘南地区責任者 渡辺 佳代子さん

所在地:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南2F・3F
学童クラブアウラ湘南辻堂ス

なりたい自分になるためのチャレンジを! 子どもたちの気持ちにもしっかり向き合う「高田道場」/高田道場「湘南道場」

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高田道場「湘南道場」

なりたい自分になるためのチャレンジを!
子どもたちの気持ちにもしっかり向き合う「高田道場」

「子ども達の心と身体を磨く場所」をスローガンに掲げた高田延彦さん率いる「高田道場」。キッズレスリングクラスや、体育スキルアップクラスなど、年少から小学6年生までを対象にしたキッズクラスが4クラス。また7クラス開講している大人クラスもあり、家族皆で楽しめる道場となっています。今回は、高田道場「湘南道場」にお話しを伺いました。

「高田道場」の概要について教えてください。

高田道場

「髙田道場」は、子ども達の健全な心と身体を育んでいく活動にさまざまな面から取り組んでおり我々が提供しているレスリング・体操の各クラスもその一環です。子ども達こそ世界の宝物。すべての子ども達はダイヤモンドの原石であると考えています。

高田道場

家庭や学校・塾だけでなく、地域などの周りの大人たちが愛情を込めてゴシゴシ磨き、より強く美しく輝かせてあげたい。「髙田道場」はそんな活動の場にしていこうと考えています。

「湘南道場」のレッスン内容について教えてください。

高田道場

「キッズ体育スキルアップクラス」は、マット運動を中心とした体操から、ゲーム形式の基礎体力向上トレーニングを中心に、1時間集中型のクラスです。レスリングのトレーニングとはまた異なり、運動に必要な様々な身体能力の向上を目指します。

高田道場

「レスリングクラス」はアマチュアレスリングです。体育スキルアップクラスとは違ったレスリングの要素を取り入れ、ケガをしない強い体、何事にもくじけない精神を養います。受け身や技の練習から、試合形式(スパーリング)の練習も行います。

今回、話を聞いた人

 

高田道場 湘南道場

住所:神奈川県藤沢市辻堂神台二丁目2番2号 1F
TEL: 03-5749-5030
http://shonan.takada-dojo.com/

※記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。

なりたい自分になるためのチャレンジを!
子どもたちの気持ちにもしっかり向き合う「高田道場」/高田道場「湘南道場」

所在地:神奈川県藤沢市辻堂神台二丁目2番2号 ココテラス湘南2F
電話番号:03-5749-5030
http://shonan.takada-dojo.com/

子どもたちにスポーツや座学を通して多くの学びを。 成長の過程をサポートする子育て世代の強い味方/KidsBase ZERO

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KidsBase ZERO

子どもたちにスポーツや座学を通して多くの学びを。
成長の過程をサポートする子育て世代の強い味方

「KidsBase ZERO」では英語教室やサッカー教室はもちろん、チアリーディングやダブルダッチなど、子どもたちの様々な可能性を引き出すレッスンや、子育てサークル「朝活Kids」など親子で一緒に楽しめるコンテンツも展開しています。「KidsBase ZERO」で行われている様々な活動についてお話を伺いました。

「KidsBase ZERO」の概要について教えてください。

ココテラス湘南

「KidsBase ZERO」は、子どもたちにスポーツや座学を通して、多くの体験・達成感・人との関わりを提供し、子どもたちが「身体」「心と友情」「生きる力」を創る場としてさまざまな子ども向けのプログラムを開催しています。

ココテラス

幼児運動は、「楽しいからまたやりたい!」をモットーに、88種類の運動動作で運動に必要な基礎が身につくプログラムを組み立てています。2~3歳、4~6歳にクラスが分かれており、カラフルな道具を使って皆で楽しく運動ができます。

「KidsBase ZERO」ならではの活動について教えてください。

ココテラス湘南

チアリーディング教室では、リトル・キッズチアクラス(幼稚園年中~小学校2年生)、ジュニアクラス(小学校3年生~小学校6年生)にコースが分かれており、どちらもJリーグ・湘南ベルマーレなどのイベント等にも出演する本格的なチアリーディング教室です。

KidsBase ZERO

その他にも、絵本や紙芝居の読み聞かせなどを行う「朝活Kids」や、英語教室、また夏休み短期教室としてダブルダッチを身につける3日間の講習も行っています。

今回、話を聞いた人

 

湘南ベルマーレ KidsBase ZERO

住所:神奈川県藤沢市辻堂神台二丁目2番2号
TEL: 0466-65-0147
http://www.kidsbasezero.com/

※記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。


先生も子どもも全力投球。 “全職員で全員を見る保育”で、自由闊達な子どもを育む。/亀田幼稚園 園長 木村美津子先生 インタビュー

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亀田幼稚園 園長
木村美津子先生

先生も子どもも全力投球。
“全職員で全員を見る保育”で、自由闊達な子どもを育む。

東急大井町線の線路沿い、「中延」駅と「荏原町」駅の間あたりにある私立「亀田幼稚園」。古くからの住宅地が広がるこの地域で、長年にわたって子どもたちの教育に取り組んできた。英会話、体操、合奏などの多彩な専門指導を行う一方で、先生一人一人の熱意と相互の連携によって、200人近くの園児たちを“全職員で見る保育”を行っているという。「亀田幼稚園」園長の木村美津子先生に、園の理念や特長ある取り組み、そしてこの地域の魅力についてお話を聞いた。

亀田幼稚園の概要について教えてください。

亀田幼稚園 制服

2014年11月に創立59年を迎え、多くの園児たちが毎日元気に通園しています。年少は少人数に分けていますので3クラス、年中と年長は2クラスです。
「自由に大きくのびのび育てたい」という教育理念のもと、「自由な活動」「みんなで行う活動」の2本の柱を大切にしながらたくさんの刺激を与え、健やかな成長を育むよう職員たちは日々教育活動をしております。

特徴のある保育について教えてください。

亀田幼稚園 草履

まずは数十年以上続けている「裸足保育」です。うわばきの代わりに草履を履きますので、登園したら子どもたちはすぐ裸足になって草履に履き替えます。草履だと足の指を使わないと歩けませんし、5本指を使うのは脳の発達にも非常に良いとされています。
また年中・年長は夏でも冬でも冷暖房は使いません。夏は窓を開け放して毎日プール、冬でも窓は閉め切らず先生は悲鳴をあげるくらいです(笑)。でも風邪をひく子や熱中症になる子はいませんね。とにかく元気で体を使って遊ぶ子どもたちなので、病欠も非常に少ないです。

亀田幼稚園 運動会父兄

あとは“燃える行事”も多く、例えば運動会も1~3位までにだけ金銀銅のメダルが出て、赤白に分かれて全競技で本気で競い合います。保護者競技も点数に入りますから、親たちも本気。先生も「子どもに勝つ喜びを教えてあげたい」とスイッチが入ります。「競わせない」のも一つの考え方ですが、本気で取り組んで全力を尽くす楽しさや喜びも大切だと考えています。

専任講師を呼んでの指導も多いようですね。

亀田幼稚園 園長インタビュー

「体操」とネイティブの先生による「英語」は全園児週1回、「書きかた」は年長さん週1回、「スイミング」は年長・年中さん月1回、「合奏指導」は全園児月1回です。いずれも数十年間続いている指導で、担任ではなかなか手が回らない部分に専門講師を招いて指導することで、より質の高い・刺激のある保育を実現しています。特に合奏はずっと同じ先生にご指導いただいており、学年末の音楽発表会では鳥肌が立つほどの見事な演奏を子どもたちが披露しますよ。

園の1日の流れを教えてください。

亀田幼稚園 給食

8時半~10時の間に登園で、10時までは園庭や教室で自由に遊びます。10時から朝の会で、その後に専門講師による一斉活動やみんなの活動が始まります。12時からはお昼ご飯。月・水・金はお弁当、火・木は手づくり給食で、園の厨房で作ったカレーライスとスパゲッティをみんなで食べます。子どもたちは給食が大好きで4~5杯平らげる子もいるくらい大人気です。お弁当の日は仕出しも注文できますが、やっぱり子どもはお母さん手づくりのお弁当が嬉しいみたいですね。昼食後は、また自由な活動をして14時で降園です。

延長保育も実施しており、必要であれば18時30分までお預かりします。私たちは品川区で初めて延長保育をはじめた幼稚園で、最初は外部へ委託していたのですが、やはり自分たちで子どもを見たいと職員で担当することになりました。多くの方がご利用されていて、突然の延長保育にも対応しています。

保育を拝見しても、先生方の熱意が感じられますね。

亀田幼稚園 園庭

説明会などでもいつもお話しするのは、「先生たちは子どもに対して真剣に叱り、真剣に褒め、真剣に愛情を注いでいます」ということ。初めて園を見学された保護者の方に、「こんなに本気で子どもを叱る園は初めてです」と言われたことがあります。子どものことを本気で考えたら、叱るのも教え諭すのも当たり前。そのうえで叱り方が間違っていないかを職員同士でチェックし合い、叱られた子どものフォローを全員でします。

「子どものためなら」という先生が多いので、全てに全力投球。全職員で全員を見る保育ということもあって、職員会議は長いですよ(笑)。

“全職員で全員を見る保育”とは、実際にどういうことですか?

亀田幼稚園 集団活動

クラス単位での小さな集団で子どもたちを育てるのではなく、職員は全園児と保護者の方々の顔と名前を把握して、全職員で全園児を保育するようにしています。子どもたちを全ての先生が見守ることで、担任が一人で抱え込まず周囲に相談しやすくなりますね。

亀田幼稚園 スイミング

子どもは担任以外の先生から聞かれれば素直に言えることもありますし、近すぎて担任が気づかないことに別の先生が気づくこともあります。先生方も非常に仲が良いので、「○○ちゃん、最近笑顔が少なくなったけど何かあったかな?」とお互いで声をかけあったり、先生同士で指導内容もよく見えますから、先輩の先生が後輩に「ああいう場合はこうした方がいいよ」などアドバイスすることも多々ありますね。まるで幼稚園まるごとで一つの大きな家族のようだと、いつも感じます。

亀田幼稚園 園長インタビュー

クラスの垣根を越えて過ごす事で、年少さんから年長さんまで皆仲が良く、子ども達の中で自然と面倒をみあう姿が随所にみられ、助け合ったり、励ましあったり、時にはけんかの仲裁に入ったり、小さい子ども達は年長さんの全てに憧れてまねてみたり、微笑ましい場面に沢山出会います。多くの失敗や成功、そして全力で叱られ全力で褒められ、沢山の経験をしながら成長し、お互いを認め合いながら卒園していきますので、卒園してからの「絆」も大変強くて、中学生になっても高校生になっても大学生になっても、行事の前は必ず「お手伝いありますか?」と連れだって訪問してくれるんですよ。

最後にこのエリアの魅力について教えてください。

亀田幼稚園 組体操

静かで便利で、本当に暮らしやすい地域だと思います。ご近所同士も仲がよく、子どもたちにも気軽に声をかけ、温かい気持ちで接してくださいます。お母さんたちを見ていても、皆さん明るくてコミュニケーション能力が高い方が多いと感じます。

この辺りは有名な商店街が多く、大手スーパーよりも昔ながらの商店で買い物をする文化が未だに残る地域。挨拶をしたり世間話をしながら買い物ができるような昔ながらの環境は、子どもにも良いのではないでしょうか。日常的な買い物には商店街で充分ですし、渋谷にも自由が丘にも出やすくて交通の便も良い。子どもを育てながら暮らす環境としては理想的だと思います。下町のような親しみやすさが残る街ですね。

亀田幼稚園 園先生

今回、話を聞いた人

亀田幼稚園 園長

木村美津子先生

住所:東京都品川区中延6-1-3
電話番号:03-3783-7211
URL:http://www.shinashiyo.net/school_kameda.html

※記事内容は2014(平成26)年12月時点の情報です。

先生も子どもも全力投球。
“全職員で全員を見る保育”で、自由闊達な子どもを育む。/亀田幼稚園 園長 木村美津子先生 インタビュー

所在地:東京都品川区中延6-1-3
電話番号:03-3783-7211
http://www.shinashiyo.net/school_kameda…

家族のような温かいぬくもりを 地域全体で見守り、育む。/品川区立上神明小学校 校長 浅木 麻人先生

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品川区立上神明小学校
校長 浅木 麻人先生

家族のような温かいぬくもりを
地域全体で見守り、育む。

「中延」駅から徒歩6分。「上神明天祖神社」のすぐ隣にあるのが、創立75周年を迎える「品川区立上神明小学校」である。小規模な学校ならではの子どもたち一人一人に向き合った家族のような校内の雰囲気が魅力だ。他校と小中一貫教育を行うなど、教育面でもとても精力的に取り組んでいる。今回は「品川区立上神明小学校」の校長である浅木麻人先生に、教育面の取り組みや子どもたちの様子、さらに周辺地域の魅力についてお話を伺った。

「上神明小学校」の沿革と概要について教えてください。

品川区中延インタビュー 小学校看板

2014(平成26)年にちょうど創立75周年を迎えました。この地域は戦後、都心から移って住まわれた方が多く、それに対応するように学校も数多く建てられました。だから、この地域には歴史の長い学校が多いんです。本校の児童数は全校で133人(2014年度時点)で、各学年1クラスです。

比較的小規模な学校だと思いますが、少人数教育の特長などはありますか。

品川区中延インタビュー 教室 少人数

人数が少ないので、1人1人丁寧に対応できます。それも担任だけではなくて、全教員が関われます。個人のファイルを作っていて、生活面や学習面など共有しているので、統一した理解もできます。あの子は算数が得意だとか、細かいことまで全部知っていますから、それぞれの先生がアドバイスや指導をできます。これは小さい学校でないとできないことだと思います。

「冨士見台中学校」、「伊藤小学校」と小中一貫連携校ということですが、どのような連携が行われているのでしょうか。

品川区中延インタビュー 小学校外観

品川区は全部の学校で小中一貫教育を行っていてそれぞれグループがあります。本校は「品川区立冨士見台中学校」、「品川区立伊藤小学校」と連携していますが、グループ内で、教員の人事交流や子どもの中学校体験を行っています。中学校の先生に来て頂いて、今勉強していることが中学校につながっていることを教えてもらったりもしています。

品川区立上神明小学校インタビュー

今一番力を入れているのが生活指導と生徒指導、これを3校一緒にやっています。行事の交流もあって、中学校の合唱コンクールに参加したり、逆に本校の運動会では卒業した生徒がボランティアとして参加してくれます。

小中一貫連携校である3校の統一教育目標「考える人を育てる」「思いやる人を育てる」「実現する人を育てる」ですが、具体的にどのようなカリキュラムを組んでいるのか教えてください。

品川区中延インタビュー カエル

学習のカリキュラムは品川区全体で決まっています。この目標は私どもとしては、”中学校に行ってから実現する目標”ととらえております。そして、小学校はそこにつながる素地を作るというのが役目です。本校の場合、約半分は「冨士見台中学校」に行くのですが、他は違う中学校に行きますので、どこの学校に行っても自分で勉強や生活ができるようにするというのが基本です。

小中一貫連携校の他に保育園とも連携しているそうですね。

品川区中延インタビュー 校庭

品川区では、連携している保育園児が小学校を定期的に訪れ、慣れ親しむことで安心して小学校に上がれるようにする、「スクールステイ」という事業があります。本校は「品川区立冨士見台保育園」と連携しています。そのための教室があって、年長さんが週に2回来ていますね。教室で机に座って、保育園と同じようなことをして過ごしています。

年中行事や課外授業などで、「上神明小学校」ならではの取り組みについて教えてください。

品川区中延インタビュー ぶどうの写真

うちの学校には甲州三尺という種類のぶどう棚があって、毎年ぶどう狩りをしています。500房くらい収穫できます。それを給食でジュースやゼリーにしたり、地域に配ったりするんです。スクールステイの保育園児も来て、一緒に収穫しています。

品川区立上神明小学校インタビュー

他には、伝統的な行事で「どろんこ祭り」というのがあるんです。地域の方が土山を作ってくださって、その泥で遊ぶんです。どろだんごを作ってぶつけ合ったり、顔に泥を塗ったりします。泥に色をつけたりもするんですが、綺麗な球を作りますよ。

給食は自校で調理されているそうですね。食材に地元の物を使うなど何か工夫されていることがあれば教えてください。

品川区中延インタビュー 給食の写真

品川区は全校が自校給食です。都会ですので、なかなか地産地消とはいきませんが、大根、ホウレンソウ、小松菜は練馬区などで採れた食材を使っています。また、近くにお米屋さんと豆腐屋さんがあるので、米と豆腐関係はそこから買っています。授業などで野菜を植えることもあるので、それを使うこともあります。

「上神明小学校ってどんな学校?」と聞かれたら、校長先生はどのように答えられますか。

品川区中延インタビュー 先生と子ども

一言で言うと「ホットホット」です。「温かい」という意味のホットと「安心」という意味のホットですね。うちは家族的なので、親も子も安心して通えます。固い言葉では「個別支援学校」と言っています。うちの子たちは、素直で、子どもらしい子どもですよ。気持ちが安定してます。学校が楽しいというアンケートを行った際は、全国平均よりも高く、約80%の子が学校は楽しいと答えたようです。

周辺の街や子育て環境の魅力について教えてください。

品川区中延インタビュー 校長先生と子ども

すぐ隣に「上神明天祖神社」があるのですが、本校の体育館が元々は神社の土地で、地域の方が神社と交渉して譲って頂いたという言われがあります。氏子さんの連携が強く、地域のつながりがすごく強い。地元の消防団も区内で一番多い。神社を中心にした地域なんです。

なかのぶスキップロード(中延商店街)

おじいちゃん、おばあちゃん世代も多く、育児で困っても相談すれば協力してくれる環境がある。それが一番大きなことですね。街としては交通の便がよくて、商店街があちこちにありますから買い物も便利です。生活利便性の高さだけでなく、本校の辺りにくると自然もあり穏やかな環境が広がっていますので、「ゆったりしていてすごくいいですね」とよく言われます。そんな環境に魅了されてこの街に住んでいる方や、「上神明小学校」を選ぶ方もいらっしゃいます。

品川区中延インタビュー 校長先生

今回、話を聞いた人

品川区立上神明小学校

校長 浅木 麻人先生

所在地:東京都品川区二葉4-4-10
電話番号:03-3781-4792
URL:http://school.cts.ne.jp/kamishin/index.html

※記事内容は2014(平成26)年12月時点の情報です。

家族のような温かいぬくもりを 地域全体で見守り、育む。/品川区立上神明小学校 校長 浅木 麻人先生
所在地:東京都品川区二葉4-4-10
電話番号:03-3781-4792
http://school.cts.ne.jp/kamishin/

総合生涯学習プラザが隣接。 多彩な教育と保護者参加で、子どもたちの自信を育む/八千代市立萱田南小学校 校長 浮貝公雄 先生

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八千代市立萱田南小学校
校長 浮貝公雄 先生

萱田南小学校インタビュー

総合生涯学習プラザが隣接。
多彩な教育と保護者参加で、子どもたちの自信を育む「市立萱田南小学校」

東葉高速線「八千代中央」駅近くにある「市立萱田(かやだ)南小学校」は、「八千代市総合生涯学習プラザ」に隣接しており、一部の施設を共用しているというユニークな小学校です。教室はオープンスペースを採用するなど様々な特徴があるこの学校と、八千代市の子育て環境について、浮貝公雄 校長先生にお話をうかがいました。

萱田南小学校について、沿革や概要を教えていただけますでしょうか。

八千代市立萱田南小学校

八千代中央エリアは、東葉高速線の開業により、人口が急増してきました。このエリアには、もともと「市立萱田小学校」があったのですが、「八千代中央」駅近くの小学生はそこまで通うには遠いこともあり、新たにこちらの「市立萱田南小学校」が開校したのです。今年(※2013年12月取材時点)開校7年目で、現在は595名の児童が通っています。

学校の特徴や魅力について教えて頂けますでしょうか。教室はオープンスペースになっているそうですね。

萱田南小学校インタビュー

はい、本校の教室はすべてオープンスペースになっていることがひとつの特徴です。他校から転校していらっしゃった児童の保護者の方から、授業に集中できるのかと心配されることもありますが、ドアを開け閉めする音はありませんし、隣のクラスに配慮して活動しますので、とくに問題は起きておりません。

教室のロッカーは可動式で、必要に応じて教室のレイアウトを変えられるようになっています。また、可動式の掲示ボードもあり、学習の掲示物を前もって貼っておいて、必要な時に動かして見せることもできます。ロッカーと掲示ボードをつなげれば壁のようになりますから、冬は暖かさを保つこともできますし、夏は全開にして風通しをよくすることもできるんですよ。

「八千代市総合生涯学習プラザ」と共用している施設もあるとうかがいました。

八千代市総合生涯学習プラザ

はい、本校は「八千代市総合生涯学習プラザ」と併設されていることから、屋内プールや体育館、パソコン室、音楽室、調理室などを共用しています。とくに、屋内温水プールの恩恵は大きいですね。
本校では、6月初旬から7月初旬にかけて、火曜日以外の週4日間の午前中に「八千代市総合生涯学習プラザ」の屋内プールを貸し切りにして水泳の授業を行います。外の天候や気温に左右されずに、計画通りに授業を実施できます。プールの水温や衛生面などは施設の担当者がきちんと管理してくれておりますので、教職員の負担もありません。

その他の共用スペースも子どもたちがいる時間帯は本校で使えますので、問題なく授業ができます。体育館も冷暖房を完備していますので、卒業式、入学式や全校集会も快適です。

教育目標に掲げられている『「国際社会にはばたく南の子」-夢と自信を育む-』について、どのようなことに力を入れた教育を行っていらっしゃいますか?

萱田南小学校インタビュー

国際化、グローバル化が進んできましたから、自信を持って自分の国のよさを伝えられる子ども、夢と希望と自信を持った子どもを育てたいと考えています。そこで、世界の国々をイメージできるように、保護者や教職員が海外旅行したときに手に入れた民芸品などを集めて、展示コーナーを作りました。

普段の授業や遠足などの活動で重視しているのは、
3~4人のグループをつくり、教師や大人に頼らずに行動する機会を1年生のときから積極的に経験させていることです。こうした“一人でできる”という自信が、将来、外国の方とも臆せず交流ができるベースになると考えています。もちろん、すぐにできるようにはなりませんが、1年生だからまだ早い、とやめてしまえばそれまでです。可能性があるならやってみよう、と取り組むことで次第にできるようになるのです。

子どもたちと接するときに心がけていらっしゃることは何ですか?

萱田南小学校インタビュー

子どもが何か問題を起こしたり、学習がうまくいっていない時は、まず子どもの話を聞くことです。そのうえで、解決方法を提案したり、授業がわからなかったら時間を取って教えるようにしています。

担任だけで解決できない場合があれば、校長や教頭がサポートしますし、保護者に話をする必要があれば、直接会ってお話しするようにしています。電話でなく、直接お話しすることが大切なんです。学校と家庭が連携して、褒め方や叱り方を工夫するなど子どもが同じ方向に進めるように整えると、子どもは落ち着いてきます。

本校にはいろいろな子どもが通っています。発達障害など、配慮を必要とする子もいます。こういった子どもたちを“困った子”と、頭ごなしに叱ってしまったらそれでおしまいです。実は子ども自身が困っていますし、保護者の方も困っていることが多いのです。学校ではまず、保護者の方が困らないようにサポートをして、保護者の方が子どもに適切な方法で関われるようにしていきます。そのようにすると、子ども自身も楽になって変わってきます。

異学年交流も活発に行っていらっしゃるそうですね。

萱田地区公園

本校の異学年交流活動は、“一人っ子でも兄弟姉妹の感覚を体験できるように”という狙いで、兄弟学年として1年生と6年生、5年生と2年生、3年生と4年生がペアになって、いっしょに遊んだり給食を食べたりしています。

とくに6年生による1年生の面倒見のよさはすごいですよ。毎年、全校遠足で近くの「萱田地区公園」に行くのですが、6年生が1年生の手を引いて連れていきます。お昼を食べた後、6年生が自分たちで計画していた遊びで1年生といっしょに遊んでいます。1年生が6年生に自然に甘える姿も見られますし、1年生はお兄さんお姉さんにやさしくしてもらえて、学校に来るのが楽しみになっているようです。

学習に関する独自の取り組みについて教えていただけますでしょうか。

萱田南小学校インタビュー

「ステップアップ学習」として、自分のペースでプリントを進める学習を行っています。プリントを自分で選んで問題を解いたら自己採点をして、間違えた問題を直してから次のプリントに進んでいくというシステムで、火曜日の朝の時間を利用して進めています。

また、「ゼロ校時授業」として、月、水、木曜日には普通の学校では朝自習や朝読書に使っている時間を、本校では通常の授業に組み込んでいます。通常45分の授業時間に25分加えることで70分の授業になりますから、例えば理科の実験なども余裕をもってできます。

保護者や地域との関わりや連携は、どのようなことを行っていますでしょうか。

萱田南小学校インタビュー

毎週金曜日は朝読書を行っていますが、月2回ほど「お話バスケット」の保護者の方による読み聞かせをしていただいています。低学年の子どもたちだけでなく上級生も喜んでいますし、お母さん方も読み聞かせをするのをとても楽しみにしています。

本校での特色は、このように学校教育に保護者に関わっていただいていることだと思います。図書館の本の貸し出しは保護者による図書ボランティアに協力いただいていますし、総合学習のゲストティーチャーにも元キャビンアテンダントやお花屋さんの店長さん、スキューバダイビングの先生、梨農家の方といった多彩な職業の方に来ていただいて、6年生のキャリア教育にお話をしていただいています。

もちろん周辺地域の方にも多くのご協力をいただいています。朝の登校時には、スクールガードの方をはじめ保護者の方にも見守っていただいています。

萱田南小学校の子どもたちの様子はいかがでしょうか。

萱田南小学校インタビュー

元気な子が多いですね。「萱南レンジャー(おやじの会)」の企画で近くの農家の田んぼで田植えや稲刈りをしたりすることもあるのですが、そういったときも泥んこになって遊ぶのを楽しんでいますし、朝も「おはようございます」と元気にあいさつができます。「鉄棒教えてくれますか?」と私のところへ寄ってきたりと、人懐っこい子も多いです。学校に来てくださるALTの先生も「萱田南小学校の子はみんな積極的で明るく、活発ですね」とおっしゃっています。

学校が建つ、八千代市の子育て環境や、街の魅力を教えてください。

東京女子医科大学八千代医療センター

八千代市には「赤ちゃん広場」があり、お母さんたちの交流の場になっていますし、子育ての相談にも乗ってもらえます。「東京女子医大 八千代医療センター」が近くにあり医療面も充実しています。その他暮らしに関わる点では、「八千代中央」駅から「東京」駅まで50分程度という交通利便性もありますし、「ゆりのき通り」には、有名な和菓子や洋菓子のお店などがあるのも魅力でしょう。

このエリアでは、新しい人たちと以前から住んでいる人たちが融合する目的もかねて、毎年、夏祭りやつつじまつりなどの催しが開かれています。そこに子どもたちも参加するのですが、その子どもたちの姿を見て、地域全体で学校教育にも協力していこうという機運が高まってきました。このような地域なので、新しく越してきた方にもみんなウエルカムで、自然に溶け込めると思いますよ。

浮貝校長先生のおすすめの場所などがありましたら教えていただけますでしょうか。

萱田地区公園

本校のすぐ北側にある「萱田地区公園」は、池があって、春には桜がきれいですし、散策におすすめですね。このほか「飯綱近隣公園」もありますし、公園が多いのも魅力です。

さらに、八千代市の目玉として、新川沿いに中央図書館と市民ギャラリー、陸上競技場をつくる計画があります。この度、市議会も通りましたから、これからはもっと楽しめる場所が増えそうです。

萱田南小学校インタビュー

今回、話を聞いた人

八千代市立 萱田南小学校

校長 浮貝公雄先生

住所:千葉県八千代ゆりのき台3-7-3
電話:047-487-7117
URL:http://www.yachiyo.ed.jp/ekayanan/

※記事内容は2013(平成26)年12月時点の情報です。

総合生涯学習プラザが隣接。
多彩な教育と保護者参加で、子どもたちの自信を育む/八千代市立萱田南小学校 校長 浮貝公雄 先生

所在地:千葉県八千代市ゆりのき台3-7-3 
電話番号:047-487-7117
http://www.yachiyo.ed.jp/ekayanan/

幼稚園としてあるべき姿が未来を創る。 未来を担う子どもたちを育む「九重幼稚園」。/九重幼稚園 園長 伊藤徳久 先生

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学校法人九重学園 九重幼稚園
園長 伊藤徳久 先生

幼稚園としてあるべき姿が未来を創る。
未来を担う子どもたちを育む「九重幼稚園」。

保育施設の不足が問題視されているなか、「九重幼稚園」の伊藤園長は力強く語る。
あくまでも幼稚園は学校で、そこでの幼児教育が子どもの将来に大きな影響を与えることになると。1965(昭和40)年4月に開園した歴史を有する同幼稚園で、改めて幼児教育の重要性を伺った。

まずは、「九重幼稚園」の概要を聞かせてください。

九重幼稚園 伊藤園長

開園したのは1965(昭和40)年4月で、2014(平成26)年6月現在で園児数は289名です。少子高齢化が加速していくなかで、十数年前と比べて園児数は2倍となりました。子どもを預ける場としてではなく、しっかりとした幼児教育を受けさせたいという家庭が増えてきた結果ではないかと捉えています。

話にあった“幼児教育”について少し詳しく伺えますか?

九重幼稚園 先生

学校教育法にも明記されていますが、幼稚園は小学校や中学校と同じ学校です。従って幼児教育の場であることこそ、幼稚園の本来あるべき姿だと考えています。

九重幼稚園 授業風景

「九重幼稚園」では3歳からの集団教育により、行儀作法・集中力・達成感・自立心・自己修正力を育てています。幼児教育は特別なものではなく、子どもを一人前に育てていくために、我々の先達が実践してきた正しき伝統なのです。

「九重幼稚園」の教育方針についても伺えないでしょうか。

九重幼稚園 体育

“元気な子・がんばる子・豊かな子”の育成が教育方針です。専門の音楽講師による音感教育や、教育業界で注目されているサイバードリームを使った英語教育をしています。

施設面での特長はいかがですか?

九重幼稚園 プール

教室内のフローリングには無垢材を使用しています。さらに水泳施設は温水で、アトピー性皮膚炎や喘息に効果があるとされるオゾン濾過機を設置しています。先代の“水と砂は幼児教育に欠かせない”という考えに基づき、子どもたちが動き回れる環境づくりに努めました。遊んでいると怪我もしますが、しかしそれは当然のことで、怪我を経験しながら子どもは成長していくと考えております。

「九重幼稚園」の展望としてはいかがですか?

九重幼稚園 園児

幼稚園を学校と捉え、幼児教育を重んじる施設が少なくなってきているだけに、幼児教育の重要性を改めて、声高らかに訴えていきたいですね。

これは開校からの理念ですし、日本人がこれまでに培った文化・知恵の集大成でもありますから、どのようなことがあってもこの信念は貫いていきます。

この土地で生まれ育ち現在は17代目とお聞きしましたが、
そんな伊藤先生が感じておられる、蘇我の好きなところを教えてください。

九重幼稚園 園舎

創建709(和銅2)年と言われる「千葉寺」や、由緒正しき「稲荷神社」をはじめ、歴史に彩られているところですね。

アリオ蘇我

一方で、千葉市第3の都心として発展を続けており、ショッピングセンター「アリオ蘇我」があるなど住環境としても優れています。新旧が共存しながらの発展を、我々としても期待しています。

今回、話を聞いた人

九重幼稚園 伊藤園長

九重幼稚園 園長
伊藤徳久 先生

住所:千葉市中央区稲荷町3-12-6
電話番号:043-261-1418
http://www.kokonoe.ac.jp/access/access.html

※記事内容は2014(平成26)年6月時点の情報です。

幼稚園としてあるべき姿が未来を創る。 未来を担う子どもたちを育む「九重幼稚園」。/九重幼稚園 園長 伊藤徳久 先生
所在地:千葉県千葉市中央区稲荷町3-12-6
電話番号:043-261-1418
http://www.kokonoe.ac.jp/access/access.h..

桜の木を通して、思いやりを育み、 自分たちの街をもっと好きに。/「くにたち桜守」代表 大谷和彦さん

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くにたち桜守
代表 大谷和彦さん

桜の木を通して、思いやりを育み、
自分たちの街をもっと好きに。

JR「国立」駅からまっすぐ南に伸びる大学通りは、東京でも有数の桜の名所。そんな国立の桜並木を、市民の力によって守ろうと活動しているのが「くにたち桜守」だ。代表の大谷和彦さんは「桜をきっかけに自分たちの街をもっと好きになってほしい」と話す。大谷さんに「くにたち桜守」の活動や、国立の桜や街に対する思いについて詳しくお話を伺った。

「くにたち桜守」を始めたきっかけや経緯を教えてください。

大谷さん

きっかけは桜通りを歩いている時に、たまたま桜の木を見上げたら、皮がベロンと1メートル以上剥けていたんです。よく見たら、他にも傷ついている木が何本かあった。このままではいけないと感じて、当時「くにたちさくらフェスティバル」に関わっている知人に、電話して相談しました。そしたら「それは気が付いた君がやるべきじゃないか」と言われて、翌年「くにたちさくらフェスティバル」の実行委員会に入ったんです。

桜の木

ほとんどの人が、桜は当たり前に咲いていると思っていますから、誰がいつ植えたのかといった歴史がわかれば関心を持ってもらえるのではないかと思って、まず調べました。大学通りの桜は、今の天皇陛下が生まれたのを記念して1934(昭和9)年頃に谷保村の人が植えたそうです。当時を知る植木屋の親父は、「自分の腕くらいの太さの桜を植えたら、今は俺のおなかより大きくなって嬉しい」と話していましたね。当時の植樹に携わった方々の写真を大きくプリントして「国立桜物語第1章、桜を植えた男たちと」いうタイトルで展示しました。その横に「桜の木はつらいよ」と題して、傷んだ桜の写真を飾ったんです。

絵

一回きりの活動で終わるものではないと思い、2年目の第2章は「桜づくし」と題して、桜の短歌や桜の花飾りを募集して展示。3年目の第3章は、アクションを起こそうと思ってポストカードを作り、300円で売った収益とカンパを集めました。そして花が終わった5月に薬を塗ったり、肥料をあげたりという桜の保全活動に取り組み、この年は33人の方が参加してくれました。第4章は桜の地図を作って販売。そして前年同様5月に保全活動をしたところ、50人以上の方が参加。翌年、第5章の活動ではついに100人を超える方々が参加してくれたんです。

桜

そして、第6章となる2000(平成12)年、嬉しいことに行政が2ヶ年の計画で桜の保全事業を行うと言ってくれたんです。最初は少数だった活動に、少しずついろんな方が参加してくれるようになり、6年目になってようやく行政も動いてくれたんです。この年に、市民ボランティア団体「くにたち桜守」が正式に誕生しました。

普段どのような活動をしているのですか?

ボランティア

毎月第3日曜日が作業日です。今月(4月)の作業は、菜の花の周りの雑草取り。先月は、桜についてのポスターを飾る準備をしました。一回の作業の参加者は、10人から15人くらいです。40代から60代で、比較的時間に余裕のある方が多いですね。

どのような思いで活動をされていますか?

桜と大谷さん

私は桜の木だけが大事なわけではないと思っているんです。桜の木を通して、自分たちの街を自慢できる街にしていきたい。家族や友達が病気だったら元気になってほしいと思う気持ちは、桜の木や他の植物が傷んでいても同じのはずです。例えば、そういう思いやりの気持ちを育てることで自分たちの街をもっと好きになってほしい、というのが桜守の目標です。桜守だからといって、桜の木ばかりを見ているわけじゃないんです。

大谷さん

私にとっては、桜をきっかけに色んな人と出会うことができて、それが一番の財産なのかなと思います。取り組みのなかで、小学生や中高校生と話す機会も多いですし、先日は江戸川区に行って桜のお話をさせて頂いたりと、桜をきっかけに色んな出会いが広がることがとてもありがたいですね。自分だけでなく、桜守に入っているとそういった楽しい出会いがたくさんあることも伝えていきたいですね。

子どもたちと一緒に行っている活動も多いのですね。

小学生

小学生から高校生まで、多くの子どもたちが桜守に関わっています。桜を守る活動にこれだけ多くの子どもが参加しているというのは、全国でも一番だと思います。主には、小学生から高校生を対象に桜についての授業をしています。それも一回きりではなくて継続的に授業を行うことで、桜の木を通して国立を自慢できる街にしていく、自分たちの街を好きになることを目的にしています。そして環境への考え方や、思いやる気持ちを育むユニークな授業です。

説明中

小学1年生には、「ミミズはかわいい」という授業で、「桜さんの固い土にミミズさんがいて土を食べてくれれば、だんだん隙間ができて水や空気が入って、桜さんが元気になるみたいだ。ミミズさんって素敵だね」という話をします。2年生になると、「桜さんとお話したことがあるのかな?」と問いかけます。桜の木に耳をつけて、幹を木づちで叩くんです。2本の桜を叩くと違う音がして、一方は「桜さんが僕はまだ元気だよ」っていう音、もう一方は「中が傷んでいて病気だよ」っていう合図なんですね。

草むら

3、4年生では、「ママ下の湧水」に行って水の中に入る授業もしています。湧水は年間を通して水温が変わらないので、冬の寒い日に水に足を浸けると温かく感じるんですね。また、多摩川でバードウオッチングをすることもあります。この地域の春の鳥、夏の鳥を調べて、自分で見て、声を聴いて、どういう場所に住んでいるかを自分で確認する授業です。好奇心が強くて感受性の豊かな時に、そういう季節感を五感で感じる体験をしておくことがとても大事だと思います。

土堀り

中学生や高校生には、肥料を作ったり、桜の健康診断をしたりといった活動をしてもらいます。グループ毎に作業内容を変えて、学校に戻ってから「なぜその作業が必要なのか」を話し合ってもらいます。一番大事なのは、その理由を自分たちで考えてはっきりさせることです。

看板

こうしてたくさんの子どもに関わっていると、嬉しい話が届くこともあります。先日は、小学校の時にお世話になったという子が成人式の前に連絡をくれて、「今は大学で環境学を学んでいますから、大谷さん、先々は大丈夫ですよ」と話してくれました。新聞社に就職したという方が、取材の勉強で「桜守のことをもう一回教えてほしい」と電話がかかってきたこともあります。先日、新潟県上越市の「さくらフォーラム in上越」で講演に呼ばれ、「100年先の桜を語ろう」というテーマでしたので、国立の子どもたちの活動を紹介してきましたよ。

「くにたちさくらフェスティバル」や「桜コンシェルジェ展」について教えてください。

桜

「くにたちさくらフェスティバル」に合わせて、国立と立川の観光協会が「桜ウォーキング」というイベントやっているので、今年はそちらに協力させて頂きました。イベント参加者の多くは桜の種類や樹齢、桜の病気のことなどは知らないので、コースの途中でそうした桜の案内をしました。そういう説明を聞くと、見る目がまた違ってくると思うんですよ。

コンシェルジュ

「桜コンシェルジェ展」は、毎年桜の時期に「国営昭和記念公園」で「くにたちの桜並木が東京で一番見事な秘密公開します」というタイトルでやっています。国立のいろいろな学校の生徒さんの桜に関する作品を展示したり、紙で作った大きな桜の木に生徒さんたちのメッセージを書いた花を貼って飾ったりします。メッセージを読むと、「桜をもっと大事にしてほしい」とか、「ミミズが大事だ」とか、子どもたちが自分で考えて書いてくれています。一回だけの体験ではなく、こういった学びを積み重ねていくことが、将来に繋がっていくのかなと思います。

改めて、国立という街の魅力を教えてください。

風景

国立は、街を歩いているといろんな季節感を感じます。春の桜だけでなく、夏は木々が濃い緑になり、秋は赤やオレンジに色づいたグラデーションの中から虫の声がたくさん聞こえます。葉が落ちた冬木立を見上げればオリオン座が見えます。お父さんが仕事に行くときに、お母さんが買い物に行くときに、子ども達が学校に行くときに、これだけの桜や緑に囲まれた街は他にないと思うんです。東京で一番素敵な街なんだよ、って私は言っています。

チューリップ

一番のおすすめは、やはり大学通りですね。夏は桜が咲いていないからつまんないねって言われるかもしれないけれど、緑の木陰になるので歩いているだけで気持ちいいですよ。素敵な緑がたくさんあることで、夏も涼しくホコリを防いでくれる。そうして葉っぱに養分を蓄えて翌年またきれいな花が咲くんです。また甲州街道を渡っていくと青柳崖線があり、その近くの「ママ下の湧水」は夏に行くとひんやりしてとってもいい所です。さらに行くと、多摩川もあって広い空も満喫できますね。

INTERVIEW: くにたち桜守 大谷和彦さん

今回、話を聞いた人

くにたち桜守

代表 大谷和彦さん

URL:http://www005.upp.so-net.ne.jp/k-sakuramori/

※2015(平成27)年4月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

桜の木を通して、思いやりを育み、 自分たちの街をもっと好きに。/「くにたち桜守」代表 大谷和彦さん
http://www005.upp.so-net.ne.jp/k-sakuram..

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