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永山フェスティバル 荒木喜美子さん

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永山フェスティバル
実行委員長 荒木喜美子さん

市民祭を通して発見できる、愛される街「永山」の魅力とは

2014(平成26)年9月20日と21日、好天に恵まれた週末の2日間に、小田急・京王「永山」駅の南側ペデストリアンデッキと公民館ビル「ベルブ永山」を主会場として開催された、「永山フェスティバル」。このフェスティバルは今回で17年目を迎え、原点である「葉月祭り」を含めれば30年以上続いている市民祭。多摩永山エリアでは最大のお祭りでもある。 今回は2014(平成26)年の会場の様子の写真を交えながら、フェスティバルのこれまでの歴史、多摩永山エリアの魅力などについて、実行委員長である荒木喜美子さんにお話をお伺いしました。

2014(平成26)年で17回目を迎えたという「永山フェスティバル」ですが、概要や歴史について教えてください。

ベルブ永山「ベルブ永山」

「永山フェスティバル」の前身としては、もともと「多摩公民館」で活動している市民団体が発表の場として開催していた、「葉月祭り」というものがありました。

それが1987(昭和62)年に、「ベルブ永山」ができ、公民館が移転してきましたので、「葉月祭り」についても、ここでまた同じことをやろう、ということになったのですが、せっかく駅前に移ったことですし、「公民館の利用団体だけの発表ではもう市民はついてこない」という意見もありまして、もっと広く、市民が参加できるものにしようという話になりました。

永山フェスティバル 実行委員長インタビュー

実はもともと、「グリナード永山」で独自にやっていたお祭りがあったのですが、「別々に開催するのはもったいない」という話しになり、「グリナード永山」の事業者である「(株)新都市開発センター」にも賛同していただき、「永山フェスティバル」という一つのお祭りとして、スタートしたんです。

そのお祭りが、「ベルブ永山」のオープンと同時に、1年目の夏に開催されました。その後、開催時期が見直され、今は9月の後半の土日に開催するようになり、「葉月祭り」も含めますと、今まで30回以上開催している恒例のお祭りとなりました。

市民、行政、民間が一緒にお祭りをやるというのは珍しいですね。企画や実行についても、やはり三者が一体になって行っているのでしょうか?

永山フェスティバル

そうですね。出演者、公民館、事業者からそれぞれ、実行委員会のメンバーが集まり、参加団体については市の広報で呼びかけて募っています。

私自身は、もともと消費者団体等連絡会(消団連)に所属していまして、「永山フェスティバル」に参加して以降、企画運営委員会にも所属しています。消団連としましては、出演ということではなくて、ごみの分別やリユース食器使用の推進など、裏方としての仕事をしています。

フェスティバルでは音楽演奏や舞踊を中心に、さまざまなステージや企画が盛りだくさんですが、こちらの出演・出展は、多摩市民の方限定なのでしょうか?

永山フェスティバル 実行委員長インタビュー

市民だけということはないですね。基本としては多摩市民なんですが、市民枠だけではなく、市外の方からも募集を行っています。市民や市外の方、色んな世代の方が「永山フェスティバル」に参加して頂いているので、さまざまなコンテンツが揃い、毎年、委員含め開催を楽しみにしています。

フェスティバルの全体のテーマ、狙いはどんな点にあるのでしょうか?

永山フェスティバル

どんな方でも気軽に来て頂けるようなフェスティバルを目指しています。とは言いましても、やはり基本的には、近くにお住まいの方という点は意識していますね。

テーマは毎年企画委員会で考えているものがありまして、今年のテーマは40周年にちなんで、「まちびらき永山」というテーマに沿って行いました。毎年テーマの言葉は変わっていきますけれども、永山の活性化というのが最大の目的ですので、最終的にはその点を意識したものになっています。

ショッピング施設である「グリナード永山」の方々も参加、協力されているということですね。

永山フェスティバル「グリナード永山」

そうですね。「グリナード永山」の方では、会場としての協力はもちろんですが、出演者としましても、ヤマハ音楽教室「スガナミ楽器」の方もエントリーしていますし、「毎日文化教室」の方で練習されている皆様も、沢山出演されています。スポーツクラブ「NAS永山」の方も出ていますね。「グリナード永山」の店舗の方も、お店以外に露店を出してくださったりしています。特に今年は「永山40周年」ということでしたので、露店の数は例年よりも多かったですね。

これまで長くフェスティバルを開催していらっしゃいますが、街や市民の方同士の結びつきに、どのような変化がありましたか?

永山フェスティバル 実行委員長インタビュー

「フェスティバルによって変わった」というような大げさなことは言えませんけれども、出演してくださる皆様は、ここに出るということを、名誉に感じてくださっているみたいですね。出ることでサークルのステータスが上がって、名前を知ってもらえる、という面はあるかと思いますし、もちろん、ここでサークル同士の知り合いも増えて、いろんなところに、新しいつながりが増えていくということはあるかと思います。

数多くのブースやステージが目白押しですが、特に名物になっているステージなどはあるでしょうか?

永山フェスティバル 実行委員長インタビュー

ステージは「グリナード広場ステージ」が一番人気でして、中でも、子どもたちが出るイベントは沢山の人が見に来られて、盛り上がりますね。「永山高校」の吹奏楽部の演奏も毎年、市民が楽しみにしているもので、とても盛り上がります。全国大会に出場するほど、有名なクラブなんですよ。

そのほかですと、「スマイルキッズバトンクラブ」や、「多摩太鼓」さんも人気がありますね。毎年沢山の方が見に来られています。

2014(平成26)年は「まちびらき40周年」の年ということですが、今後「こんな街になっていけばいいな」という思いはありますか?

永山フェスティバル 実行委員長インタビュー

やはり、市民同士の「つながり」がより一層深まっていけばいいですね。40周年という歴史ある永山はどうしても高齢者が多くなってきています。これを肯定的に捉えて、市民同士がつながって、温かい気持ちになれるような街になればいいかな、と思っています。最近は新しいマンションがどんどんできて、若い方も入ってきていますから、そういった皆さんも巻き込んでいきたいですね。

フェスティバルの将来については、「永山」駅前の京王線・小田急線などの商業施設も含めて、みんながひとつになって、もっと盛大なお祭りにしていければいいな、と思っています。

最後に、永山エリアの魅力についてお聞かせください

永山フェスティバル「小田急永山駅」

私は1972(昭和47)年からずっとここに住んでいますが、多摩永山エリアは本当にいいところですよ。人は優しいし、緑は多いし、みんなそれぞれ、つながりを求めて積極的に動いていますし、とてもいきいきとしています。都心に出かける時には、「新宿」に出るまでがすごくスムーズですし、私は車を持っていませんが、それでも全然大丈夫です。

馬引沢南公園「馬引沢南公園」

ニュータウンはどこに行っても坂が多いので、そこは少し苦労することもあるかもしれませんが、道幅も、歩道の幅も広いですし、歩道が車道と別になっているところも多いです。車が入って来られないような公園もあって、「子どもを遊ばせる時にも安心」とおっしゃるお母さん方は多いですね。

これからは若い方、お子さんを連れた方にも沢山、永山に住んでいただいて、永山をさらに活性化していただきたいな、と思っています。

永山フェスティバル 実行委員長インタビュー

今回、話を聞いた人

永山フェスティバル

実行委員長 荒木喜美子さん

永山フェスティバル
URL:http://nagayamafestival.blog.fc2.com/

※記事内容は2014(平成26)年10月時点の情報です。

永山フェスティバル 荒木喜美子さん
所在地:東京都多摩市永山1−4 
http://nagayamafestival.blog.fc2.com/


ドイツパンが美味しいベーカリーカフェ/Bakerycafe COPPET 奥山誠さん

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Bakerycafe COPPET
店長 奥山誠さん

サザンオールスターズも食べた!?
地域に愛されるコペのパン

県道18号の桜台交差点にある「Bakerycafe COPPET(ベーカリー コペ)」は、30年以上地域に愛されてきたパン屋さん。毎日焼く50種類ものパンを目当てに、お客さんの足は途絶えることがない。イートインもあり平日は地元の主婦の皆さんの憩いの場としても利用されている。店内にはお店のキャラクター「コペニョン」がいたり、小学校の社会の授業の教材として活用されていたりと、パン以外にも話題の絶えないお店だ。そんな「Bakerycafe COPPET」について、2代目店長の奥山誠さんにお話を伺った。

まず始めに、この青葉台エリアにお店をオープンしたきっかけについて教えてください。

店主

僕は2代目で、先代がこの地で「Bakerycafe COPPET」を始めました。この店自体は30年の歴史があり、2015(平成27)年で代替わりをしてから13年目になります。僕とこのお店との出会いは、高校生の時でした。当時「将来何になろうかな」と悩んでいたときだったのですが、ある日姉が買ってきたコぺのパンを食べた瞬間に「おいしい!これだ!」と直感したんですね。気付いたときにはアルバイトとして応募をしていました。

パン陳列全体

高校を卒業した後、専門学校に行き、「Bakerycafe COPPET」に就職しました。それからずっとこのお店でパンを販売しています。長いようですがあっという間ですね。「コペ」という名前は、スイスにあるレマン湖の近くのコペ村が由来です。先代がそこを訪れて、すごく素朴な村だと気に入り、「コぺ」という名前をつけたと聞いています。

お店に来られる方は、周辺にお住まいの方が多いのでしょうか。また、年齢層などについても教えてください。

黒板

時々都内から買いに来て下さる方もいるのですが、だいたいはこの周辺にお住まいの方ですね。年齢層は40歳前後で、9割の方が女性です。ファミリー層が多いので、休みの日には朝から子どもたちが走って買いにきたりします。買ったパンをその場で食べられるイートインも完備しているので、焼きたてのパンをその場で召し上がっていただくことができますよ。おかわりは一律200円で別のドリンクに変更可能です。平日は主婦の皆さんが来て、楽しくおしゃべりをしていますね。青葉区は子どもが多いので、ベビーカーで来店されるお客さんも多いですよ。

フランスパン

また、お年寄りの方もよくご来店されます。皆さん知識が深いので、僕よりマニアックなフランスパンの食べ方を知っていたりするんですよ。お話を聞くと、バブル時代にドイツなどのヨーロッパによく行かれていたそうです。

コペ新聞

そのほかにも、「横浜市立青葉台小学校」の3年生の社会科で、11月初めから12月終わりまでの1ヵ月間、コペを研究する授業にあててくれています。コペを題材にして、スーパーマーケットにある袋に入ったパンとの違いや、コぺのパンの作り方など、いろいろな視点で社会というものを考える授業です。研究結果の成果物はどれも素晴らしく、また子どもたちの目はキラキラしていて、僕としても嬉しい夢のような時間でしたね。

販売されているパンの種類や、販売時間などについても教えてください。

クリームパン

営業時間は朝7時半から夜7時半まで。カフェは朝9時から夕方6時までとなっています。パンは50種類前後ですね。一番人気なのはクリームパンです。ベースになるものと季節ごとに楽しめるものとがあります。デニッシュやカレーの具材など、パンの1割くらいが季節ごとに変わります。

ポパイ

土日は家族連れが多いのでお惣菜のパンや、子どもたちが好きそうなキャラクターのパンを多く作っています。お惣菜は11時から12時にかけて焼きたてを出すようにしているので、それを目当てに来てくださる方もいます。また、朝食に焼きたてを召し上がっていただきたいと思い、土日は朝7時半くらいに焼きたてのフランスパンも提供しています。

青葉台周辺エリアの飲食店とコラボもされていますが、このような企画を始められたきっかけについて教えてください。また、このような取り組みにより、お店同士の関係など変化はありましたか。

コロッケサンド

先日、コぺとイタリアンのお店とラーメン屋さんの3軒で、ミュージシャンが同時にライブを開催しました。「街のBGMプロジェクト(仮名)」と名付けているイベントです。そのほかにも、「シュタットシンケン」というドイツソーセージを作っているお店があるのですが、そのお店で出すホットドックのパンをコぺで作っていたり、ステーキ屋さんとは、大きさや具材を話し合ってハンバーガーを一緒に作りましたね。また、コぺのカツサンドのカツやコロッケ、メンチカツはお肉屋さんに作ってもらっています。カツはヒレカツの特注で、パンのサイズに合わせて作ってもらっていて、お店同士本当に仲がいいですね。

サンドイッチ

きっかけは東日本大震災で、商店街が静かになってしまったことです。何ができるかわからないけど、集まって話をしようということで、青葉台でフェイスブックでつながった人たちとAFF(青葉台で「face to face」)という会を立ち上げました。今でも年に5、6回、80人ぐらい集まります。目的は特になく会って話をするという感じです。

「Bakerycafe COPPET」ならではのイベントについて教えてください。

店全体

音楽のライブのほかに落語ライブも開催しました。僕自身、落語が好きで、歌でライブができるなら落語でもライブができるんじゃないかと考えました。この話をお客さんにすると、アマチュアで落語をやっている方を紹介してもらうことができて。お店を閉めてから、店の真ん中に高座を作って、囃子をかけて、とっても面白かったです。そういうイベントって都内に出ないと行けなかったりするので、子どもを連れていける距離でイベントが開催されるのはすごく嬉しいと、そんな声もいただいています。平日の夜なので、働いている方も仕事帰りに寄ってくれます。コぺでのイベント開催がきっかけで、周辺のいろいろなお店でもさまざまなイベントを開催するようになりました。

壁

起爆剤としての役目は終わったかなと思い、イベント自体は今お休みしているところです。朝から仕事して、イベントをやると、最終的にお店を閉めるのが夜11時くらいになってしまいます。一時期、毎月開催していた頃、スタッフがくたくたに疲れてしまって、今はお休みをしています。

パン

そのほかにラジオ番組も持っています。「FMサルース」という青葉台のコミュニティラジオがあって、土曜日の夕方6時から「Bakery cafe COPPET Presents 佐々木優太のミュージックデニッシュ」という音楽番組を放送しています。プロデューサーがその時間が空いたのでラジオ放送をやらないかと声をかけていただき、始めました。ミュージシャンの佐々木優太さんがパーソナリティを務めています。番組内に「今日のコペパン」というコーナーがあり、佐々木優太さんが食べて音楽で表現するんです。「Ustream」でも見ることができますよ。

近くには、「桜台公園」。少し足を伸ばせば、「もえぎ野公園」と自然も豊かですが、奥山さんがオススメする、パンを片手に楽しむ周辺エリアの散策について教えてください。

サンドイッチ

「桜台公園」という桜がきれいな公園があります。その公園には、池があったりと起伏がある公園なので散歩には向いていますね。この交差点(桜台交差点)から桜のトンネルができるので、春はとてもきれいです。また、商店街にもいろんなお店があるので、一軒一軒回ってみるのも楽しいかもしれません。

メロンパン

「もえぎ野公園」もやっぱり起伏がある公園で池に桟橋があるんです。桜の季節はコぺでパンを買ってそこで召し上がる方が本当に多いですね。

「コペニョン」というキャラクターが人気だそうですね。

コペニョン

昔からコペニョンっていう存在しないキャラクターがいたんです。心のきれいな人にしか見れないというキャラクターです。仕事をしていて、誰もいないところでガシャンって音がすると「今のはコペニョンの仕業だ!」とか、お客さんが来ないと「コペニョンがドアを閉めているんじゃないか」と、先代からそんな話がありました。

コペニョングッズ

2年くらい前に「コペニョン」を描写するとどうなるだろうと、スタッフが考えてきたんです。同時に絵本も描いてきてくれたので、原画を写真にとってフォトブックにしました。すると、とても人気が出て、コペニョンストラップを販売すると、1週間もしないで完売してしまいました。「コペニョンろうそく」や「キーホルダー」、「シール」もあります。周辺の小学生はみんな知っていると思います。

サザンオールスターズの『ピースとハイライト』のPVでお店を使われたそうですね。

パンスライス

サザンオールスターズのメンバーの方がコぺを知っていたみたいで、スタッフの方が見に来られたんです。その方から「急な話ですが、4日後にコぺで撮影がしたい」とお願いされたのですが、指定の日が営業日だったので、「撮影はできません」と伝えると、撮影に訪れるのは、「サザンオールスターズ」なんだと。即「どうぞ」と承諾しました(笑)。実際に来るまでは信じられなかったです。当日、メイクさんやスタッフの方々も多く、撮影中は同じ空間にいるけれど不思議な距離を感じましたね。

食パン

撮影が終わってから熱狂的なファンの方が来店されました。しばらくは撮影に使ったトレーを飾っていたのですが、その写真を撮っていましたね。今は飾っていないので、もしかしたらお客さんは知らず知らずにそのトレーを使っているかもしれません。本当に夢のようでした。

長年お店を営まれてきたからこそ感じる、周辺エリアの魅力について教えてください。

桜台エリアの街並み

街が本当にきれいですよね。よく壁面に落書きがある街もありますが、青葉台にはありません。朝5時くらいに、この辺りの有志の方がゴミ拾いをしてくださっているんです。そのような常に街をキレイにするということに関心の高い方が多いと思います。そのほかにも、青葉区は男性の平均寿命が長いことでも知られていますし、小学校など教育施設も充実していて、お年寄りも子どもも一緒に共存して暮らしている街です。美術大学や体育大学もあるので若者も多いですね。緑も多く自然環境にも恵まれています。

店主

※記事内容は2015(平成27)年7月時点の情報です。

ドイツパンが美味しいベーカリーカフェ/Bakerycafe COPPET 奥山誠さん
所在地:神奈川県横浜市青葉区青葉台1-29-3 
電話番号:045-983-5176
営業時間:ベーカリー 7:30~19:30
http://www.coppet-nyon.com/

青葉台コミュニティハウス 本の家 鈴木裕子さん

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青葉台コミュニティハウス 本の家
館長 鈴木裕子さん
副館長 岡﨑紀子さん

地域に根差した新しいコミュニティの場
「青葉台コミュニティハウス『本の家』」

「青葉台コミュニティハウス『本の家』」は、小さなお子さんから学生、仕事帰りのサラリーマン、定年退職された方まで幅広い年代の方々が集う街のスポット。駅からも近く、市立図書館の本の受け取りや返却もできるので、ますます便利に進化しています。そんな「青葉台コミュニティハウス『本の家』」について、館長の鈴木裕子さんと副館長の岡﨑紀子さんにお話を伺いました。

まず始めに、「コミュニティハウス」について教えてください。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:横浜市の地域住民の誰もが、図書の閲覧や貸し出し、地域のグループやサークル活動などで利用できるように設置されたものです。近隣の住民の皆さんのために、コミュニティハウスは存在しています。横浜市だと多くが学校型コミュニティハウスと言って、学校の一部分を借りて図書を置いたり、自由に使えるお部屋が何室かあります。それよりも規模の大きなものが地区センターで、そこには卓球やバトミントンができる体育室があったり、会議ができるお部屋も充実しています。「青葉台コミュニティハウス」はその中間みたいな規模ですね。

「青葉台コミュニティハウス『本の家』」の沿革、概要について教えてください。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:以前ここは区にひとつずつあった青少年図書館でした。この地が青葉区ではなく、まだ緑区だった1972(昭和47)年に、「緑区青少年図書館」として開館しました。区制が変わって「青葉区青少年図書館」になり、1999(平成11)年5月に「青葉台コミュニティハウス『本の家』」となりました。増設して部屋を増やして、エレベーターをつけました。元々青少年図書館だったということもあり、絵本がたくさんありますね。地域のサークルや団体の活動拠点としての役割と、地域の図書館としての役割を併せ持った施設です。

青葉台コミュニティハウス 本の家 インタビュー

鈴木裕子館長:コミュニティハウスは、全部で3階建ての建物となっており、3階には図書室が3部屋と学習室があります。図書室は大人向けの一般室、郷土に関する郷土室、子ども向けの絵本やお母さん向けの家庭の本が置いてある児童室がありますね。2階には入ってすぐに事務室と交流コーナーがあります。交流コーナーは自由におしゃべりができたり、館内では「交流コーナー」のみ飲食が可能です。1階には、多目的室という大きなお部屋と小会議室の2部屋あります。2階の中会議室と1階の多目的室と小会議室がサークルや団体にお貸しする部屋です。また、青葉区では市立図書館の本をホームページで予約して、各地区センターなどで受け取りや返却ができるサービスがあり、青葉台コミュニティハウスでもそのサービスを行っていて、大勢の方が利用されています。

「本の家」では、どのような種類の書籍が充実しているのでしょうか。

青葉台コミュニティハウス 本の家

岡﨑紀子副館長:元々青少年図書館だったので、子どもの絵本や紙芝居は充実していて、ご家庭での読み聞かせにもピッタリです。「青葉台コミュニティハウス『本の家』」になってからは、一般のお客さま向けに小説などの読み物も充実させています。話題の本や人気作家の新刊本などを中心に、アンケートやカウンターでのお客さまの声から本を選んでいます。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:図書館ではないので、すべての本を網羅しているわけではありません。限られた予算の中で、地域のニーズに合わせて本を選定しないといけないので、そこが一番悩ましいところですね。今話題になっている芥川賞を受賞したピース又吉さんの『火花』については、現在40人待ちです。市立図書館で借りることもできるのですが、そちらは何千人待ちという状態ですので、両方に予約をして早く順番が回ってきた方で借りるように、みなさん上手に利用されています。

通常の図書館と異なる点や、コミュニティハウスならではの魅力について教えてください。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:すべての分野を網羅しているわけではないですが、利用者のニーズに合わせた本の選定や、お客様一人一人とのコミュニケーションを大切にした丁寧な対応を心掛けるようにしています。「こういう本を読みたいんだけど、どんな本がいいかしら」と聞かれて、スタッフが一緒に選んであげたりなど、細やかな対応ができることが魅力だと思います。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:大きな図書館と違って、適度な広さなので選びやすく、またお母さんの本とお子さんが読む絵本を一緒の場所に配置することで、親子で揃って読書ができるなど、小さな配慮から、徐々にできることを増やしていきたいと思います。

イベントや、サークル活動等でも異なってくるかと思いますが、ご利用されている方々の年齢層などについて教えてください。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:利用者の数は地区センター並みに多く、1日300人前後の利用があります。こちらでは、一般男性、一般女性、幼児、小学生、中学生、高校生で統計を取っているのですが、その中では一般女性が一番多いですね。夏休み期間に入ると図書の利用で、小中学生の利用が増えてきます。

イベント、サークルなども開催されていますが、これまでどのような講座が開かれたのでしょうか。人気の講座や、参加者の方々からいただいている参加した感想などについても教えてください。

青葉台コミュニティハウス 本の家 インタビュー

鈴木裕子館長:「音楽の部屋」と言って、年に4回、週末に11時から12時まで多目的室でコンサートを行っていて、出演者の皆さんには、ボランティアで演奏していただいています。クラシックからジャズなどジャンルはさまざまです。こちらで活動しているマンドリンやギターアンサンブルのサークル、近所の学校のブラスバンドを呼んだり、またプロの方をお呼びすることもあります。これはとても好評で、みなさん喜んでくださいます。もう6年くらい続いているイベントです。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:聞いているだけではなく、みんなも一緒に歌おうと、「歌声広場」を開催しています。ここで活動をしている「オヤジサウンズ」というギターアンサンブルのサークルや、「ティータイムハーモニー」というコーラスのサークルの方々が伴奏してくださり、みんなで歌います。「上を向いて歩こう」など昔懐かしい歌を何十曲も歌います。これは年2,3回の開催ですが、「毎月開催してほしい」と言われるほど人気です。

親子で参加できる「おはなしの部屋」や子どもたちが主体の「こども科学教室」なども開催されていますが、それぞれの活動内容について教えてください。また、春休みや夏休みなど、長期休暇で特別に開催されるイベント等もあるのでしょうか。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:「おはなしの部屋」は年に19回、午前中は10時半から、午後は3時から30分間、お子さんが楽しむだけでなく、お母さんにリラックスしてもらったり、お母さん同士で情報共有をしてもらったり親子でほっこりできるような場です。コミュニティハウスが立ち上がった時から活動されている「おはなしひなたボッコ」というサークルの皆さんが、大型絵本や紙芝居、パネルシアターや手遊びなど30分間飽きさせないようにいろんなことをして楽しませて下さいます。午後からの開催は幼稚園の帰りでも寄れるので、好評ですね。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:小学生向けの講座は夏休みや冬休みに行います。「こども科学教室」は夏休みの小学生向けで、「自由工作など一石二鳥になったらいいよね」ということで開催しています。定年退職された方々がボランティアで行っている地域団体の「ひととゆめのネットワーク」の皆さんが来てくださいます。ソーラーカーや天体望遠鏡を作ったり、毎回違ったテーマで行っています。このイベントは、よくお父さんが参加されていますね。お父さんとお子さんで仲良く作っています。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:小学校の長期休暇中にはそのほかにも夏の思い出をスクラップブックにするイベントや、毎年開催している勾玉作りなどがあります。勾玉作りは、「埋蔵文化財センター」の方が四角い削れる石を持って講師で来てくださり、棒やすりで勾玉の形に削って、リリアンの紐をつけてくれます。そのほかにも、こどもの手芸教室を開催して、モール人形を作ったり、カルトナージュをやってみたりと、いろいろおもしろいイベントを開催しています。

街の方々も巻き込んでのイベント企画もあるのでしょうか。

青葉台コミュニティハウス 本の家 インタビュー

鈴木裕子館長:毎年秋にサークル発表会と展示会を、交互に開催しています。2014(平成26)年は、ちょうど区政が20周年だったので、展示会で昔の青葉台の写真を展示したり、即売会を行ったりしました。その時も地域の方がたくさん来てくださいました。2015(平成27)年は発表会なので演奏やダンスの発表の場となります。今から楽しみにしています。

※2015(平成27)年の発表会は終了しております

コミュニティハウス内にある学習室の利用について教えてください。

青葉台コミュニティハウス 本の家

鈴木裕子館長:学習室は34席あって、皆さん真剣に学習に取り組んでいます。ここで勉強すると試験に受かるというジンクスがあるくらいです。中学生は夕方6時まで、高校生以上は閉館の夜9時まで。中学生は部活がありますから、夏休みに利用が増えていますね。大学生や受験生、一般の方で資格を取るための勉強や、シニアの方で朝から勉強されている方などさまざまです。朝9時から開館なのですが、夏休みには朝の学習室目当てで長蛇の列ができます。満席になった時は、中会議室を開放して対応しています。

周辺の街の魅力や、子育てエリアとしての魅力についても教えてください。

桜台公園

鈴木裕子館長: 子育てや教育に熱心な方が多いと思います。コミュニティハウスでは「おはなしの部屋」を開催したり、月曜日に福祉保健センターの子育てセンターに会場を提供して、小さいお子さんをお持ちのお母さんの「子育て相談」を開催しています。近くの「青葉台地域ケアプラザ」でも子どものお部屋があったり、「青葉区地域子育て支援拠点 ラフール」があったりと、子どもを連れていけるところはたくさんありますね。公園もあるので、子育てエリアとしてはとても良い街ではないかなと思います。

青葉台コミュニティハウス 本の家

岡﨑紀子副館長:こういう施設を利用される方は多いので、文化的な関心は高いと思いますね。住んでいる方がこういう施設を利用しようと思われているということは、意欲を持って生活されていることの現れだと思います。

青葉台コミュニティハウス 本の家

※記事内容は2015(平成27)年7月時点の情報です。

青葉台コミュニティハウス 本の家 鈴木裕子さん
所在地:神奈川県横浜市青葉区青葉台2-25-4 
電話番号:045-981-1400
開館時間:9:00~21:00(日曜・祝日は17:00まで)
休館日:月末、年末年始(12月28日~1月3日)、図書整理期間
http://yokohama-shisetsu.com/aoba/

静かな雰囲気の中にある小学校/船橋市立坪井小学校 池田正人校長先生

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船橋市立坪井小学佼
池田正人 校長先生

自然の中から学ぶ子どもの育ちを見守る

船橋市の北部にある「船橋市立坪井小学校」は、計画的に造られた新しい街の中にある小学校です。近年は児童数が増え、校内に活気が満ちているというこの小学校で校長を務める池田 正人校長先生に、学校の特徴や力を入れている取り組みについてお話を伺いました。

「坪井小学校」の歴史を教えてください。

船橋市立坪井小学校

本校は1975(昭和50)年創立で、2014(平成26)年に創立40周年を迎えます。正面玄関の前にあるヤマモモの木は開校初期の児童が卒業記念で植えたもので、今は大きな木に成長しました。今のところ40周年の記念行事などは検討の段階ですが、運動会や音楽会などの行事を40周年記念行事と銘打って、子どもたちに本校の歴史を感じてもらいたいと考えています。

船橋市有数の大規模校だそうですね。

船橋市立坪井小学校 生徒数

2004(平成16)年度には児童数が300人を割るくらいまで減少したのですが、その後、周辺の開発が進んできたこともあり再び増加してきました。2014(平成26)年度は32学級1,078名で、船橋市内では3番目の大規模な小学校になります。

大規模な学校ならではのご苦労もあるかと思います。

船橋市立坪井小学校 トロフィー

児童数が増えましたので、本校では校舎の増築工事が行われていまして、2015(平成27)年2月に完成する予定です。人数が多いため、校庭でボール遊びがしにくいといった面は確かにありますが、子ども同士切磋琢磨して成長していくというメリットもあります。本校では教育課程内のクラブ活動のほかに課外活動のクラブがあるのですが、音楽部、バレー部やミニバスケット部、陸上などの大会で優秀な成績を取っています。これも、お互いに競い合うことでレベルアップしている表れといえるのではないでしょうか。

どのようなことを目標に教育に取り組んでいますか。

船橋市立坪井小学校 目標

「自ら学ぶ意欲を持ち、心豊かでたくましい児童の育成」という学校教育目標を掲げ、「自ら学ぶ」という「知」、「心豊か」という「徳」、「たくましい児童」という「体」を教育の三本柱にしています。

学力の向上には、先生の指導の改善に力を入れています。最近は若い先生が増えてきましたので、子どもたちの思いや考え方を授業の中で引き出す方法を身に付けてもらっています。

心を養うという点では、校外学習で実物の土器に触れるなど本物を体験できる機会を増やすとともに、学校内でよい人間関係の構築を目指しています。週に一度、昼休みを延長してたっぷり遊べる「ふれあいタイム」という時間をつくっているのもその一環です。

体力面では、体育の日常化として、朝運動の時間をつくったり、休み時間や体育の授業のはじめの時間になわとびやランニングなどを取り入れ、基礎体力の向上を目指しています。

「ふれあいタイム」ではどのようなことをしているのでしょうか。

船橋市立坪井小学校 グラウンド

毎週水曜日は昼休み後の清掃の時間を昼休みに組み込んでいます。これを「ふれあいタイム」と呼んでいますが、クラスの友達だけでなく、他のクラス、他の学年の子どもたちといっしょに遊んで、お互いに知ってほしいという目的があります。実際に、1年生と6年生が一緒に遊んでいるなど、クラスや学年の枠を超えて遊ぶ姿がみられます。

船橋市は英語特区に指定されていると伺いましたが、どのような授業を行っているのですか。

船橋市立坪井小学校 廊下

小学校5年生と6年生には全国で英語の授業が行われていますが、船橋市では1年生から英語の授業を行っています。時間的には20分と短いのですが、外国語指導助手(ALT)の先生と担任が協力して、ゲーム感覚で英語を学ぶ体験をしてもらっています。店先の野菜の名前やレストランの料理の名前、色・形・動物の名前、あいさつなど、日常のシーンを題材に英語を学ぶことができますので、子どもたちも楽しんでいます。

隣に大きな公園がありますが、授業で活用することはあるのですか。

坪井近隣公園

本校は隣接して「坪井近隣公園」がありますので、授業でも有効に活用しています。図工の授業ではここで写生をすることもありますし、3年生で学区探検という授業があるのですがこの時間に公園内を歩いたりします。マラソン大会で「坪井近隣公園」を使うこともあります。

地域の方との連携はどのようなことをされていますか。

千葉県船橋市坪井東

地域の方には、毎朝、スクールガードとして子どもたちの登下校を見守って頂いています。また、低学年の授業に昔の遊びを体験する時間があるのですが、地域のお年寄りの方にお手玉とかけん玉を教えていただいています。本校は周辺に畑がたくさんあります。校庭の北側の畑をお借りして、野菜作りも行いました。去年は大根やトウモロコシ、船橋特産の小松菜が収穫できました。

保護者の方のご協力にはどんなことがあるのでしょうか。

船橋市立坪井小学校 正面

PTAが主催するバザーが行われていますし、運動会などの行事のお手伝いなどもして頂いています。
保護者の方は、お子さんが学校でどのように過ごしているのか気になることだと思いますので、学校の公開も力を入れています。授業参観は平日と土曜日に行っていますし、運動会など大きな行事は、どなたでもいらしてくださいというスタンスで広く公開しています。

船橋日大前エリアの魅力を教えてください。

船橋市の住宅街

私は30数年前にも本校に勤務していたのですが、その頃は学校の周辺は森が広がっていました。東葉高速線の開通により東京都心へも直結するようになりましたので開発が進み、現在は、船橋を代表する美しい街並みが広がる都市に成長しました。一方で少し離れると、今も自然がたっぷりと残っています。夏になると「坪井近隣公園」では蛍を見ることもできます。このように都会的なところと自然が共存していることがこの地域の宝物だと思います。

船橋市立坪井小学校 正門

今回、話を聞いた人

船橋市立坪井小学校

池田 正人 校長先生

子どもたちの様子を見に毎日学校を回り、成長の様子を感じるのが楽しみとおっしゃる、やさしい笑顔が印象的な先生でした。

住所:千葉県船橋市坪井町747-1
電話番号:047-463-1416
http://www.city.funabashi.chiba.jp/gakkou/0001/tuboi-e/index.html

※記事内容は2014(平成26)年5月時点の情報です。

静かな雰囲気の中にある小学校/船橋市立坪井小学校 池田正人校長先生
所在地:千葉県船橋市坪井町747-1 
電話番号:047-463-1416
http://www.city.funabashi.lg.jp/gakkou/0..

子育てサロン「HAPPY KIDS」 櫻井陽子さん

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子育てサロン「HAPPY KIDS」
代表 櫻井陽子さん

笑顔とともにある子育てをサポート

子育て支援サロン「子育てサロン HAPPY KIDS」は、“子どもが楽しく参加できる“ことをモットーにしている。不安・悩みのつきまとう子育て世代にとって相談の場、また友達づくりの場としても機能している。笑顔が絶えず、サークルメンバー全員がつくりあげていく「子育てサロン HAPPY KIDS」の代表櫻井陽子さんに、活動内容をはじめ、船橋市の子育て環境についてお話を伺った。

最初に活動内容を教えてください

スケジュール

英語サークル、クッキングサークルの主宰、またハロウィンやクリスマスの時期にはイベントも開催しています。「子育てサロン HAPPY KIDS」が重きを置いているのは“親子で一緒につくる”こと。これまでに無添加石鹸、木工作品、天然虫除けスプレーなどもつくりました。他にも、子育てで悩んでいる方のために「子育てにはコツがある」という講座を開いています。

そもそも「子育てサロン HAPPY KIDS」を立ち上げようと思われたきっかけを伺えますか?

HAPPY KIDS

子どもが成長してくにつれ、親子の時間が少なくなってしまうものですが、そうした貴重な時間を楽しく、有意義に過ごせる場をつくりたいと思ったのが立ち上げたきっかけです。

保育の学校を卒業後、今日までたくさんの育児書を読み、子育て心理カウンセラー、親学アドバイザーの資格を取り、理論を実践する現場に生きがいとやりがいを感じています。今では「HAPPY KIDS」を通して出会う、たくさんのキラキラ輝く子どもたちの瞳に出合うたび、最高にHappyにさせてもらっています(笑)。そして感謝の言葉を伝えてくれるたくさんのお母さまに会うたびに「もっともっと勉強して今以上に居心地よいコミュニティ空間を作っていきたい」と思っています。

メンバーは、どのエリアの方が多いですか?

HAPPY KIDS

船橋市だけでなく八千代市の方もいらっしゃいます。周辺でマンションや分譲住宅の建設が進んでいることもあり、友だちをつくりたいという方も多いので、それを叶えられる場所にしたいですね。活動を通して感じるのは“子どもは自然と育っていく”という考えではなく“成長するために良い環境を与えたい”と子育てに臨んでいる方が多いこと。こうした子育ての姿勢は、この街の特徴かもしれません。

英語サークルの講師である岩崎MIA先生とは、どこで出会われたのでしょうか

HAPPY KIDS

実は、娘の同級生のお母さんで、いわゆるママ友ですね(笑)。英語を公用語として育ったMIA先生と出会ったことで、それぞれの得意分野を活かして何かできないかなと思いました。こうした縁をさらに広げていけば、さらに幅広い活動ができると考えています。

「子育てサロン HAPPY KIDS」の運営に関して、特に大切にされていることがあれば教えてください

HAPPY KIDS

“子どもたちの笑顔を引き出す”ことですね。英語サークルに関して言えば、学びの場というのではなく、楽しく遊びながら子どもたちが自然と英語に触れられる空間づくりを心がけています。参加した当初は、ただ立っているだけの子どもが、こちらの問いかけに英語で応えてくれるようになりました。楽しいと感じることが、長く続けていくためには欠かせない要素だと感じます。

これからの展望についてはいかがですか?

HAPPY KIDS

核家族化が進み、子育ての相談ができない方が増えてきました。これまでの経験や取得した資格を活かし、そのような方をひとりでも減らせるように活動していきたいですね。「子育てサロン HAPPY KIDS」はカルチャースクールではなく、みなさんがつくっていくサークルです。みなさんで話し合いながら、それぞれにとって楽しい時間になるサークルにしていければと思います。

この周辺で気に入っているスポット、また船橋市の子育てに関するイメージを聞かせてください

HAPPY KIDS

好きな場所ということでは、すぐ近くの「坪井近隣公園」は外せませんね。四季を感じられる公園ですし、広々としているので子どもたちを思いっきり遊ばせることができます。船橋市の子育てについてですが、「就園奨励費補助金」や「子ども医療費助成制度」をはじめ、船橋市には子育て世代をサポートする制度が充実していますから、子育てには熱心な自治体ではないかなと思います。

今回、話を聞いた人

HAPPY KIDS

子育て支援サロン「HAPPY KIDS」
櫻井陽子さん(左)
岩崎MIAさん(右)

URL:http://www.geocities.jp/happykids_123/
E-mail: happykids_enjoy@yahoo.co.jp

※記事内容は2014(平成26)年6月時点の情報です。

子育てサロン「HAPPY KIDS」 櫻井陽子さん
http://www.geocities.jp/happykids_123/

流山市立向小金小学校 仁井山久夫 校長先生

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流山市立向小金小学校
仁井山久夫 校長先生

地域と学校が一心同体で子どもを育てる
「夢と感動あふれる学校」

緑豊かな住宅地のなかにある、広々とした校庭の向小金小学校は、地域・学校・PTAが一体となって子どもたちを育てる温かな教育環境が整っている。「毎日の1時間ごとの授業の積み重ねこそが大切」と語る仁井山校長先生が目指すのは「夢と感動あふれる学校」。知識だけに頼らない「考える授業」を展開し、近隣の大学の留学生との国際交流にも積極的な向小金小学校の特色ある教育活動についてお聞きした。

向小金小学校の概要について教えてください。

流山市立向小金小学校インタビュー

本校は「流山市立東小学校」の分離校として1977(昭和52)年4月に開校いたしました。今年度は1年生から5年生までが各3クラスずつ、6年生が2クラス、たんぽぽ学級1クラスの計18学級、全521名の児童が毎日元気に通っております。今年は新校舎の工事も終了しましたので、新しい校舎を活用しながら教育活動に取り組むことができます。

本校では、魅力のある教育(学力・気力・体力)を柱に「生きる力」を育成し、「夢と感動があふれる学校」を目指しています。

目標達成のために、具体的にはどのような教育を実施されているのでしょうか?

流山市立向小金小学校インタビュー

「夢や感動」は、基礎となる学力が身についていなければ感じることはできません。本校は3分の1が50歳以上のベテラン教師が揃っていますので、学年ごとに日常的に話し合い、分かりやすい授業をするための情報共有や教材研究を通して、ベテランが若手にアドバイスをしたり、実際に子どもたちを指導している場面を見せたりしながら指導力の向上を図っています。

流山市立向小金小学校インタビュー

中学年以上になると塾に通う子どもたちが増え、どうしても知識量の多い子どもたちが活躍する授業になりがち。でも大切なのは「なんで?」「どうして?」と子どもたちが好奇心を抱き、結果「分かった!」「納得した」と思えるような授業ができること。それこそが学校が提案できる授業であり、夢と感動につながる教育活動だと思います。時にはグループで、2人組で、学習の形態を工夫しながら、毎日1時間ごとの「分かる授業」を丁寧にコツコツと積み上げていくことを大切にしています。

地域の方々との関わりが深いとお聞きしました。

流山市立向小金小学校インタビュー正門前の坂(通学路)

はい。この地域は流山市のなかでも少し飛び出したような地形になっていて、そのせいかもしれませんが非常に結束が強く、地域愛があるように思いますね。駅から歩いてくると、住宅街にもゴミひとつ落ちていない整った印象の街で、これは地域の方々の意識の高さと愛情の表れだと感じています。

流山市立向小金小学校インタビュー

毎日、子どもの登下校の見守りに多くのボランティアの方々が立って下さいますし、犬の散歩を兼ねた見守り「ワンワンパトロール隊」も結成されています。以前柏駅で通り魔事件が起きたときも、この地区の方々はすぐに動いてくださり子どもたちの見守りを買って出て下さったと聞いています。

また、毎週金曜日に、保護者や地域の方々がボランティアとして、子どもたちに読み聞かせを通して、本の魅力や語りの工夫について紹介していただいています。ボランティアの方々からは「子どもたちから元気をもらっていて逆に感謝です」と言っていただき、ほんとうに有り難いことだと思っています。

流山市立向小金小学校インタビュー

毎年、2学期の始めに防災訓練と引き渡し訓練を行っていますが、以前、学校だけでなく近隣の方も学校に集合して一緒に訓練を行いました。学校が避難場所になっているからでもありますが、そのときに町内の方々も点呼や避難経路などの確認を行い、地域全体の訓練にもなりました。また、行政と地域と学校が一体となって、防災のための会議を定期的に開き、いざという時のために備える体制を整えています。
学校と地域が分離せず、子どもたちには「いつも見守ってくれている」という感謝の気持ちがありますし、地域の方々も「地域の子どもを守りたい」「皆で育てよう」という気持ちがあります。学校としては本当に有難く感じています。

実際にはどのような交流があるのでしょうか?

流山市立向小金小学校インタビュー

まず向小金地区社会福祉協議会主催の敬老会や公民館の文化祭、自治会の納涼祭などの地域行事に、本校の吹奏楽部が参加して演奏を行っています。本校の運動会には近隣のお年寄りたちをお呼びして、1年生と一緒に競技をしていただくのですが、これは子どもたちのおじいちゃん・おばあちゃんという訳ではなく、純粋に地域の方々をお呼びしています。

流山市立向小金小学校インタビュー

毎年11月に開かれる学校主催の「ふれあいフェスティバル」では、1部で各クラスの成果発表が行われ、2部で子どもたちが歌を発表するのですが、そこに近隣の方々をご招待しています。また2月には「感謝の集い」を開き、学年ごとに「招待状係」や「プレゼント係」を決めて見守りボランティアや読み聞かせボランティアの方々をお招きし、日頃の感謝の気持ちを伝えます。毎年20~30人の方々にご参加いただき、なかには感動して涙を流している方などもいらして、とても気持ちのよい温かい交流が続いています。

「向っこオリンピック」とはどのような取り組みなのでしょうか?

流山市立向小金小学校インタビュー

「向っこオリンピック」は千葉県が子どもの体力向上のために行っている取り組みで、例えば「長縄連続8の字飛び」や「連続馬跳び」「ボールパスラリー」などの競技を、学期毎にで2種目決めて記録会を行います。クラスごとのチーム編成で、朝時間や休み時間を使って練習し、楽しみながら体を動かす取り組みになっています。

このほかにも水曜日は掃除を短くし、ロング昼休みとして長い時間まとめて遊ぶ時間を確保したり、月曜日は1時間目の前の20分間を外遊びの時間にして、子どもたちに外で遊ぶ機会をつくっています。6年生くらいになると女子は教室で過ごしたり、あまり身体を動かさなくなるのですが、1年生との交流を通してつながりができると誘われて一緒に外に遊びに出たりしています。6年生にとっては、1年生から頼られることで、最高学年としての自覚が生まれ、全体の手本となるよい変化がたくさん得られるようになります。

ほかにも「夢ミュージアム」などの特徴のある教育活動がありますね?

流山市立向小金小学校インタビュー

「夢ミュージアム」は上野にある「国立科学博物館」に協力をいただいて実現した学習プログラムで、博物館内の展示物を教材として4年生の子どもが自ら学習を深められるような取り組みです。

流山市立向小金小学校インタビュー

まず博物館内をグループで見学し、自分で取り組みたい研究テーマをひとり1つ選びます。そして2学期にもう一度科学博物館を訪れ、テーマに沿った本物の展示物を見て、関連資料も確認し、ボランティアの方に質問などをして研究を進めます。もちろん学校の図書室やパソコンなども使用して、さらに学習を深めます。これを11月のふれあいフェスティバルの成果発表のときに全員が発表します。

現在は科学博物館に足を運べるのは全2回なのですが、4年生のときに、この「夢ミュージアム」で自分で決めた研究テーマを掘り下げて調べる学びを経験することで、以降の5~6年生での調べ学習へ意欲が高められ、よい影響があると感じます。

近くにある「麗澤大学」との連携や交流はありますか?

流山市立向小金小学校インタビュー

毎年「麗澤大学」の留学生との交流会を開いています。主に5年生が留学生の出身国について事前に調べて、各国の文化や風習についてなどプレゼンを行っています。また同時に日本の文化、食生活や祭、遊びやマンガなどサブカルチャーの紹介なども行い、子どもたちにとっては自分の国を改めて見直すよい機会になっているようです。
留学生の皆さんは日本語を勉強されてはいるものの、コミュニケーションは英語が主流なので、「なかなか英語が通じない」などの経験が「どうしたら伝えられるだろうか」といったプレゼンの工夫や英語活動の意欲化につながっていると思います。

流山市立向小金小学校インタビュー

また今年は流山市の国際交流協会からの依頼があって、カルフォルニア州のレッドランズ大学の大学生やスタッフあわせて18名ほど本校を訪れました。当日、全校児童との交流会を開き、児童会の子どもたちが英語で、原稿を読むのではなく暗記をして学校紹介のスピーチをしたのです。これには向こうの学生や大学教授、私たちも感動しました。

南柏エリアの子育て・教育環境の魅力は?

流山市立向小金小学校インタビュー

まずとても静かで緑が多く、子どもを育てる環境としては非常に恵まれているという点。さきほども言いましたが、街も住宅地もよく整理され、整った環境で子育てができると思います。また地域の方々が子どもをとても大切にしてくださいますので、孤独感や孤立を感じずに子育てができるのではないでしょうか。

通っている子どもたち、親御さんたちの様子はいかがですか?

流山市立向小金小学校インタビュー

とにかく子どもたちが「素直」で「明るい」。これは子どもたちの素養ももちろんあるでしょうが、各家庭がしっかりしているからだと感じますね。また親御さんたちも、「学校に迷惑をかけられない」という気持ちの方々が多いので、だからこそ教師たちも「頑張ろう」「しっかり教育活動をしなければ」と気持ちが引き締ってよい相乗効果があるように感じます。
転入生が来ても、子どもも大人もみんな温かく迎える雰囲気があります。この春は中国からの転校生がありましたが、一生懸命日本語を習いながらすぐに馴染んでいました。PTAの方々も非常に協力的なので、助かっています。

流山市立向小金小学校インタビュー

今回、話を聞いた人

流山市立向小金小学校

仁井山久夫 校長先生

所在地:千葉県流山市向小金3-149-1
電話番号:04-7174-1320
URL:http://www.nagareyama.ed.jp/mukaisyou/

※2015(平成27)年9月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

流山市立向小金小学校 仁井山久夫 校長先生
所在地:千葉県流山市向小金3-149-1 
電話番号:04-7174-1320
http://www.nagareyama.ed.jp/mukaisyou/

流山市立木の図書館 岡さん、荒木さん

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流山市立 木の図書館
司書 岡さん、荒木さん

「木と共に本を読む」をコンセプトに、
人にも環境にもやさしい図書館

子どもから大人まで多くの本好きたちが集まる「流山市立 木の図書館」は、木造2階建てのふんだんに木をあしらった開放的であたたかなスペース。「小さな頃から本に親しんでほしい」と0歳児から参加できるおはなし会も毎週日曜日に開かれ、図書館スタッフの手づくりの本紹介コーナーも見る人を楽しませてくれる。そんな木の図書館の司書を務める岡さんと荒木さんに、図書館とこの街の魅力について聞いた。

木の図書館の概要を教えてください。

流山市立木の図書館インタビュー

2012(平成24)年4月29日にオープンした流山市立木の図書館は、もともと近隣にある東部公民館のなかの図書室の規模を大きくして独立させたものです。利用できるのは火曜日~土曜日は朝9時半から20時まで(時期によって19時まで)、日曜・祝日は朝9時半から17時まで。流山市民、市内在勤・在学のほか近隣市の方も本の貸し出しを行っています。休館日は祝日を除く月曜日、月曜日が祝日と重なる翌日、土日祝日を除く月の末日、年末年始、特別整理期間です。

流山市立木の図書館インタビュー

オープン時は約3万冊だった蔵書数も、昨年は約4万5千冊、今年度は書庫にあるものも含めると約6万冊と右肩上がりに増えています。ここから先はこの勢いで増えることはないと思いますが…寄贈本も(できれば状態のよいものを)常時受け付けております。流山市民の方であれば、流山市内で所蔵していない本も千葉県内から取り寄せるサービスもあります。

非常に特徴のある建物ですね。

流山市立木の図書館インタビュー

正面から見ると円形になっていますが、後ろ側は本棚の配置などを考えて四角い造りになっています。木のぬくもりが感じられる木造二階建てで、入ってすぐのロビーが2階への開放的な造りになっています。
円形の部分はガラス窓になっているので館内は非常に明るく、特に2階の窓下には絵本を並べているので、子どもたちは陽光がたっぷり差し込む場所で絵本に親しむことができます。太陽光発電設備や必要なときだけ明かりがつく「タスクアンドアンビエンテ方式」を採用し、雨水を庭への散水に再利用するなど環境に配慮した施設になっています。

流山市立木の図書館インタビュー

「木と共に本を読みましょう」というコンセプトのもと、柱にはカラマツ、床はナラなど様々な木を使用して、壁は漆喰です。オープン当初は入ると木の香りが漂っていましたが、3年目に入った今年はさすがに馴染んできたようです。でも「木の図書館」と呼ばれる通り、ふんだんに木が使われた落ち着いた温かい雰囲気はほかにはない特徴だと思っています。

流山市立木の図書館インタビュー

1階は地図や辞典などの参考資料室と閲覧室。この閲覧室は各机に間仕切りがついているので、小学生から大学生までの学生さんや大人の方まで幅広い方々に利用していただいています。2階は一般書コーナー、児童書コーナー、読み聞かせコーナー、AV視聴コーナー、新聞・雑誌コーナー、検索コーナー、そしてカウンターがあります。

流山市役所市民課出張所との複合施設なのですね?

はい。双方に来たついでに用事を済まされる方も多いようなので、便利に使っていただいているようです。また申請さえ出しておいていただければ、出張所がお休みの土日でも図書館の方で書類の受け取りだけはできますし、図書館が休みの日でも新聞だけは出張所の方で読めるようにしてありますので、そういう面でもお互い協力ができていて利用者の方にもメリットがあるかと思います。

毎週日曜日におはなし会を開かれているそうですね。

流山市立木の図書館インタビュー

毎週日曜日の11時~11時半の30分間、この読み聞かせコーナーで実施しています。年齢制限はありませんが、未就学児や小学生が多く来てくれています。手遊びからはじまって、スタッフが4、5冊の本を読むスタイルが定番です。予備の本も何冊か用意しているので、参加者の年齢などを見て、その場で読む本を変えることもあります。

流山市立木の図書館 読み聞かせおはなし会の様子

この読み聞かせスペースは一般の図書スペース側には壁がありますが、児童スペース向きには解放されているので、本を選びに来た小学生が何となく聞いていたり、大人の方も気軽に立ち寄ったりとオープンな雰囲気で実施しています。また絨毯の下は床暖房になっています。のんびりできるスペースで、館内にはオムツ替えや授乳ができる場所もあるので、0歳の赤ちゃんでも安心して遊びに来てほしいですね。

このほかにも東部公民館との共催イベントも多いようですね?

流山市立木の図書館 制作中の一コマ東部公民館での共催イベントのひとコマ
フォトフレームを制作している様子

年9回、工作教室や特別なおはなし会を東部公民館で開催しています。例えば7月は自由研究向けの科学系工作、8月はおばけ集会と称しておはなし会の後にポリ袋を使っておばけになったり、9月はどんぐりや松ぼっくりを使ってフォトフレームを制作、10月はハロウィーン工作として「ほうきとマントを作ろう」など季節に合った工作とおはなし会を実施しています。200~300円程度の実費だけをいただき、小学生のお子さん(保護者がいれば幼児も)20名前後を毎回募集します。工作といっても身近なものを使った簡単な制作で、全て図書館スタッフたちが企画して実施しているものです。そろそろ科学系工作などは専門家のアドバイスがほしいところです(笑)。

流山市立木の図書館 おはなし会(大人向けの部)「バースデーおはなし会」大人向けの部の様子

また毎年4月には「バースデーおはなし会」という少し大がかりなおはなし会も催しています。これは4月にオープンした木の図書館の誕生日記念ということで、赤ちゃん向け・小学生向け・大人向けと3部に分けておはなし会を開催するものです。特に「大人向け」は、いつも話してあげる側の大人たちも話をしてもらう楽しさを感じてもらおうと企画しました。ただただ絵本の世界を味わっていただけるよう、とてもユニークで楽しいイベントになっています。

人気のイベントなどはありますか?

流山市立木の図書館 紙飛行機競技会の様子紙飛行機競技会での一幕

どれもみなさんに楽しんでいただいているようですが、1月に毎年恒例で開催されている「紙飛行機競技会」はパパたちも多く参加するイベントです。まず紙飛行機の「ヘソ型」と「イカ型」の2種類の折り方を、図書館スタッフが模造紙を折りながら指導して、参加者のみなさんと一緒に作ります。そのあと東部公民館のお部屋を使って、子どもは2種類、大人は1種類を飛ばして飛行距離を競います。長く飛んだ方の距離を記録書に書くのですが、よくできたヒコーキだと10mほど飛んで壁に直接当たるものもあるほどです。来年2016(平成28)年1月には第4回目が開かれます。

南柏の子育て環境はいかがでしょうか?

やまびこ公園

流山市は「都心から一番近い森のまち」というキャッチフレーズの通り、とにかく緑が多くて自然豊かな街です。住宅街のなかにはやまびこ公園(正式には東部近隣公園)という大型の公園もあり、園内には林や木製アスレチックなどの遊具を有する芝生広場もあるので休日などには多くの親子連れが集まっているようです。

流山市立木の図書館インタビュー

市内には40か所以上の「赤ちゃんほっとスペース」や駅近の駅前送迎保育ステーションなど、子育てをサポートする施設も充実しているように思います。また近くには流山100か所めぐりにも紹介されている推定樹齢400年以上の見事な“しだれ桜”もあり、歴史のある寺社仏閣なども多いと聞いています。

多くの読み聞かせボランティアの方々が木の図書館にも本を借りにいらして、近隣の小学校などで読み聞かせを行っているというお話を聞くので、親御さんだけでなく様々な方が子どもに関わっているという印象です。また小・中学校での英語教育も力を入れているということで、洋書の絵本を探す方も時々いらっしゃいます。そういう意味で教育に対する意識の高い方が多いような気がしますね。

流山市立木の図書館インタビュー

最近は新しく建設されるマンションや住宅も増え、転入していらっしゃる方も多くお見受けします。プレママさんが育児書などを借りられる姿もよく目にするので、これから育児する方はお仲間が多くて子育てがしやすいのではないかと思います。

流山市立木の図書館インタビュー

今回、話を聞いた人

流山市立 木の図書館

司書 岡さん(左)、荒木さん(右)

所在地:千葉県流山市名都借313-1
電話番号:04-7145-8000
URL:http://www.subaru-shoten.co.jp/tosho/ki/

※2015(平成27)年9月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

流山市立木の図書館 岡さん、荒木さん
所在地:千葉県流山市名都借313−1 
電話番号:04-7145-8000
開館時間:平日・土曜9:30~20:00(12月~4月は19:00まで)、日曜・祝日9:30~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月最終日(土・日曜日にあたる日を除く)、
      12月28日~1月4日、特別整理期間
http://www.subaru-shoten.co.jp/tosho/ki/

小学校での出来事が、子どもたちの心の故郷になるように/明石市立大久保南小学校 校長 内藤 聡先生

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JR神戸線「大久保」駅の南口から歩いて数分、国道250号沿いにある「明石市立大久保南小学校」は、近隣の開発による人口増加に合わせて開校した小学校だ。今年で開校17年目を迎えた小学校は、新しい街の中でどのような役割を担ってきたのか。今回は校長の内藤聡先生に、学校の特徴や取り組み、街の魅力について話を伺った。

明石市の中で一番最近開校した小学校です

小学校の外観

Q:まずは学校の概要について教えてください

「明石市立大久保南小学校」は、明石市で一番新しい小学校です。1999(平成11)年創立ですので、今年度で17年目になります。つい先日の11月22日がちょうど創立記念日で、「南っ子創立記念フェスティバル」という行ことを行ったところです。これは、愛校心を持たせたいということで行っている「心の故郷プロジェクト」という取り組みの一環として開催したもので、音楽家の湯山昭さんに作曲していただいた校歌、彫画家の伊藤太一さんに作っていただいた校章の話や、これまでの小学校の歩みなどを話しました。その後には、声楽家の松田みどりさんを招いた音楽鑑賞会も行いました。

オーズタウン

もともとは、このあたりは「神戸製鋼」の工場があったのですが、跡地だった場所を中心に「オーズタウン」という新興住宅地が開発されました。人口増加に伴って、近隣の「明石市立大久保小学校」「明石市立江井島小学校」の校区再編を行い、「明石市立大久保南小学校」ができました。大久保地区は明石市の中でも、近年人口が増えてきたエリアで、本校の児童数も去年までは1,000人を超えていました。今年度は978人となっています。

街並みと調和した外観が特徴です

小学校の内観

Q:明石市で一番新しい学校とのことですが、設備などで何か特徴はありますか?

昭和の時代には、明石市の海岸部は地場産業として瓦工場がたくさんあったようです。そのような地場産業を活かすために、校舎の屋根は瓦を使用していると伝え聞いてます。採光が良く考えられていて、校舎内が自然光でとても明るい造りになっています。また、完全バリアフリーでエレベーターも付いています。そのあたりは新しくできた学校ならではといった感じでしょうか。そして、ニュータウンの開発とともに建てられた学校ですので、外観も街と調和のとれたものになっています。それは大きな特徴ではないかと思います。

学校での出来事が、心の中に原風景や原体験として残ってほしい

図書室

Q:教育方針、学校で力を入れていることを教えてください

「生きる力を育み心の故郷になる教育の実践を」というのを教育目標に掲げています。私の幼少時代には、近くに海があって田畑があって、そこで潮干狩りをしたり虫を捕まえて遊んだりといったことが、原風景、原体験として残っています。でも、最近の子どもたちはそういった環境や体験をなかなかすることができません。都会の中で育った子どもたちの中に、どういった原風景や原体験が残るのだろうと考えたときに、この小学校での出来事が、心の中に原風景や原体験として残れば良いなと思っています。そんな学校づくりを目指しています。

「ゆりのきミュージアム」の展示

そのような流れで、先ほども少しお話ししましたが、「心の故郷プロジェクト」という取り組みを進めています。これも関わりのあることですが、子どもたちに愛校心を持ってもらおうと「ゆりのきミュージアム」という部屋をを昨年の2月に開設しました。会議室を利用して、学校の歩みや地域の歴史なども含めて掲示しています。そして、卒業生がこの教室にタイムカプセルを残していってくれています。子どもたちに寄り添った形で、心に残る体験活動が出来れば良いなと思っています。

これは先生方によく言うことなのですが、学年によってカラーも違いますし、毎年違う子どもたちと接するわけだから、去年と同じようなことをしていれば大丈夫とは思わないで欲しいと伝えています。子どもたちのことをしっかりと見て、その中で、様々な変化をもたせて色々な取り組みをしたいと思っています。

周辺地域の一つの特徴かと思いますが、知的好奇心の強い子どもが非常に多い印象です。小学校では現在、算数科の研究を進めており、基礎・基本を生かし子どもたちが興味関心を持って主体的に取り組む授業をめざしています。これまでに、校区内にある公園の面積を計測するといったことや図形の学習でオリジナルパズルを造るなど、子どもたちが実生活の中で、いかに算数の知識を応用するかということを大切にしています。

ナイナイ・ファイブ

また、児童会の取り組みとして、「ナイナイ・ファイブ」というキャラクターを作って、「挨拶を無視しナイ」「廊下を走らナイ」「スリッパをちらかさナイ」といったきまりを守って安全で規則正しい生活を過ごす取り組みもしています。教師の言うことに対してはしっかり守れる真面目な子が多いのですが、ただ教師の指示を待つだけでなく、子どもたちが主体となって活動し、自主性を伸ばすということを目指しています。

小学校が地域のコミュニティを支える存在になれるように

明石市立大久保南幼稚園

Q:同じ敷地内に大久保南幼稚園がありますが、地域との関わりや交流について教えてください

明石市内では小学校と同じ敷地内に幼稚園があるところが多いです。昔は、小学校の校長が幼稚園の園長を兼ねているところもあり、その頃には職員の行き来や、行ことを合同ですることもありました。今では幼稚園も独立していて、そういう取り組みは減ってしまっています。文科省が進めようとしている小中一貫教育の観点からも、幼少の連携、小中の連携というのは今後の課題でもあります。実際、本校では6割から7割が「明石市立大久保南幼稚園」からの進学ですので、子どもたちの繋がりが深くなるのはもちろん、保護者同士の繋がりも深くなります。

地域との関わりですが、明石市では、学校内に「コミュニティーセンター」というのがあり、本校では体育館の脇にこと務所があります。子どもたちがいない時間は、学校施設を広く市民に開放しようという試みで、いわゆる地域の公民館のような役割を担っています。学校外の方々が会議に使ったり、文化教室をやっていたり、スポーツクラブがあったりします。夏休みには「コミュニティーセンター」の自治会やスポーツクラブが中心となって、運動場を使った「ふれあい祭り」が行われています。地域に住まわれている人たちが学校に集まり、ふれあう大切な一時を過ごすわけです。地域が一体となるとても大切な機会だと捉えています。

とても勢いのある街です

JR「大久保」駅前

Q:最後に大久保エリアの魅力について教えてください

大久保エリアは少し足を延ばして南に行けば海岸があり、周辺には田畑が広がり大きなため池もあるので自然も豊かな地域です。一方、大型ショッピングゾーンがあり交通の便もよいので、とても便利で暮らしやすい街だと思っています。人口も年々増えていっていますので、今後も期待できる明石市の中で一番勢いのある街というイメージです。

明石市立大久保南小学校

明石市立大久保南小学校

校長 内藤 聡先生
明石市大久保町ゆりのき通3-1
TEL:078-918-5695
URL:http://scwww.edi.akashi.hyogo.jp/~el_okbs/
※この情報は2015(平成27)年12月時点のものです。

小学校での出来事が、子どもたちの心の故郷になるように/明石市立大久保南小学校 校長 内藤 聡先生
所在地:兵庫県明石市大久保町ゆりのき通3-1 
電話番号:078-918-5695
http://scwww.edi.akashi.hyogo.jp/~el_okb..


自主性と協調性を養い社会貢献のできる自立した女性を育む/富士見中学中学高等学校 校長 板倉 清先生

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西武池袋線「中村橋」駅より徒歩3分。地域に根差した歴史ある学校として知られる「学校法人山崎学園 富士見中学高等学校」。2011(平成23)年より完全中高一貫教育を取り入れ、6年間を見据えた充実したカリキュラムを行っています。2020(平成32)年の創立80周年を記念した新校舎の建設も着々と行われ、次世代へと発展し続ける魅力ある学校です。今回は学校長の板倉清先生に「富士見中学高等学校」の特色についてお話を伺いました。

―まず、学校の歴史と特色について教えてください。

鮮やか赤が印象的な学校の看板

板倉校長: 「富士見中学高等学校」の歴史は、1940(昭和15)年の山崎学園の設立より今年で76年目を迎えます。前身となる「富士見高等女学校」も現在と同じく練馬にあり、1924(大正13)年の発足時から数えると90年以上ものあいだこの土地に根ざしている歴史ある学校と言えます。

芸術観賞会や文化祭の公演、合唱祭などで利用される山崎記念講堂

学校の特色のひとつとして、校内の廊下や階段などパブリックスペースに60点もの日本画や彫刻などの芸術作品が飾られているほか、人間国宝の野村萬斎氏などを迎えて行われる芸術鑑賞会など、通常では考えられないような名画や作品に触れられる環境に囲まれています。

超一流の芸術作品が触れられる距離にある

―現在の生徒数を教えてください。また、どの地域から通学してくる生徒が多いですか?

板倉校長: 生徒数は2015(平成27)年4月時点で、各学年「松」「竹」「梅」「菊」「桜」「桃」の6クラス編成で、中学部735名、高等部687名の計1,422名の生徒が一緒に学校生活を送っています。通学圏については、全体の25%が練馬区内からで、隣接する杉並区や板橋区など近隣から通う生徒も多くいます。

―教育ビジョンについてもお聞かせください。

板倉校長: 本校では、「社会貢献のできる自立した女性を育てること」を目標に、豊かな人間性の育成を目指した教育活動を行っています。

“将来どういう生き方をしていたいか?”をテーマに、2011(平成23)年度から高校の募集を停止し、“完全中高一貫校”として6年間を見据えたカリキュラムを実施しています。

説明をしてくださる板倉校長先生

おおまかな内容としては、①進路指導、②学習指導、③行事・クラブの3つの柱に分け、①進路指導では夢や希望を高く掲げ、“自己肯定感”を養うことで生き方を導きます。また、②学習指導では興味・関心を引き出す授業の工夫で“確かな学力”が身に付くように働きかけます。さらに、③行事・クラブでは、リーダーシップとフォロワーシップという2つの考えのもと、“自主性と協調性”の両方を養い、目指す人物像へと導いていきます。

新校舎での授業風景

また「共学・共育・共生」こそ次世代を見据えた重要な教育の考え方で、勉強はもちろん行事や委員会活動、クラブ活動なども含め、学校生活のすべてにおいて生徒たちが“自ら育つ”環境を整えることに専念しています。

―「共学・共育・共生」へと向けた取り組みの内容が分かる具体的なエピソードはありますか?

板倉校長:10年前に特進コースという制度を無くしたことがあげられます。進学率を重視する私立においては異例のことでしたが、潜在的に生徒にあった格差意識が無くなり、“みんなでがんばって、みんなで勉強しよう”というモチベーションの向上へとつながりました。

枠を取り払ったことで、生徒全体に結束力も芽生えました。行事への取り組みにおいても積極的になったばかりではなく、生徒と教師の距離感も縮まりました。生徒から積極的に声をかけてもらうようになり、今では校長も教頭も教師も全員参加で行事にのぞんでいます。

生徒だけでなく教職員も同じように練習して本番を迎える。真ん中が板倉校長先生

こうしたことで生徒と教師の間に信頼感が生まれ、進路指導などでも安心して相談ができる環境が築かれています。行事にも全力で取り組み、満足のいく学校生活は、勉強の土台作りにつながっています。

体育祭の終わりに全員で方を組んで合唱をするのが伝統になった。結束力を象徴するひとコマだ

それとつい先日あった成人式ですが、特進コースを無くしてからは成人式が終わった後に卒業生たちが自然と学校に集まるようになり、今では9割以上もの新成人が報告に訪れています。

卒業した多くの生徒が訪れる。それだけ満足のいく学生生活だったという現れだろう

―国際交流も盛んなようですが、カリキュラムや留学制度などについても教えてください。

板倉校長: 国際交流の取り組みとしてはホームステイか留学かの2つに分かれ、具体的には①アメリカかオーストラリアへの3週間のホームステイ、高1の7~9月に実施する②ニュージーランドへの短期留学、③個人が希望する場所への1年間の留学の3つに分かれますが、③については2016(平成28)年度からはニュージーランドの提携校に1名、1年間の留学生を送ることが決まっています。

またその他にも、オーストラリアとフランスから訪れた高校生、中国からの中学生との交流会があったり、昨年の夏休みには台湾の女子高生16名が本校生のお宅にホームステイしました。今年の春休みを利用し、今度は富士見の中高生25名が台湾の高校生宅にホームステイをする教育旅行を実施します。

グローバル教育・オーストラリアの高校生が来校した際の様子

しかしながら国際交流を通じたいわゆるグローバル化の真の目的としてはホームステイや留学で海外に行くことではなく、異なるものを理解して受け入れるチカラであったり、コミュニケーションによって人を動かすチカラを養うことこそ大切なため、まずは見知らぬ者同士が集まるこの学校生活を存分に活用することこそ重要かと思います。

―80周年記念事業として新校舎の建設も進行中のようですね。改築に際してのポイントや新校舎の魅力についてお聞かせください。

板倉校長:校舎の大規模な改築に至った経緯としては、災害を見据えた“安心・安全”への対策といったハード面の強化と、教室以外でも“安心”できる居場所を設けるといった生徒目線のソフト面の充実も大きなポイントのひとつです。

第1期工事として2015(平成27)年4月に完成した「本館」には、ダイナミックな大階段や広々としたテラス、ラウンジをそれぞれ設け、生徒たちの作品展示のスペースとして活用したり、授業の前のほっとひと息つける場所として活用されています。

大階段と光庭

また学年ごとに一ヵ所“ワークスペース”と名付けられた自由に使える空間を設け、生徒たちの自主性や協調性を養う空間として役立つことを期待しています。

今後は西館、人工芝のグラウンド、そして2018(平成30)年7月には図書館もリニューアルする予定で、ますます充実する環境に注目が集まっています。

グラウンドのパース画像<br />

文化祭など“招待状”を準備して地域の方にもご参加いただけるような行事も行っておりますので、近隣にお住まいの方は地域にある学校にぜひ足をお運びいただければと思います。

富士見中学高等学校校長 板倉 清先生

今回、お話を聞いた人

富士見中学高等学校
校長 板倉 清先生
所在地:東京都練馬区中村北4-8-26
URL:http://www.fujimi.ac.jp
※この情報は2016(平成28)年1月時点のものです。

自主性と協調性を養い社会貢献のできる自立した女性を育む/富士見中学中学高等学校 校長 板倉 清先生
所在地:東京都練馬区中村北4-8-26 
電話番号:03-3999-2136
http://www.fujimi.ac.jp/

地域密着型のリフレッシュスポット/ナフウェルネスクラブ 広報担当 芦澤信子さん

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ナフウェルネスクラブ
広報担当 芦澤信子さん

地域密着型のリフレッシュスポット
「ナフウェルネスクラブ」

温浴施設・プール・フィットネススタジオを併設した「ナフウェルネスクラブ」。特に、「高井戸天然温泉 美しの湯」は注目すべき泉質を誇り、地域にとって欠かせない存在となっている。根底にあるのは、オーナーの地域貢献への意欲だ。“地域社会における健康促進”をテーマに掲げている同施設の広報担当・芦澤さんにお話を伺った。

まずは、「ナフウェルネスクラブ」・「高井戸天然温泉 美しの湯」を立ち上げるまでの経緯を聞かせてください。

フロント

オーナーが地元である高井戸に、誰からも歓迎される施設をつくりたいと考えたことがきっかけでした。20代と60代とでは求める施設は異なりますが、温泉であれば、世代を問わず喜んでもらえるだろうということで、「ナフウェルネスクラブ」内の温浴施設「美しの湯」が誕生したという経緯があります。

「美しの湯」について、詳しく聞かせてください。

ナフウェルネスクラブ

当施設に限らず、温泉を楽しめる施設というのは23区内にも存在します。しかし、いずれも1,200~1,500メートルの掘削がほとんどなので、泉質はどこも似通っています。一方、「美しの湯」の源泉は、それよりさらに掘り下げ、地下1,600メートルのものです。お湯に浸かれば、泉質の良さを実感していただけるのではないかと思います。

ナフウェルネスクラブ

「上の湯」は、木と岩を配した大浴槽で、その下手には「下の湯」があります。「上の湯」よりも温度が低いのが特徴です。もともと木々が生い茂っていたところで、出来る限りその雰囲気を残すように努めました。木々を眺めながらお湯に浸かっていると、地方の温泉宿に来ているかのような気持ちになると思いますよ。

1週間ごとの入れ替えになりますが、「絹の湯」「炭酸泉」もぜひ体験していただきたいですね。炭酸が溶けたお湯に浸かることで血行が良くなります。血流量が増えると疲労回復・美容促進・腰痛・冷え性などにも効果が期待できます。

ナフウェルネスクラブ

また、それぞれ水流や気泡が異なるアトラクション風呂も充実しており、リラックスバス、ドリーミーバス、エステジェット、エステバス、ボディージェット、ボディーバスなど、様々なお風呂を体験することができるかと思います。

どれに入ろうかと迷ってしまうくらいに選択肢が多いですね。

ナフウェルネスクラブ 食事処

そうですね。お風呂を出てからも、「癒し処」ボディケア(有料)やコイン式マッサージチェアで、お寛ぎいただけます。お食事処も併設しているので、館内で何時間でも過ごすことができますよ。地元の方だけではなく、遠方からいらっしゃった方にもぜひゆっくりしていただけたらと思います。

「ナフウェルネスクラブ」についてですが、「美しの湯」以外の施設についても教えてください。

ナフウェルネスクラブ 内湯

25メートルの温水プール、大型ジャグジー、フィットネススペースがあります。フィットネススペース「SION」のコンセプトは、“無理なく気軽に運動を楽しもう”で、様々なニーズに応えたトレーニングができます。

ナフウェルネスクラブ フィットネススペース

高井戸にお住まいの方をはじめ、遠方からおいでの方、若い方から年配の方までご利用いただいているので、ぜひ気軽にお問い合わせいただけたらと思います。

「高井戸スイムクラブ」はいかがでしょうか。

ナフウェルネスクラブ

コンセプトとして3つの柱があり、1つ目は“日々の水泳指導を通して、子どもたちの心身の発育発達に貢献する”、2つ目は、“常に安全管理を優先しながら、未来の社会人として恥ずかしくない子どもたちの公共マナー向上に貢献する”、3つ目は“保護者とコミュニケーションを密にし、子どもたちの成長を見守る”です。

ナフウェルネスクラブ スリムクラブ

コースは、幼児コース、小中学生コース、上級の小中学生コースがあり、全く泳げないという場合でも、豊富なカリキュラムを用意しているので問題ありません。泳げなかった子がだんだん泳げるようになるので、高井戸にお住まいのご家族の方に人気ですよ。

高井戸の魅力について教えてください。

神田川_高井戸2013

「神田上水」につながる神田川など、緑が豊かでゆったりとした時間が流れているのがいいですよね。春、川沿いの桜並木が満開になるととてもきれいなんですよ。
交通の便も良くて、通勤や通学にもとても便利ですよね。環八通りがすぐ近くを通っているので、自動車のアクセスも良いと思います。

最後の質問になりますが、施設としての今後のビジョンはいかがでしょうか。

ナフウェルネスクラブ

プールとフィットネススペースだけでなく、温泉も楽しめる施設というのは全国的に見ても珍しいので、そうした環境を活かし、地域社会における健康促進に貢献していきたいですね。それがオーナーをはじめ、私たちの考える“地域貢献”ですから。

ナフウェルネスクラブ

今回、話を聞いた人

ナフウェルネスクラブ

広報担当 芦澤信子様

ナフウェルネスクラブ
所在地:東京都杉並区高井戸西2-3-45
電話番号:03-3334-0008
URL:http://www.nafsport.com/wellness/

※この情報は2015(平成27)年4月時点のものです。

地域密着型のリフレッシュスポット/ナフウェルネスクラブ 広報担当 芦澤信子さん
所在地:東京都杉並区高井戸西2-3-45 
電話番号:03-3334-0008
営業時間:9:30~24:00(最終受付23:30)
http://www.nafsport.com/wellness/

美味しさと安心を届けるパン作り/ヨシダベーカリー オーナーシェフ 吉田稔さん

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ヨシダベーカリー
オーナーシェフ吉田 稔さん

美味しさと安心を届けるパン作り
地域に根ざした「ヨシダベーカリー」

2012(平成24)年4月に、京王線「富士見ヶ丘」駅近くにオープンした「ヨシダベーカリー」。国産小麦を使用するなど、美味しさだけでなく安全性への追求もテーマにしており、近隣住民を中心に既にたくさんの常連客に愛されている。今回は同店のオーナーでありブーランジェ(パン職人)の吉田さんに、オープンまでの経緯やパンづくりへのこだわり、街の魅力などについて伺ってきた。

吉田さんがブーランジェを志したきっかけを教えていただけますでしょうか。

ヨシダベーカリー

学生時代から、「ものづくり」に携わりたいという気持ちがありました。試行錯誤を繰り返しながら自分の理想を追求していく「ものづくり」に対する興味に、生来の「パン好き」が加わってこの道を志したのです。

パン作りにあたり、どのような点を大切にされていますか?

ヨシダベーカリー

この店を出す前、代々木上原にある「カタネベーカリー」で修業していた当時から、“自家製”にこだわったパン作りをしてきました。“自家製”というのは、美味しいパンを作るためだけでなく、安全性を高めるということでもあります。

ヨシダベーカリー店主

当店ではポストハーベスト農薬(収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤など)が使われている輸入小麦ではなく、国産小麦を使用しています。またパン以外にも、例えばサンドイッチの具材の安全性も追求しています。将来的には、無添加商品の少ないハムやベーコンについても、「完全無添加」を謳えるようにしたいですね。

「ヨシダベーカリー」インタビュー

それと、美味しいものを生産してくれていることに関して、生産者に畏敬の念を抱いています。それが美味しいパンをつくりたいという私の大きな原動力になっているのです。農業従事者の減少をはじめ、課題の多い農業界を少しでも応援できれば嬉しく思います。

この場所でお店を開こうと思った理由はありますでしょうか?

「ヨシダベーカリー」インタビュー

もともと京王線沿線か小田急線沿線で出店しようと考えて探していたときに、たまたまこの場所にあったベーカリーの居抜きでこの物件と出会いました。居抜きとはいえ、実際には営業していなかったそうでオーブンも新品。街の雰囲気も良く、この場所を選ばない理由はありませんでした。

「ヨシダベーカリー」の売れ筋の商品を教えてください。
また、新しいパンのアイディアはどこから生まれるのでしょうか?

シンプルパン

ローストポーク、ローストチキンが入ったサンドウイッチやピタサンドなど、ひとつで食べ応えのあるパンが人気です。おすすめはプレーンタイプのパンですね。シンプルなだけに、美味しいと言ってもらえるときは特に嬉しいです。

「ヨシダベーカリー」インタビュー

特別なことをしているわけではありませんが、常日頃から良いアイディアがないか考えています。時間があれば試作品を作ってみたりして、そうしたことの積み重ねで、自然と形に仕上がっていくのです。

高井戸・富士見ヶ丘エリアの魅力はどのよう点だと感じますか?

高井戸駅

落ち着いた雰囲気があり、交通の便が良いことですね。この周辺に関して言えば、最近はワインバーやレストランなどの個人店が増えてきました。街の活性化に繋がることも含め、そうした流れが加速していくことを願っています。

最後に、今後の夢や展望を聞かせてください。

「ヨシダベーカリー」インタビュー

国産小麦の特色を活かしたパンづくりを追求していきたいですね。お店の規模を大きくしたり店舗展開をしていくということではなく、より地域に根ざしたベーカリーとして営業していけたらいいなと思っています。

ヨシダベーカリー

今回、話を聞いた人

ヨシダベーカリー
オーナーシェフ吉田 稔さん

所在地:東京都杉並区久我山2-23-29 ハイネス富士見が丘1階
電話番号:03-6326-2754
URL:https://www.facebook.com/yoshidabakery

※この情報は2015(平成27)年4月時点のものです。

美味しさと安心を届けるパン作り/ヨシダベーカリー オーナーシェフ 吉田稔さん
所在地:東京都杉並区久我山2-23-29  ハイネス富士見が丘1階
電話番号:03-6326-2754
営業時間 11:00~19:00
定休日 水・日曜日
https://www.facebook.com/yoshidabakery

“染色”をテーマにした街の活性化プロジェクト/染の小道 2015年代表 高市洋子さん

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「染の小道」が始動したのは2009(平成21)年のことだ。当初は、地元からもあまり注目されなかったそうだが、イベントの回を重ねるごとに認知度を高め、現在は各方面との連携を深めながら活動を充実させている。街の歴史、特色を踏まえたプロジェクトだからこそ、地域社会に浸透しやすかったという一面もあるだろう。今回は、2015(平成27)年度に「染の小道」の代表を務めた高市洋子さんにお話を伺った。

「染の小道」の代表を務めた高市さん

街の歴史を掘り起こしたい

――どのような背景から「染の小道」の活動は始まったのでしょうか。

それを語る前に、この街の歴史から説明させてください。大正から昭和の初期に東京・日本橋から当地に移ってきた染物業、そのため神田川・妙正寺川流域は国内有数の“染色の街”でした。当時は、妙正寺川の流れで反物の糊を落としていましたが、環境への配慮から屋内でその作業をするようになり、人目につかなくなったことで染色の街というイメージが薄れてしまいました。そうした背景から染色工房の「二葉苑」が旗振り役となり、“染色”をキーワードに街の活性化を図ろうとしたのです。それが「染の小道」が動き出したきっかけとなります。

旗振り役となった「二葉苑」

――高市さんが「染の小道」に関わるようになった経緯は?

子育てに専念するため勤めていた会社を退職したのですが、社会とは関わっていたかったのでフリーペーパーを発行することにしました。それに関係した取材で「二葉苑」を訪ねたとき、社長から“プロジェクトを手伝ってくれないか”と言われました。でも私には、その期待に応えられる自信がなかったものですから、お断りすることにしたのです。それを伝えるため再び訪問したとき、店舗の軒先に染色作家が制作した暖簾(のれん)を掲げるという企画を聞かせてもらい、直感的に“きっと面白いことになる”と思い、「染の小道」の活動に携わるようになりました。

街を彩る暖簾

――着物姿でインタビューに応じてくださっていますが、もともと着物は好きだったのですか?

そうですね。母が仕立業に就いていたものですから、私にとって着物は身近でした。ただ、「染の小道」に携わるようになってから、着物を着る頻度は高くなりましたね。気持ちが引き締まるというか、洋装では得られない感覚が気に入っています。布団を干したりするときはさすがに不便を感じますが、この格好で自転車にも乗りますよ(笑)。ハレの日だけでなく、普段着に着物を選ぶ方が増えてくれたらなと思っています。

認知度とともに期待も高まる

――「染の小道」の柱となる活動内容について教えてください。

ひとつは、商店街を暖簾で飾る「道のギャラリー」です。それぞれ異なる作家さんたちの作品が、見慣れた風景を味わい深いものに変えてくれます。また「川のギャラリー」では、美しく染め上げられた反物が川の上方に掲げられます。これは、中井・落合にあった染物の水洗いをモチーフにしたものです。

反物が美しく揺れる「川のギャラリー」

それ以外に各種イベントも行いました。前回の例ですが、街の魅力を訪ね歩くツアーや、誰でも気軽に染物体験ができる「千人染め」なども行いました。

――来場者はどのような方が多いですか?

もともと着物が好きで、その延長で染物にも興味を持っている方。また、作家さん本人だけでなく、ファンの方もいらっしゃいます。人と人とが繋がりながら、それぞれの楽しみ方で「染の小道」を満喫してくださっているように感じます。

間近で職人技を見ることができる

――「染の小道」の運営についても聞かせてください。

作家さん、協力店舗、地域住民の3グループで運営に当たり、代表者の選定については持ち回りとなっています。東日本大震災後に、人と街との繋がりを大切にしようと考える方が多くなり、ボランティアスタッフとしてサポートしてくれる方が増えました。

地域との繋がりを感じられる体験イベント

――これからの展開、また、目指している方向性などあれば伺えますか?

現時点では、「染の小道」は3日間限定のイベントですが、いつ訪ねても“染色の街”を実感できるように定着化・通年化することが目標ですね。染色を専業にするというのは難しいことですが、この街が育んできた文化を活かしながら、染色を産業として確立させたいというのが願いです。

街と深く関わってこその「染の小道」

――他団体との連携・協力についてはいかがでしょうか。

「川のギャラリー」に関しては、河川占用の許可を取らなくてはいけませんでした。「染の小道」にとって行政機関の協賛は、不可欠なものと言えるでしょう。

行政、住民、学生が協力し合い実施されている

また、「目白大学」にも協力していただき、趣旨を理解してくれた先生方が、ボランティアスタッフとして学生さんを派遣してくれました。そのことがきっかけで、「目白大学」内に街づくりサークル「ちえの小道」が誕生するといった動きもあります。

――これまでの活動を通して、街の変化を感じることはありますか?

地域の理解が不可欠だったので、当初は“店先に暖簾を掲げてもらえないか”と一軒ずつ訪ねてまわりました。大きかったのは、マスコミに注目されるようになったことですね。自分たちの街が注目されているということで、「染の小道」に関心を持たれた地元の方も多いと思います。

――“暮らす”をテーマに落合・中井エリアを語っていただけますか?

本当に住みやすい街だと思います。都営大江戸線・西武新宿線「中井」駅、東京メトロ東西線「落合」駅を利用できるので主要駅へのアクセスもいいですし、文人に好まれた環境からも窺えるように凛とした落ち着きがあります。川面を渡ってくる風は瑞々しく、自然も豊かで、小鳥のさえずりで目が覚めるほどです。

魅力的な風土、伝統、そして人

地域コミュニティも充実しているほか、チェーン店だけでなく個人商店が頑張っているのも特徴ですね。子育てという観点からも、“ここで育てたい”と思える街です。

2015(平成27年)年代表 高市洋子さん

染の小道

2015(平成27)年度代表 高市洋子さん
URL:http://www.somenokomichi.com/
※この情報は2016(平成28)年5月時点のものです。

“染色”をテーマにした街の活性化プロジェクト/染の小道 2015年代表 高市洋子さん
http://www.somenokomichi.com/

多世代の「つながる」を応援/踊場公園こどもログハウス スタッフ 七呂さん 

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“ニャンパク砦”の愛称で親しまれている「踊場公園こどもログハウス」は、踊場公園の一角に設けられた横浜市の子ども向け屋内施設だ。木のぬくもりあふれる広々とした空間には、スパイラルコースターやハンモック、地下迷路など、子どもたちがわくわくするような仕掛けが目白押し。子育て支援にも力を入れ、年間を通じて多彩なイベントを実施している。取材日には「お絵かき教室」が開催されており、8組の親子が参加して交流を楽しんでいた。今回はそんな「踊場公園こどもログハウス」のスタッフである七呂さんと、「お絵かき教室」の講師である山形さんにお話しを伺った。

「おはなし会」など多彩な親子向けイベントが人気

――「踊場公園こどもログハウス」の概要について教えてください。

七呂さん:都市の中で失われている木のぬくもりを感じながら、子どもが自由に集い、遊び、成長することのできる場、また親子の触れ合いの場として、25年前に設立されました。最近では、育児の不安やストレスを抱えた保護者をサポートする子育て支援の場という役割も大きくなっています。

遊具も木で作られている

特徴は、建物や遊具などに木のぬくもりが感じられること。それから、対象が乳幼児から中学生までなので、異年齢同士の交流ができる場であることです。赤ちゃんから中学生までが同じ空間で遊んでいると、小さい子がお兄ちゃんお姉ちゃんについていき、年上の子もやさしい声掛けをして、自然と触れ合いが生まれます。

――イベントをたくさん開催しているようですね。

七呂さん:大きく分けて、乳幼児と保護者のためのイベント、小学生に楽しんでもらうイベント、対象を問わず老人会の方や中学生など地域の方のご協力で行うイベントがあります。スタッフが主導して、館内を飾るための簡単な壁紙工作なども定期的に行っています。

お絵かき教室の様子

乳幼児と保護者対象のイベントとしては、2~3歳児と保護者の方が先生と一緒に30分ぐらい体を動かす「親子たいそう」や「お絵かき教室」、年10回の「親子おはなし会」などがあります。小学生向けには、クイズ形式のラリーなど体を動かす遊び、工作、七夕やハロウィンの飾りを作る季節遊びなどがあります。工作では父の日のメッセージカードや、夏休みの科学工作教室として、近くの企業クラブの方のご指導で自由研究を兼ねた風力発電機を作っています。

――今日の「お絵かき教室」は8組の親子さんが参加されて楽しそうでしたね

七呂さん:今年度は全3回で、今回と次回が2~3歳児対象、3回目が0歳後半~1歳児対象です。小さなお子さんがどんな風に描き始めていったらいいのか、クレヨンはどんなものを選んだらいいのかといったことを、美大出身でご自身も2歳児のお母さんでいらっしゃる山形先生に教えていただきながら、お絵かきを楽しみましょうという教室です。

真剣に絵を書く子ども

山形さん:これまでの教室では0歳後半~3歳児までと対象が幅広かったんですが、2~3歳児と1歳児では言葉も絵のレベルも全く違います。そこで、今年度から初めて対象年齢を絞ってみました。教え方としては、幼稚園に上がる前のお子さんたちが対象なので、退屈しないで楽しくお絵かきできるようにということに重点を置いています。そして、保護者の方にも、これなら家でもできるというアイデアを提案するようにしています。今回は初めて絵具を使いましたが、飛び散りが少ない絵具遊びの方法についてお伝えました。

――参加者の方に伺います。「お絵かき教室」に参加してみていかがでしたか?

Aさん:お絵かきを始めたばかりの子への声掛けはこういう風にするのかと参考になりました。スタンプをスポンジで手軽に作ったり、驚きの連続でした。

Bさん:すごく、楽しかったです。ここは雨の日によく利用しています。土日開館で無料ですし、公園の中なので利用しやすいですね。

Cさん:子どもは、一人で描く時より集中して描けているようでしたね。声掛けの方法を教わって、親も一緒に描いてあげることが必要だなと実感しています。ここにはイベントを含めて月2~3回通っていますが、同じ年齢の子とやりとりができるようになったなと感じるし、親子で一緒に遊べるので自分も童心に帰れるのが楽しいですね。

色とりどりの絵を描く子どもたち

――「おはなし会」というイベントも人気があるそうですね。

七呂さん:絵本の読み聞かせと工作やブックトークを組み合わせた約1時間のイベントです。ほぼ毎月、平日の午前中に開催しています。そのうち9回は乳幼児が対象、夏休みだけ小学生向けに自由研究の参考になる本を紹介しています。参加者は0~3歳児と保護者の方がほとんどで、いつも15組前後が集まります。

季節感を大事にしていて、6月なら梅雨にちなんだ読み聞かせの後、外でかたつむりを探して、工作したかたつむりをあじさいの絵の上に貼って館内を飾ります。親御さんにとっても、子どもたちに伝えてあげたい本、読み継がれていく本を紹介するブックトークがあり、勉強になりますよ。

「おはなし会」の様子

創造力を育み、触れ合いを楽しむ場に

――イベントを開催する狙いはどんなことでしょうか?

七呂さん:子どもたちの創造力や学ぶ力、自主性を伸ばせるような場を与えてあげたいという想いが一番にあります。小学生ともなると、工作でこちらが提示した以上のものを作って見せてくれますが、子どもたちの力は大人が思っている以上に広がっていくもので、その創造力には本当に感心させられます。工作やゲームをすること自体が目的ではなく、子ども同士、親御さん同士が触れ合いを楽しんでもらえる場になれば嬉しいですね。

想像力を育むイベント

――イベントで心掛けていらっしゃることはありますか?

七呂さん:一番は安全面です。館内では裸足で遊んでもらうので、カッターやホチキスは使いません。また、工作であれば、子どもたちが上手にできるようにというのではなく、作る嬉しさや楽しさを感じてもらえるように、自分で作れる子には自由に作ってもらい、悩んでいる子には声掛けしながら進めています。

――行事を通じてどのような交流が生まれていますか?

七呂さん:乳幼児のお母さんたちにとっては、お話をする場です。皆さん、子育てに関する会話を楽しんでいらっしゃいます。地域の方にご協力いただくイベントでは、年配の方たちと小さな子たちが触れ合います。年配の方たちは輪投げやコマ回しを教えることですごく元気が出るし、子どもたちもふだんやらない遊びを教えてもらって本当に楽しそうです。外でシャボン玉をしたり、プラパンを作ったりするイベントでは中学生が手伝ってくれますが、中学生は説明が上手で子どもの気持ちもよくわかるので、子どもたちがすごく楽しそうにしていますね。

楽しそうに遊ぶ子ども

長くスタッフをしていると、顔見知りになる常連さんが半分以上います。ここに来てお友達になるお母さん方もいれば、幼稚園や親子サークルのグループで遊びにくる方たちも多いです。最近はお孫さんを預かって遊びに連れてこられる年配の方、土日はお子さん連れのお父さんが増えています。設立から25年建っているので、親子2代で利用してくださっているご家族もいますよ。

豊かな自然に包まれた子育て世帯にやさしい街

――戸塚エリアの魅力について教えてください

桜並木が美しい「柏尾川プロムナード」

七呂さん:一番は自然が多く残っているところでしょうか。都会過ぎず、田舎過ぎないのが魅力ですね。駅が近く、交通アクセスがよくて便利なエリアでありながら、ちょっと行けば里山や田園風景、ホタルが見られるスポットがあります。自然だけでなく、「戸塚スポーツセンター」、「戸塚地区センター」、ケアプラザ、このログハウスと、公共施設も充実していて、近くに住んでいる子どもたちは本当に恵まれているなと思います。グラウンドがたくさんあるせいか、スポーツをしている子、元気でたくましい子が多いですね。お母さん方も、今は情報収集が早いので、イベントごとに公共施設を移動して楽しんでいらっしゃるようです。子育て中の若い方にとっても、住みやすい街だと思いますよ。

踊場公園 七呂さん

踊場公園こどもログハウス

スタッフ 七呂さん
所在地 :横浜市戸塚区汲沢8-11
TEL :045-865-5869
URL:http://log.chiiki-support.jp/
※この情報は2016(平成28)年6月時点のものです。

多世代の「つながる」を応援/踊場公園こどもログハウス スタッフ 七呂さん 
所在地:神奈川県横浜市戸塚区汲沢8-11 
ログハウス開館時間:9:00~17:00
利用料金:無料
利用対象者:乳幼児から中学生(未就学児は保護者同伴)
休館日:毎月第3月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
http://log.chiiki-support.jp

明るく、元気に、たくましく育つ子どもたち/みたけ台幼稚園 園長 木下泰先生

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みたけ台幼稚園
園長 木下泰先生

明るく、元気に、たくましく。
みんなのびのび過ごす「みたけ台幼稚園」。

横浜市青葉区みたけ台にある「みたけ台幼稚園」はとにかく元気な子ども達がいっぱい。成功体験を積むことを重視し行事が非常に充実していることが特徴。この幼稚園ではみんなで協力し、みんなで努力を分かち合うことで、思いやりのある子を育てています。そんな「みたけ台幼稚園」について園長の木下泰先生にお話を伺いました。

「みたけ台幼稚園」の沿革、概要を教えて下さい。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

みたけ台幼稚園は1973(昭和48)年4月に開園しました。当時東急さんがこの辺りを分譲し始めてから人口が増え、小学校や幼稚園が足りなくなりました。地域の要望にこたえて、創立者原田林蔵が幼稚園を始めたのがみたけ台幼稚園のスタートです。

子ども達は400人ちょっとで、クラスは各学年5クラスの15クラスです。子どもの数は青葉区では真ん中くらいなんです。一番多い所は倍の800人くらいいます。子どもの数には恵まれている地域で、ゆるやかに少子化は進んでいるんですけど、全国的に見てもあまり急激に変わっているという印象はありません。子どもは非常に育てやすいと思います。私もみたけ台幼稚園の卒園児なんです。こんなにすくすくと、いい大人になりましたので、ご安心頂いて皆さん登園してくださいと言っています(笑)

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

この辺りは昔は竹がたくさんある地域で、前は漢字で「美竹」って書いたんです。そしたらみなさん「びたけ」って読んでしまうので、ひらがなになったんです。「みたけ台幼稚園」の住所は「みたけ台1-1」で、美しい竹が生えていたと言われる場所なので、園のマークは竹なんですよ。

「みたけ台幼稚園」に通うお子さんはどのような特徴が見られますか。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

みたけ台幼稚園は100%明るく元気にたくましく伸び伸び幼稚園なので、世間の皆様からもそういう認知を頂いていて、私達は大変喜ばしく思っています。「勉強はしないんでしょ」って言われたりするぐらい、元気がある幼稚園だと街の方からも思われているようです。もちろん、ほかの幼稚園同様、きちんとしつけや勉強もしていますよ(笑)

教育目標や理念を教えて下さい。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

幼稚園の教育課程は5領域といって、健康、人間関係、環境、言葉、表現なんですが、これについてはきちんと指導するよう、文科省で決まっているんです。どこも5領域は大事にされていて、5角形のどこを尖らせていくのかが特徴だとお考えのところも多いかと思います。みたけ台幼稚園はきれいな5角形が大事だと考えています。それを下していくと、知育、体育、情操教育、食育など、色々な個別の分野に広がっていきますが、この時期は基本となる5領域を大事にして、どれが欠けても、どれに偏ってもダメじゃないかなと考えています。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

成功体験を踏ませるというのが一番根っこにあります。知育でこれが書けた、褒められたというのも成功体験ですし、体育で跳び箱が跳べた、二重跳びができたというのも成功体験だと思うんです。私はこれが得意、これは苦手という個性をこの時期につけるのはもったいないなと思うんですね。みんな可能性を多く持っているので、みんなで協力して何かを作るとか、みんなで痛みを分かち合うとか、みんなで努力するとか、みんなで悔しい思いをするとか、みんなで一緒に何かやって、最後には達成感を味わってもらおうという行事を大事にしています。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

また、小さなハードルをいっぱい用意していて、努力、協力しないと越えられないハードルをカリキュラムで組んでいます。みんなで「これやろう!おー!」と気勢を上げます。できなかったら先生や友達に聞いてできるようになる。努力するとできるんだっていう成功体験を踏ませることを一番大事にしています。漢字や掛け算、逆立ちなどに力を入れているというよりは、行事に向かって前向きな気持ちを持たせる、成功体験でみんなで喜ぶというところに力を入れています。

行事は他の園に比べると多いということですが、どのような行事があるのでしょうか。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

幼稚園は遊園地だと思っているので、来週これがある、明日これがあるというわくわくの中で、当日を迎えるという考え方です。「みたけ台幼稚園」では、月に1・2個大きな行事を用意しています。例えば年長さんのお泊り保育がつい先日終わりました。体育館に泊まって、火を起こして、米をといで、野菜を切って、煮て、カレールーを入れて、カレーを作って食べました。みんな好き嫌いなくにんじんも食べるんですね。ついでにピーマンも食べさせるっていうね(笑)。雰囲気なんでしょうけど、嫌いな子でも食べるんです。これも小さいですけど成功体験です。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

キャンプファイヤーもただ火を起こしてもつまらないので、悪い人たちが幼稚園を襲ってくるストーリーでやるんです。本気で怖がったり泣いたりする子もいるんですけど、みんなで協力してやっつけます。でも結局悪い人もお友達がほしかったんだっていうことで、最終的にはみんな仲良く大団円です。

その催しの中で宝物を見つける下りがあるんですけど、そこにはハチマキが入っているんです。2学期が始まるとすぐ運動会があるんですけど、年長さんはハチマキをつけてやるんですよ。それをつけると子ども達のかっこよさとモチベーションがとても上がるので、そういう所もストーリーに取り入れて、次の保育につなげていくことを意図しています。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

それと、みたけ台幼稚園は他の園と比べると、「作って食べる」という機会がとても多いです。自分たちで作るようになって残飯がすごく減ったり、食の細い子もきちんと食べるようになって、小学校に入ってからの給食も乗り越えていけるかと思っています。

好き嫌いは小学校生活でつまずく第一のポイントだと言われるので、みたけ台幼稚園の取り組みでそういった子を減らせるといいですよね。みんなで作ったり、雰囲気があったり、ストーリーがあれば乗り越えていけると思うんです。そういう思いもあって、うちはゼリーや白玉、カレー、ケーキなどを作ったり、稲刈りや餅つき、芋ほりをしたり、折を見て何かを作って食べています。

英語教育について教えて下さい。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

カナダ人のロジャー先生に来てもらっています。英会話っていってもペラペラになるというほどじゃなくて、鼻が高くて目の色や言葉が違っても友達になれるんだということを感じてもらうのが一番大事なところですね。子ども達もすれ違うと「See you」とか「Do you like an apple?」「Yes,I do.」くらいは言えるレベルです。小学校で英語が始まったので、違和感がないようにやっています。

情操教育として生物を飼っているそうですね。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

みたけ台幼稚園はビオトープがあって、メダカとかは自生しているんですよ。そこで時々土をさらって掃除をするんですけど、ヤゴがわらわら出てきて、子ども達が「これは何だ!」って大騒ぎしたりします(笑)。

それと、青葉区は公園が多いのでザリガニが非常によく取れるんです。子ども達が名前を付けてお世話をして、夏休みに入ると逃がします。そういう近くの自然で自分で捕れるものを重視しています。身近な自然。自分で探しに行って、これは危険な動物だとか、これは毛虫だから触っちゃいけないとか、子どものうちの自然体験を大事にしないと、大人になると触らなくなりますから。

未就園児クラスも充実しているそうですね。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

未就園児クラスは3つ用意しています。1つは母子分離で年少さんを小さくしたようなクラスで、1クラス15人、火曜日から金曜日まで。火曜日のクラスの子は火曜日に、水曜日の子は水曜日にきます。全部で60人の4クラスです。2学期からはお昼ご飯を食べて帰るようになります。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

2つ目は母子共同のクラスです。体育館でママと一緒にリトミックとかマット運動をして楽しんでもらいます。幼稚園という施設に慣れたり、よそのお母さんやお友達に慣れたり。刺激が多い方がいいから母子分離でという方もいれば、3歳になれば幼稚園が始まっちゃうわけだから、2歳まではママと一緒がいいという方もいます。これは考え方の違いですね。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

3つ目は園庭開放で、これは先生がつかないです。ママも子育ては楽しい反面、ノイローゼになってしまう方もいらっしゃって。この辺りは転出、転入が多い地域なのでご両親のヘルプがない方ってたくさんいらっしゃるんです。コミュニケーションが無かったりヘルプが無かったりする方は、ここでお友達を作ってねというところなんです。

預かり保育事業について教えて下さい。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

みたけ台は横浜市から預かり保育の指定を受けた幼稚園で、日曜祝日以外は毎日、朝7時半から夕方6時半までやっています(土曜日は15:30まで)。保育園のように預かり保育だけ単独で地域の子を預かっているのではなくて、うちの在園児が対象者です。例えば、お母さんがフルタイムで働いているので、朝7時半に連れられてきて、9時に幼稚園が始まると、そっちに混ざって、幼稚園が終わってもそのまま預かって、夕方6時半にお帰りいただくという感じです。この日だけっていうスポットで預けることもできます。

地域の魅力を教えて下さい。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

治安はいいし、子どもの数は多いし、公園は多いし、緑は多いし、子どもを育てるという私達の分野からすると、最高のロケーションだと思いますね。こどもの国だったり、大きな公園もあります。保護者や住民の方も穏やかな方が多くて、幼稚園をやっていても、私のようにここにずっと住んでいても、素敵なご家族がたくさん住んでいるなと思います。

みたけ台幼稚園 木下泰さん インタビュー

今回、話を聞いた人

みたけ台幼稚園
園長 木下泰先生

所在地:横浜市青葉区みたけ台1-1
電話番号:045-973-0817
URL:http://www.kidslink.jp/mitakedai/

※この記事内容は2015(平成27)年8月時点の情報です。

明るく、元気に、たくましく育つ子どもたち/みたけ台幼稚園 園長 木下泰先生
所在地:神奈川県横浜市青葉区みたけ台1-1 
電話番号:045-973-0817
教育時間:8:45~13:45
休園日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始 ほか
預かり保育:あり(7:30~8:45、13:45~18:30)
http://www.kidslink.jp/mitakedai/

日々の“あいさつ”を大切にする/さいたま市立浦和別所小学校 校長 福原秀夫先生

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さいたま市立浦和別所小学校 校長 福原秀夫先生

「武蔵浦和」駅の東側にある「さいたま市立浦和別所小学校」は、駅の北東側を主な学区とする、児童数約800名ほどの小学校。近年はマンション増加にともなって児童数も増え、2012(平成24)年には校舎のおよそ半分にあたる西校舎部分を建て替えるなど、環境の整備も進められている。今回はこちらで校長を務める福原秀夫先生に、学校の特徴と地域の魅力について、お話をうかがった。

「さいたま市立浦和別所小学校」はこの地域でも古くから続く伝統校ということですが、どのような歴史を辿ってきたのでしょうか?

浦和別所小学校 校長インタビュー

もともと、本校の元となる「六辻(むつじ)尋常高等小学校」という当時の小学校にあたるものがあり、本校の場所には、1934(昭和9)年に「六辻尋常高等小学校分教場」というものができました。それが1938(昭和13)年に新しい小学校として独立して、「六辻第二尋常小学校」となりました。それが、本校の始まりで、2014(平成26)年で77年目になります。

現在の児童数はどのぐらいでしょうか?

浦和別所小学校 校長インタビュー

2014(平成26)年6月現在、児童数は831名となっております。それを聞いて皆さん、規模の大きな学校とおっしゃいますが、「武蔵浦和」駅の周辺にある小学校は、どこも同じくらい規模の大きな学校になっております。そのなかでは本校は比較的、定員にまだ余裕のある学校かと思っています。

学区はどのように区別されているのでしょうか?

別所沼公園

本校の学区は南北に非常に長く、「別所沼」の辺りから駅の周辺、さらに駅の南まであります。主に線路の東側となりますが、線路の西側も一部学区となっています。

学校教育目標等についてお聞かせください。

浦和別所小学校 校長インタビュー

教育目標としては、「すすんで学ぶ子」、「あいさつができる子」、「つよい体をつくる子」ということを掲げております。そのなかでもとくに私は、「あいさつができる子」ということに力を入れております。

浦和別所小学校 校長インタビュー

「子どもたちにコミュニケーション力が足りない」ということは、昨今叫ばれているところかと思いますが、やはり「あいさつ」というのは、コミュニケーションをとっていくツールになるものと思いますが、同時に“人としての基本”だと思っています。世の中、「グローバル化」という事もよく言われていますが、やはり子どもたちが世界に羽ばたくには、コミュニケーション力が必要です。でも、その基本となるのは、最も身近なところにある、日々の“あいさつ”だと思うわけです。

学習面で特徴的な点はありますか?

浦和別所小学校 校長インタビュー

本校では伝統的に、国語教育に力を入れて取り組んできております。ここ数年は、とくに「伝え合う力」という点を重視しておりますが、さいたま市の研究校ということで頻繁に委嘱を受けてきております。先生方はそのたびに、授業の新しい方法や力を注ぐ視点を明確にして研究しております。

日常的には、毎週水曜日の朝に「国語タイム」を設けており、漢字の書き取りや、さいたま市の「基礎学力定着プログラム」に沿った問題を解いたりしています。また、金曜日の朝は「読書タイム」としております。 このほか、国語に関する行事として、「詩を楽しむ会」というものがあります。学期ごとに一度、全校児童が体育館に集まって、詩を群読していきます。たとえば宮沢賢治の「雨にもマケズ」などの詩を暗記して、群読するわけです。これを1年生から6年生まで、それぞれの学年で発表する詩を決め、お互いに披露していきます。

算数については、他校と同様に少人数での指導も行っていますが、これは単元によって指導形態を変えながら進めています。必要に応じてクラスをふたつに分けて少人数指導にしたり、ふたりの教員でひとつのクラスを指導するチームティーチングにしたりしております。

年間行事について、特徴的なものがあればお聞かせください。

浦和別所小学校 校長インタビュー

学区内にある「別所沼」に、1年生から6年生までの「たてわり班」で徒歩遠足に行くというものが、ユニークな行事かと思います。「別所沼公園」でお弁当を食べて、少し遊んでから帰ってくるという催しを毎年5月に行っています。このときには、上級生が下級生の面倒を見たり、下級生はその指示に従ったりという姿も見られます。異年齢の子ども同士のふれあいという面でも、このたてわり遠足は有意義な機会になっているものと思っています。

浦和別所小学校 校長インタビュー

このほかには、音楽会を毎年11月の学校公開日に行い、たくさんの保護者の方に見に来ていただいております。学校行事としての運動会は9月に開催していますが、11月には地域の方々が主催の運動会もあります。この件については、また後でふれさせていただきます。それから、これは行事ではないのですが、西校舎を新しく建て替えた時に縄文土器が出土しています。今も6年生の「総合的な学習の時間」を使って、毎年縄文式土器作りをしているというのも、面白い点かと思います。

浦和別所小学校 校長インタビュー

実際にひとりひとり粘土で土器の形を作り、文様を付けて、校庭の真ん中で野焼きをして、作ったものは持ち帰りますので、子どもたちにとっては良い記念になるかと思います。縄文の昔から、ここは住みやすい場所だったということなんでしょうね。

クラブ活動などについて、特徴的な点があればお聞かせください。

浦和別所小学校 校長インタビュー

人数が多いものとしては、課外のクラブになりますが、「金管バンドクラブ」があり、7月には中山道の「浦和まつり 音楽パレード」に毎年参加しています。そこでの演奏と、12月にある、管楽器連盟が主催する発表会への出場が、大きなものになっています。ほかにも、日頃から地域にお呼ばれして、演奏したりもしております。地域の方には、なにかとお世話になっていますので、このような形で還元できれば、と思っています。

また、4年生以上が全員参加するクラブ活動もあります。こちらではローラーブレード・一輪車クラブ、バトンクラブ、科学クラブ、サッカークラブなどが人気です。本校にはグラウンドの周りを囲むように、コンクリートで固めたローラースケートコースが整備されており、これも他には無いものだと思います。

2012(平成24)年には新しい西校舎が完成したそうですが、
こちらの特徴について教えてください。

さいたま市立浦和別所小学校

西校舎は耐震性の関係で新しく建て替えになりましたが、木をふんだんに使った校舎になっている点が、大きな特徴かと思います。この木については、埼玉県産の杉材を使っていますので、香りが今も残っています。 新しいからと言って特別な施設があるという訳ではありませんが、新校舎は今は3年生と6年生が使っていまして、3年間のうちに1回は新しい校舎を経験できるようにと配慮しています。

東校舎については、建て替えはしておりませんが耐震性は保たれております。体育館も2013(平成25)年に耐震補強工事を終えておりますので、安心してお子さんを通わせていただけると思います。

大きな学校ならではのメリットは、
どのような点にあると感じられていますか?

浦和別所小学校 校長インタビュー

人数が多いことのメリットには、ひとつは、「友達がたくさんできる」という点があるかと思います。いろいろな友達と交流できるということは、本校においても大きなメリットになっているかと思います。 また同時に、人が多ければお互いに切磋琢磨もできますので、楽しいなかにも、自分を磨き上げることができるということになると思います。子どもたちの成長にとっては、大人数の学校で学んだということが後々にはいい結果につながっていくものと思っています。

防災対策にも積極的に取り組んでいるそうですね。

浦和別所小学校 校長インタビュー

防災対策については、各学期に2回程度、避難訓練をしています。広域の防災放送を使ってのものと、自主的に学校の中で行っているものがあります。 また、安全教育については、学校の周辺は見通しの良くない交差点がけっこう多いものですから、交通安全教室などを通して、十分な指導を行い、気をつけております。

地域の方々との連携・協力体制についてお聞かせください。

浦和別所小学校 校長インタビュー

地域との関わりということでは、青少年育成別所地区会との関係が深いです。育成会はPTAのOBの方を中心に、学校評議員さん、地域の有識者の方々などによってできているものになりますが、育成会主催の運動会を毎年11月3日に本校の校庭で行っています。これは地域の恒例行事となっています。 育成会ではこのほか、地域の安全パトロールや、毎月1回、夜間のパトロールなどもしてくださっていますので、本当に有り難いです。

「スクールサポートネットワーク」(SSN)とはどんな組織でしょうか?

浦和別所小学校 校長インタビュー

本校の教育活動をサポートしてくれるボランティアスタッフの方々のことで、現役の保護者の方、OBの保護者の方が中心となって組織されています。 主な活動としては、月に1回、朝の読書タイムに読み聞かせに来ていただいていることや、地域の交通安全、防犯活動などを協力していただいています。

子どもたちの普段の学習活動においても、学習支援のボランティア活動をしてくださっています。 たとえば授業で「町探検」という単元では、授業時間内に地域に出ることがあります。この時などはSSNの方が一緒に引率してくださいますし、たてわり班の別所沼遠足の時にも、SSNの方に交差点ごとに立っていただいております。このほか、英語活動や家庭科の授業などでも補助に入っていただいたりと、たくさんの場面でご支援います。

最後に、別所エリアの魅力についてお聞かせください。

別所沼公園

私は校長になってまだ2年目ですが、ご家庭が学校に対して非常に協力的な点については、本当に素晴らしいと感じています。保護者会を開けばかなりの方に参加していただいておりますし、SSNへも積極的に参加していただいております。本当に有り難いです。 自然環境についても、学区内に別所沼という市民の憩いの場がありますし、便利で閑静な住宅地でありながら、自然が豊かに残っていると思います。

武蔵浦和駅

もちろん、電車のアクセスも申し分が無いですし、駅前にはいろいろなショッピング施設もあります。とても住みやすい場所だと思います。 お住まいの方々についても、最近は大きな集合住宅が次々とでき、そういった環境で、新しい方々と以前から住まわれている方々が上手に融合しておられます。新しく来られた方やそのお子さんについても、とても温かく見守ってくださっている地域なのだな、と感じております。

今回、話を聞いた人

浦和別所小学校 校長インタビュー

さいたま市立浦和別所小学校
校長 福原秀夫先生

さいたま市立浦和別所小学校
住所:埼玉県さいたま市南区別所2-5-34
電話番号:048-862-2775
http://urawabessho-e.saitama-city.ed.jp/

この記事内容は2014(平成26)年9月時点の情報です。

日々の“あいさつ”を大切にする/さいたま市立浦和別所小学校 校長 福原秀夫先生
所在地:埼玉県さいたま市南区別所2-5-34 
電話番号:048-862-2775
http://urawabessho-e.saitama-city.ed.jp/


活気ある街づくりに一役担う取り組みとは/春日井市商店街連合会 会長 加藤敬さん

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春日井市商店街連合会
会長 加藤敬さん

JR中央線開通により発展してきた数々の商店街
活気ある街づくりに一役担う取り組みとは

春日井市には現在14の商店街・商店会がある。その多くが、1900(明治33)年に開通した国有鉄道中央本線(現在のJR中央線)の沿線に誕生した街と共にできたものだ。一から商店街を作り上げ、現在も活気ある商店街であり続けるために、先進的な取り組みを次々と手掛ける「春日井市商店街連合会」の方々にお話を伺った。

まず最初に、「春日井市連合商店街」の歴史について教えてください。

三人集合写真

2015(平成27)年6月現在で「春日井市連合商店街」には、14の商店街・商店会、約500店舗が加盟しています。1900(明治33)年に国有鉄道中央本線(現在のJR中央線)の名古屋から「多治見」駅間が開通したのと同時にまずは「勝川」駅が誕生しました。そういった経緯もあり、「勝川」駅前にある「勝川駅前商店街」「勝川駅東商店街」が春日井市ではいちばん古い商店街になります。

上から見た商店街

その後、1927年(昭和2)に「春日井」駅ができ、「鳥居松本通り商店街」や「春日井駅前商店街」はその辺りからますます大きくなりました。高蔵寺ニュータウンなどの開発も行われて人口が増えると共に、市内各地に商店街がたくさんできました。春日井市の商店街発展の原点は、JR中央線の開通と駅の開設といっても過言ではないかもしれません。

「春日井市商店街」や、春日井市エリアの魅力について教えてください。

御三方

春日井市は比較的新しく発展を遂げてきた街で、元々、核となるような地場産業がなかったということも影響しているのか、新しく商売を始めるにあたり、移って来られるが多い地域でもあります。商店街店主でも、昔からずっとこの街に住んでいたという人は2割くらいに留まっています。そういった土地柄なので、外から来る方に寛容で、その方たちと一緒になって「新しいものを生み出して行こう」という気質があるのがこの街の最大の魅力ですね。

春日井商店街連合会

また、「安心・安全」に力を入れて街を維持しようとしているのも特徴です。「勝川」駅、「勝川」駅東、いちょう並木、鳥居松、篠木の5つの商店街 では、コストを負担して道に街路灯を設置しています。「勝川」駅から「春日井商店街」も含めた篠木商店街までの4kmに渡っては、灯がついているので、安心できるインフラのひとつです。街路灯には放送用のスピーカーや防犯カメラも付けられていて、道行く人を見守っています。

春日井の商店街周辺には、小中高と学校も点在していますが、子どもたちとの交流はあるのでしょうか。

子供

例えば、「鳥居松広小路商店街」には、「愛知県立春日井商業高等学校」の生徒さんが運営する「HAL-SHOP」というお店があります。春日井商工会議所と地元商店街で組織する「鳥居松まちづくり連絡協議会」が空き店舗を利用して作ったふれあいサロン「パレット」の中にできたお店で、高校生たちが作ったものなどを売って、不振の商店街を活性化させようと知恵を絞ってくれています。その他、小学校の生徒から絵画作品を集め、それを商店街の暖簾として飾ったり、子どもたちから集めた標語を商店街マップに載せたりもしています。

「春日井まちゼミ」では、色々なテーマで講座や、ワークショップを開催していますが、ゼミを始めるきっかけは何だったのでしょうか。

まちゼミ

「春日井まちゼミ」というのは、お店の方が講師となって、専門店ならではの専門知識や情報を無料で教えるゼミナールです。年に2回ほど開催しているのですが、フォトスタジオの写真講座や金物屋の包丁研ぎ講座、ギフトショップのラッピング講座など、他では体験できないようなセミナーが盛りだくさんです。

まちゼミ看板

大型店と違い、商店街のような個店は入りにくいイメージがあるかもしれません。それを払拭し、商店街に足を運んでもらうきっかけ作りをしようという思いから立ち上がったのが「春日井まちゼミ」です。

「春日井まちゼミ」を開催して、商店街や街の変化にどのような効果が見られましたか。

一人

最初は、お客様を呼び込みにつなげるために始めた企画だったのですが、実際に開催してみると、主催者の店側にも大きなメリットがあることに気付きました。講座を開催すると、お客様と密な会話をすることができます。そこで、普段店頭でモノを売っているだけでは気づかなかったようなお客様の要望に気付くことができ、「それに応えるために、店作りを頑張ろう!」というモチベーションに繋がったと多くの店主が言っています。

キャラクターと女性

改めて、商店街の良さは、お客様との密接なつながりを大事にし、細かな要望に応えられるところにあるということに気付かされることができ、主催者側も進むべき道筋が見えてきた気がしました。今後も精力的に開催していきたいと考えています。

「はっぴーサボテン商品券・建設券」はどういったものでしょうか。

はっぴーサボテン商品券

「はっぴーサボテン商品券・建設券」は、地域通貨です。市内の店舗や大型店、工務店で利用できる商品券で、1冊(10,000円)購入すると、11,000円分の券が付いてきます。建設券の場合は、1セット50,000円で55,000円分。両方とも10%のプレミアムになります。「はっぴーサボテン商品券」は500円単位綴りで発行しています。食料品や、喫茶店など、日常的な場面でも使いやすいと特に主婦の方を中心に人気です。この通貨発行に取り組んで3年目になりますが、スタート以降、商店街の個店へ足を運んでいただけるケースが増えたので、効果もあったのではないかと感じています。

※「はっぴーサボテン商品券・建設券」は現在発行していません。今後の予定も未定です。

東海地方で初めて「アトム通貨」というものも導入されていますが、この通貨を導入されたきっかけは何でしょうか。

アトム通貨

「アトム通貨」は早稲田・高田馬場で誕生した地域通貨で、「環境」「地域」「国際」「教育」といったキーワードに関連する社会貢献活動に参加する人たちに配布される通貨です。例えば、地域の清掃活動等に参加すると100馬力=100円の通貨がもらえる、といったように使います。約4年前、春日井市を始め、多くの自治体の街づくりに取り組んでいらっしゃる、元名古屋造形大学・学長の高北幸矢さんから「アトム通貨という取り組みがあるんだよ」と教えてもらったことをきっかけに、早稲田・高田馬場まで視察に行ってみました。「アトム通貨」をツールに地域コミュニティの再構築、商店街の活性化、ボランティアの推進に繋げている様子を見て、「これを春日井に取り入れたら面白そうだ」と思い、取り入れることを決めました。

お二方

今では、PTAを中心に行う廃品回収で参加してくれた子どもたちに100馬力を贈るなどして、活用しています。以前はペットボトルなどを配っていたのですが、「アトム通貨」にすると、受け取った子どもたちも、社会貢献に参加したという希少価値と、アトムが描かれたかわいいデザインの通貨を手にした喜びで、好きな買い物をしに行くことができるので、地域活性化により繋がっているのではないかと考えています。

これから春日井へ引越しを検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。

商店会上からの図

現在でも、春日井にはマンション建設が進み、新しく引っ越していらっしゃる方が多くいらっしゃいます。そういった方たちに、「春日井の商店街って魅力がある!」と思い、利用してもらえるよう、「春日井市商店街連合会」で新規流入される方のニーズをヒアリングし、新たな取り組みをたくさん実践していきたいと考えています。名古屋市内に通勤・通学される方も、JR中央線に乗れば約20分で行くことができ、とても便利な場所だと思います。お買い物を楽しむ場所としても、名古屋の市街地にはない、春日井市の商店街ならではの魅力もたくさんあるので、ぜひここで楽しい生活を送ってもらいたいと思います。

三人集合写真

今回、話を聞いた人

春日井市商店街連合会

春日井市商店街連合会 会長・加藤 敬さん(写真左)
春日井市商店街マネージャー・河村 洋二さん(写真右)
株式会社まちづくり勝川 代表取締役・水野 隆さん(写真中央)

春日井市商店街連合会
所在地:春日井市鳥居松町5-45 春日井商工会議所ビル5F
電話番号:0568-84-8848
URL:http://www.kasugai-shoren.org/

※この情報は2015(平成27)年6月時点のものです。

”共通言語”で広がる可能性 笑顔にあふれる楽しい学び場/ペッピーキッズクラブ 伊勢原教室 小山内 千恵子さん・畠中 裕子さん

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“日本一愛される英語教室”をテーマに、子どもたちに英語の面白さを伝えている「ペッピーキッズクラブ」。小田急線「伊勢原」駅から徒歩5分の距離にある伊勢原教室を訪ね、普段のレッスン風景を取材してきた。

“日本一愛される英語教室”を目指して

教室の様子

――「ペッピーキッズクラブ」の概要からお聞かせください。

小山内:「ペッピーキッズクラブ」は、“日本一愛される英語教室”を掲げて1993(平成5)年に開校しました。当教室を含め、たくさんの“PEPPY KIDS(元気な子どもたち)”が通っています。お客様に満足してもらえる教室でありつづけられるように、講師陣も日々レベルアップを図りながら、楽しい授業の実践に努めています。

レッスン風景

――“楽しい授業”ということにいて詳しく伺えますか?

畠中:英語に限ったことではありませんが、物事の上達に“楽しい”という気持ちは欠かせません。たとえば日本人にとって、区別が難しいとされる“L”と“R”の発音。しかし難しいからといって、延々と発音を繰返したり聞いたりするだけでは子どもたちも面白くありません。歌詞が英語の歌やリズム遊び、ゲーム、ジェスチャーなどを通して、楽しみながら自然と英語が身につくレッスンをしています。

イベントを通して自ら英語を学ぶ楽しさを知る

――季節ごとのイベントなどあれば教えてください。

小山内:夏は、特別教材を使った5日間連続のサマースクールがあります。年齢ごとのコースが用意され、いつものクラスとは異なるので新鮮な気持ちで英語と向き合えます。また、ハロウィンの衣装をまとったハロウィンレッスンや、クリスマスの雰囲気に浸れるクリスマスレッスンなどもあります。

――イベントがあれば子どもたちの意欲も高まりそうですね。

小山内:そうですね。以前、海外イベントでグアムに行った子どもがいました。英語以外のことに関心が強く、なかなか英語に集中できない子どもだったのですが、帰国してからはレッスン態度が一変(笑)。なぜ英語を学んでいるのかが分かったと言ってくれました。知っている単語を組み合わせ、考えていることを相手に伝えられたときの喜びは、英語学習における原体験のひとつと言えるでしょう。そうした場面は、私たち講師にとって大きな喜びでもあります。

子どもたちの大きな可能性を信じて

レッスンの様子

――英語を学ぶということに関して、理解しておくべきことはありますか?

畠中:継続が何よりも大切ということですね。その過程は、実力がついているのかどうか感じづらいのですが、実際は着実に上達しているのです。このまま続けても良いのだろうかと立ち止まってしまったら、これまでの時間は無駄になってしまいます。英語というのは、突然開花するものということを、ぜひ知ってもられたら嬉しいですね。子どもたちには大きな可能性がある――これは、たくさんの子どもたちを見てきた私たちの確信でもあります。

小山内:学習塾に通うようになったり、また部活動が忙しくなったり――。子どもの成長とともに、何を選ぶかが難しくなってきます。グロバール化が進んでいる社会において、英語を話せるということはビジネスシーンでも有用です。楽しく学び、自然と身についた英語を活かして、子どもたちには世界で活躍してもらえたらと思っています。

――伊勢原エリアにある教室ですが、この街の魅力を聞かせてください。

畠中:自然が身近ということですね。紅葉シーズンには、大きなリュックサックを背負ったハイカーの姿をたくさん見かけます。また大山だけでなく、美しい稜線に囲まれているのが伊勢原です。そうした環境で幼少期を迎えることは、心の成長にとっても良いのではないかと思いますよ。

ペッピーキッズクラブ

小山内 千恵子さん(写真上)
畠中 裕子さん(写真下)
所在地 :神奈川県伊勢原市伊勢原2丁目5-39 UNOイダBUIL 2F
TEL :0120-95-2542
URL:http://www.peppy-kids.com/
※この情報は2015(平成27)年12月時点のものです。

”共通言語”で広がる可能性 笑顔にあふれる楽しい学び場/ペッピーキッズクラブ 伊勢原教室 小山内 千恵子さん・畠中 裕子さん
所在地:神奈川県伊勢原市伊勢原2丁目5-39 UNOイダビル 2F
電話番号:0120-95-2542

多賀城を盛り上げる市民の家/多賀城市立図書館 司書 橋口聡子さん

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CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
司書 橋口聡子さん

多賀城を盛り上げる、市民の“家”

2016(平成28)年3月21日、東日本大震災の復興のシンボルとして位置づけて開発が進むJR仙石線「多賀城」駅前の再開発ビルに、「多賀城市立図書館」の本館がリニューアルオープンした。佐賀県武雄市、神奈川県海老名市に続いて全国で3館目となるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社。以下CCCと省略)が管理する同図書館。「家」をコンセプトにしたモダンなつくりの図書館となっており、自動貸出機、Wi-Fi、読書通帳機などを備え、従来の図書館利用カードだけでなく、Tカードでも貸し出しができる。また、同じ施設内には、書店、レンタル、カフェ、レストラン、コンビニなども併設している。駅前開発とともに、今注目の「多賀城市立図書館」を訪れCCCの橋口聡子さんにお話しを伺った。

新しい「多賀城市立図書館」のコンセプトを教えてください。

多賀城市立図書館

ひと言で表現すると「家」です。ここ多賀城市は2011(平成23)年3月に発生した東日本大震災で家を無くしたり家族がバラバラになってしまった人がたくさんいらっしゃいます。この大きな新しい家である図書館をきっかけに市民の皆さんに来ていただいて、ここから何かを始めて欲しいとの想いで企画しました。実際、大勢の市民のみなさんがオープンを楽しみにしてくださり、オープン初日の貸し出し冊数が7,000冊を超えて大盛況でした。

地域・市民との関わり方について、「多賀城市立図書館」の考え方をお聞かせください。

多賀城市立図書館

地方の場合、子どもはもちろん大人も自己成長できる場所が少なくなる傾向があると思います。人々が集まる駅前に図書館ができたので本の充実はもちろんですが、例えば語学イベントなどさまざまなイベントを企画して市民のみなさんが成長できる場・情報発信の拠点として図書館を活用して欲しいと考えています。また多賀城市は大変歴史の深い街でもありますので、もっと街の魅力をアピールする為に本だけでなく市内、県内のパンフレットを一緒に設置するなど、積極的に文化歴史の発信の拠点としての活動にも力を入れていきたいです。

全国で3館目となる「CCC運営の図書館」ですが、これまでの市立図書館と異なる点を教えていただけますか?

多賀城市立図書館

各フロアごとにテーマを設けているのが特徴ですね。図書館は3階建てで、1階のテーマは「リビング」です。全体的に明るい雰囲気でソファもありコーヒーを飲みながら本を読んだり、ゆったりと寛ぐことができます。

多賀城市立図書館

2階のテーマは「書斎」。アートや人文に関する資料があり、本を楽しみながら、自己成長できるフロアになっています。3階は「学習」です。このフロアでは学習室を設け、静かに集中して学習や調査・研究ができる場を提供しています。「リビング」「書斎」「学習室」と建物全体がまさに「家」そのもののつくりになっています。

多賀城市立図書館

実際のところ一般的な図書館と違って利用者の滞在時間が長いのも、「家」のような感覚でみなさんがくつろぎの時間を楽しんでいる表れではないかと思います。

武雄市と海老名市にある2館との違いや、多賀城の本館独自の取り組みはありますか?

多賀城市立図書館

武雄市や海老名市では、既存の建物を改修してリニューアルオープンさせていましたが、当館では、東日本大震災の復興のシンボルとして位置づける「多賀城」駅前の再開発事業として一から新設・設計されたのが違いです。この図書館を含めて駅前が一気に明るい雰囲気になって、市民のみなさんと街全体を盛り上げたいと考えています。今後は、スタッフやボランティアによる読み聞かせはもちろんですが、ヨガ教室や夏休みイベントを開催したりと、本を借りる返すだけの場所ではなく、図書館側から地域のみなさんに積極的に情報発信していく活動をしていきたいです。

オープン以来、盛況と伺っております。利用者の反響はいかがですか。また、今後の利用客数の見込み等も教えてください。

多賀城市立図書館

ありがとうございます。オープン以来約14万5,000人の方に来館いただいております(2016年4月14日現在)。年間120万人の来館者数を目指しています。利用者の反応も上々で、毎日来ていただく方も多くいらっしゃいます。子育て中のお母さんからも、子どもと安心して入れて楽しめる場所ができたと喜んでくださる方が多いですね。

「多賀城市立図書館」として目指す姿や、今後の展望を教えてください。

多賀城市立図書館

やはり市民のみなさんのための図書館ですので、まずは図書館に来てみたい、イベントに参加してみたいと思う方々をどんどん増やしていきたいです。そして図書館を活用して学び、楽しんでいるみなさんを見て新たに来館された方が図書館を利用するようになり、さらに来ていただく人が増えていく、そういう流れができればとても嬉しいですね。本の貸し借りだけの場所ではなく、市民のみなさんと成長していくのも図書館の役割ではないかと思います。スタッフ一丸となってここ多賀城を盛り上げていきます。今後の新しい企画・イベントもぜひご期待ください。

多賀城エリアの魅力や、期待感を教えてください。またこれから多賀城市に住む方へ一言お願いします。

多賀城市立図書館

ここ多賀城市は深い歴史があり、「多賀城」駅前の開発・整備も進み、より良く住みやすい魅力的な街になっていくと思います。新しい街をみんなでつくっていこうという活気に溢れています。地元愛のある方が多く優しい人たちが多いので、どんな人でも住みやすいと思います。子育て中のご家族にもおすすめです。子育て環境・学校の整備も充実していますので安心ですよ。そして「多賀城市立図書館」に来ていただければ多賀城市の魅力を本やイベントを通じてもっとお伝えできると思いますのでぜひお越しください。お待ちしております。

多賀城市立図書館

今回、話を聞いた人

CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)

司書 橋口聡子さん

【後記】より良い図書館を作る為に日々奮闘する、みんなが元気になるような明るい性格と笑顔が素敵なスタッフさんでした。

所在地:宮城県多賀城市中央2-4-3
電話番号:022-368-6226
URL:https://tagajo.city-library.jp/library/
※この情報は2016(平成28)年4月時点のものです。

多賀城を盛り上げる市民の家/多賀城市立図書館 司書 橋口聡子さん
所在地:宮城県多賀城市中央2-4-3
電話番号:022-386-6226
開館時間:9:00~21:30
休館日:年中無休
https://tagajo.city-library.jp/library/

すくすく育ってみんなハッピーに。子育て支援を牽引する/すくっぴーひろば 所長 平山 けい子さん

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すくっぴーひろば
所長 平山 けい子さん

すくすく育ってみんなハッピーに。子育て支援を牽引する

乳幼児とその保護者なら誰でも自由に利用できる、市が設置した子育て支援施設「すくっぴーひろば」。2016(平成28)年4月1日に開発の進むJR仙石線「多賀城」駅前へ移転してリニューアルオープンした。同施設は旧施設の約2.5倍の広さとなり、授乳室や相談室、クッキングスタジオなども新設。一時預かり事業なども新たにスタートした。充実の新施設と画期的なプログラムで市民の子育て支援を牽引し注目される同施設を訪れ、平山けい子所長にお話しを伺った。

新しい施設になって利用者の反応はいかがですか?

多賀城市子育てサポートセンター

初めて来た子どもたちは「わぁー!」と声を上げ、目を輝かせてくれます。「すくっぴーひろば」は、明るくて、とても広く、おもちゃもたくさんあるので、子どもたちは楽しく遊んでくれます。
そんな子どもたちを見つめるお母さんの笑顔がとてもうれしいですね。
旧施設では、赤ちゃんも、走り回る子どもも、一緒のエリアで遊んでいたのですが、「すくっぴーひろば」では、「赤ちゃんひろば」「こどもひろば」「ふれあいひろば」と、成長過程によってエリアを分けているので、安心・安全に利用していただくことができます。
子どもたちとお父さん・お母さんの楽しそうな姿を見て、私たちスタッフもさらに元気をもらっています。

「すくっぴーひろば」の概要・役割をおしえてください。

多賀城市子育てサポートセンター

「子育ての不安を解消する手掛かりを伝える最初の入り口」として、子育てをする方に寄り添い社会全体で子どもと子育てを支援するまちづくりを進める為の活動をしています。地域子育て支援拠点として親子同士の交流を活発にして、行政などの関係機関や地域企業などと協力し、総合的かつ効果的に子育てを支援していくところです。事業概要は大きく分けて「地域子育て支援事業」「利用者支援事業」「一時預かり事業」「ファミリー・サポート・センター事業」の4つになります。

利用対象者や、利用方法についてお聞かせください。

多賀城市子育てサポートセンター

主に乳幼児と養育者が対象になります。利用は登録制で登録者は自由に来館できます。登録料は多賀城市民は無料、市外の方は初回のみお子さん1人につき500円かかります。開館時間は、午前9時から午後4時30分までで、土曜日、日曜・祝日も開館しています。毎週水曜日と祝日の翌日、年末年始はお休みになります。事前登録、面談、予約が必要になりますが、一時預かりもしています。一時預かりの利用料は市民の方は1時間700円で以降30分ごとに350円、市外の方は1時間800円で以降30分ごとに400円になります。生後6ヵ月以上未就学児までのお子さんが対象になります。隣接する市立図書館でゆっくり本を読みたいと利用されるお母さんもいて、大変好評ですよ。

イべントや企画も多いそうですが、どのようなイベントがあるのでしょうか。例を教えてください。

多賀城市子育てサポートセンター

妊娠中から参加できて助産師から出産育児の話が聞け、妊婦同士の交流を通じて友人の輪がつくることができる「プレママ・プレパパ集まれ」や、6ヵ月児までと、7ヵ月から12ヵ月児の親子が集まりフリートークをして情報交換ができる「おしゃべり広場」、お子さんの月齢に合わせた遊び等を行って仲間づくりのきっかけをつくる「すくすくハッピー1.2」、身体を使った遊びを行う「すくすくハッピー3」「キッズデー」、地域の企業や図書館などとのコラボレーションで食育をふまえた教育を行う「すくっぴー親子DEクッキング」、地域の少年少女合唱団によるミニコンサート開催など年間150を超えるイベント・事業を企画しています。どのイベント・企画もおかげさまでいつも満員です。

移設されてから、新しく始める取り組みや企画などはありますか?

多賀城市子育てサポートセンター

先ほどお話しさせていただいた中では、「一時預かり事業」と「親子クッキング」になります。「一時預かり事業」は乳幼児を一時的に預かることで、養育者の負担を軽減させることができます。「すくっぴー親子DEクッキング」は施設内にクッキングスタジオがありましてそこで行います。地元企業や市民の方に講師になっていただき簡単なお菓子づくりや四季折々の行事食づくりなどを親子で楽しみます。そのほかは、1歳児対象の育児体験事業を市役所の健康課と共催で行う「1歳児come☆かむ広場」や子育てコンシェルジュが中心になって相談を受け付け、子育ての情報提供を行うサービスも新たにはじめます。

地域の中でどのような存在でありたい、とお考えですか。

多賀城市子育てサポートセンター

「つなぐ・つながる支援」を目指し、「孤育て」による孤立化をなくし、地域と、親子同士、親と親、子と子の交流をし、人とつながることで安心・心地よさを感じられるところでありたいと思います。

開発が進んでいる多賀城エリアですが、子育て環境の魅力を教えてください。

多賀城市子育てサポートセンター

「多賀城」駅に隣接してすくぴーひろば、市立図書館、市役所、母子健康センター、文化センター等があります。多賀城市西部には西部児童センター、東部には鶴ヶ谷児童館があります。電車、バス、タクシーなどの交通機関が充実していて仙台市をはじめ他市町村へのアクセスも良いので子育てには最高の環境ではないでしょうか。

最後に一言お願いします。

多賀城市子育てサポートセンター

「すくっぴーひろば」の“すくっぴー”とは、多賀城市の子育て応援キャラクターで、すくすく育ってみんなハッピーになりますようにという私たちの願いが込められています。「すくっぴーひろば」では各専門分野のスタッフが皆さんの子育てを支援していきます。気軽に子育てについて相談できる地域の拠点として利用していただいてみんなで成長していければ幸いです。ここ多賀城は歴史も深く大変美しい街ですし、新しくなった「多賀城」駅前も大変魅力的で活気があります。多賀城市へぜひお越しください。お待ちしています。

多賀城市子育てサポートセンター

今回、話を聞いた人

すくっぴーひろば(子育てサポートセンター)

所長 平山 けい子さん

【後記】子どもたちと親御さんの為に、子育てについてのご自身と街の想いを丁寧にお話ししてくださった、やさしい笑顔がとても印象的な方でした。

所在地:宮城県多賀城市中央2-8-1 多賀城駅北ビルB棟2F
電話番号:022-355-7085
URL:http://sukupy.jp/
※この情報は2016(平成28)年4月時点のものです。

すくすく育ってみんなハッピーに。子育て支援を牽引する/すくっぴーひろば 所長 平山 けい子さん
所在地:宮城県多賀城市中央2-8-1 多賀城駅前北ビルB棟2F
電話番号:022-355-7085
利用時間:9:00~16:30
休館日:水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)
http://sukupy.jp/

ジュニアプレーヤーを対象にスポーツマンシップの精神を学び、強くたくましく育てる/ノア・テニスアカデミー 藤本 幸久さん

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広大な敷地を誇り、四季折々の自然を満喫することができる「万博記念公園」の東側に広がる、閑静な住宅街の中に、「ノア・テニスアカデミー北千里」がある。アウトドアの国際基準ハードコートと砂入り人工芝コートを完備し、テニスの上達を目指すレディスプレーヤー、ジュニアプレーヤーを対象にしたテニスアカデミーだ。ジュニアプレーヤーを競技者として成長を促す一方で、大切にしているのが子どもたちの「自立」。「スポーツマンシップの精神を学び、強くたくましく育てる」をコンセプトとしている。テニスを楽しみ、そして、競い合う。同アカデミーの考え方や、古江台エリアの魅力について藤本幸久さんにお話を伺った。

ノア・テニスアカデミー北千里の概要を教えてください。

ハードコート

コートは、アウトドア3面で、砂入り人工芝コート2面と国際基準のハードコートが1面あります。クラブハウスには、ロッカー、シャワーを完備しております。

クラスは、ジュニア対象のクラスが中心ですが、大人対象のクラスもあります。女性中心の平日クラス、土日の男女混合のクラスがあります。レベル的には、一般のテニススクールでは中級になりますね。ジュニアは、プレパトリー(小学校低学年)、デベロップメント(小学校高学年~中学)、エリート(中学~高校)の3クラスがあります。

ジュニアの場合、どのようなコンセプトで練習されているのでしょうか?

真剣にレッスンを受けるスクール生

日本テニス協会推奨のITF(国際テニス連盟)PLAY&STAYプログラムにより対象者のテニスの実力に応じ、使用ボールとコートを変えて、ゲームベースのレッスンを行っています。このプログラムでは、指導対象者のレベルに応じてレッドボール(通常のボールに比べて25%の空気圧)、オレンジボール(通常のボールに比べて50%の空気圧)、グリーンボール(通常のボールに比べて75%の空気圧)、通常のイエローボールを使うんですが、ここではグリーンボールとイエローボールを使っています。これらのボールを使う理由は、ボールの飛びの緩やかなボールを使用することでラリーが続きやすくするためです。ラリーを中心とした練習で、ゲームに勝つための戦術指導を行います。まず2人で協力的にラリーを続け、そして競いながらポイントを取りあう。それはゲームの中での戦術を実現するため なんですが、戦術には5つあり、相手コートに返すこと、相手を走らせること、走らされたら素早く自分のポジションに戻ること、得意のショットを使う、最後は相手の弱点に打つことです。戦術を実現するための練習をすることで自然にスキルアップし、その結果が勝つことにつながっていきます。

南千里にもスクールがあるようですね。

壁打ち用コート

「ノア・インドアステージ南千里」はファミリーで楽しんでいただくことを目指しています。テニス経験の浅い方やテニスを楽しみたい方には南千里のスクールをおすすめしています。ノアインドアステージ南千里校は、室内で、コートはカーペットを使用し、冷暖房完備の年中通して快適に楽しめます。南千里で実力をつけていただき本格的にテニスに打ち込んで頂く際は北千里のアカデミーをおすすめしています。

使用しているテニスボール

本格的に打ち込んでいく中で学ぶことも多そうですね。

勝つことを目的として頑張るのですが、当然ながら上手くいかないこともあります。その時に、自分がどうして負けたのか、どうすれば勝てるのかを自分で考えていく事で学びを得ることができます。それが「自立」ということにつながりますし、スポーツそのものがルールに則って行われていますので、低年齢でもスポーツマンシップ、正々堂々と戦うことを覚えて欲しい。ここでそれを実行することで、問題解決能力を身につけて、大好きなテニスというスポーツで日々成長して欲しいと思っています。

その他に独自の取り組みはありますか?

ジュニア指導風景

アカデミーでは、毎回、ジュニアたちには日誌を書いてもらうんですが、練習のやりっ放しは良くないです。振り返りができるものをこちらでちゃんと用意しておかないと、自己の成長を感じることができません。自己成長を感じればモチベーションは次第に上がります。チャレンジする相手が強いほどに毎回 敗北を味わうこともありますが、自分がどういうゲームをしたいのか、今のゲームはどうだったのか、勝っても納得いかず、負けても納得いくことを感じられるような指導を私たちはさせていただいています。あくまで我々指導者はサポーターで、主役は子どもですからね。また、ここのアカデミーで振り返りと改善の習慣を身に付けて、将来社会でも活かしてほしいと思っています。

テニススクールに通う人は増えていますか。

サーブ指導

当社全体では昨年対比で12~3%アップしています。特にジュニアですね。昔は保護者の方がテニスをされていて、子どもにもというパターンだったので、ご両親にテニスの知識があるケースがほとんどでした。ただ、今はテニスを知らない保護者の方も多かったり、子どもが始めたから自分も、というパターンもあり、昔とは状況が変わってきました。今は錦織選手活躍の影響が大きいですが、以前には「テニスの王子様」、上戸彩さん主役の「エースを狙え」の実写化の際にもブームがありました。いまの錦織選手ブームは、去年のUSオープンの前あたりからで、現在は極端に低年齢の子どもが増えています。低年齢の子どもたちにテニスの楽しさを伝えることができているのは、これは先ほどお話したPLAY&STAYというプログラムボールのお蔭です。「ノア・インドアステージ南千里」では、5歳から入会を受け付けています。

最後に、古江台エリアの魅力を教えてください。

山田の駅前は拓けていますし、近くにお客さんから好評のパン屋さんなどもありますし、「万博公園」はすぐ近くです。千里中央から彩都までモノレールが走っていますし、阪急千里線「山田」駅からは梅田にも出ることができます。空港にも新幹線にも近いですし、交通の利便性は非常に高いと思いますね。ここに通う生徒は、この辺だけとは限りません。箕面、宝塚、川西、西宮などから車で移動される方もおられます。古江台という街に限れば、高級住宅街ですので静かなところという印象です。千里ニュータウンの中の道はすごく整えられていますので、ゆったりとしています。万博のところに「ららぽーと」ができるともっと変わると思いますね。

古江台街並み

ノア・テニスアカデミー北千里

藤本 幸久さん(写真の女性はスタッフの押井 裕子さん)
大阪府吹田市古江台5-1-28
TEL : 06-6155-2637
https://www.noahis.com/kita-senri/
※この情報は2015(平成27)年10月時点のものです。

【タイトル】 所在地:大阪府吹田市古江台5-1-28 電話番号:06-6155-2637 https://www.noahis.com/kita-senri/

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